マドンナさんとの登校

今日から憂鬱な学校が始まる。そう皆大嫌いな曜日の月曜日だ。月曜日は学校が始まるから一番嫌い。毎週月曜日は祝日でいいよもう。さて、今日も朝の準備を終わり、まったり朝を過ごしていた。


ピンポーンとベルがなった。あいつ《優雨》かな?でもいつもこんなに早くは来ないはずだが・・・郵便でもなさそうだしとりあえず出てみるか。


「はーい、少し待ってくださーい」


ドアを開けるとそこには女の子が。俺はこの子を知っているていうか学校でこの子を知らない人はいないと言われている子である。


「お、おはよう、阪宮くん!」


「おー、おはよ。どうしたんだ?学校一の美少女様がうちの家になんか用か?」


「だから学校一じゃないってば!えっと・・・特に用はないけど・・・あ、たまたまここを通ったんだよ。そこに阪宮くんの家があったから寄っていこうと思ってたの!」


「へー、空さん電車通学なのに?わざわざこっちまで来てくれたと・・・」


「た、たまたまだよー」


「ほんとかな〜?俺んちは駅まで10分近くはかかるのにね。大変だった?」


「た、大変だったよー、阪宮くんのお家が遠くて・・・」


「最初から俺の家に来ようとしてたんだね」


「・・・!そ、それは違くて・・・」


あー、空さんからかうの楽し。さて、そろそろいい時間なのでカバンをもって学校に向かうとしますか。


「・・・どしたの?」


「え・・・あ、その・・・」


「・・・一緒に行く?」


「で、でも優雨さんは?大丈夫なの?」


「優雨?あ・・・多分大丈夫だろ」


前までは遅れてくることが多かったから別に空さんと学校行っても大丈夫だろう。

横並びは危ないので縦に並ぶ。横並びは通行人の邪魔になったりするのでなるべくするのはやめよう。


「見てみて!ちゃんと手を上げて信号渡ってるね!」


「あれみるの初めて?空さんもやってみる?」


「そうですね、阪宮くんもやりましょう!」


俺は別にやりたいと思ってないがと言おうとすると罪悪感が湧いてくるのでなんとか我慢する。


「えへへ、小学生に戻った気分です〜」


「俺から見れば空さんは小学5年くらいに見えるぞ。他の人から見たら全然高校生に見えると思うけど」


「・・・そんなに私子供っぽいかな・・・」


「うん、子供ぽい」


空さんと他愛もない話をしながら学校に向かう。今日はどんなことが待っているんだろうね。さて


ーーーーー


今俺はどこにいるでしょーか。はい、時間切れー。正解はここ保健室。別に怪我をしたわけでもなく具合が悪いわけでもないこれは皆の大好きなサボりという伝統芸のである。


ただ俺は三大欲求の一つにどうしても抗えずこうやって寝っ転がっている。あー、皆が頑張っているときのサボりは最高だな。まるで人に金で食う焼肉さいこーというわけだ。


だが、何故か俺が起きたら布団がもっこりと盛りあがっていた。流石に俺はそこまででかいわけでもなくまずこんぐらいだったら大変だろ、俺的には今のサイズで満足しているつもりだ。


まあ、中身は優雨なんですけどね。・・・なんでいるの?


「なぜここに?」


「拓人が保健室に行ったって言うから私は様子を見に来たのでしたー!ぱちぱちぱちー!」


「それで?なんで布団に潜り込んでるの?俺の体温で温まった布団が恋しかったのか?」


「うん」


即答。これは流石に重症だ。今のうちに精神病院を探さないと・・・


「ねえ?なんでスマホ見てるの?」


「お前にピッタリの精神病院を探しているんだ・・・お、ここなんかどうだ?安いぞー?一人一部屋1LDKベッドがついてくるってお得だぞここ」


「病院なのになんでアパートみたいな条件がでてくるの?」


だって、俺こええもん。近くに病院があるところを探して優雨を病院で生活させよう。ふたりきりは怖いからな。


あ と が き

作者です。深夜テンションで書いてるときといつものテンションで書いているので文が少し違うところがあるのでご注意を!

あと今月は投稿は土日ですが投稿時間は遅くなると思います。申し訳ございません。


作者

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る