TNG S2-9 人間の条件
TNG S2-9 第35話
邦題:人間の条件
原題:The Measure of a Man
あらすじ……艦隊の科学士官マドックスが、
データの複製を作るために分解調査を希望した。
ピカードはアンドロイドの権利を主張して、審問でマドックスと論争する。
コメント
データ
「艦長。ラフォージ中尉の義眼は、
人間の肉眼よりもはるかに優れていますよね。
それではなぜ、
士官全員の目をサイバネティクス技術によって、
同じ義眼に替えないんですか?」
(ピカード、顔を背ける)
データ
「なるほど、わたしが人間ではないからですね」
ピカード「もうよそう、データ……」
マドックスさんによると、心を持つものに必要な条件とは、
「知性と自己認識力、知覚力」
だそうです。
知性とは、「理解能力と学習能力、
そして状況に対処する能力がある」、だとか。
データには、知性もあるし、
自分が人生をかけた査問会にかけられていることも認識しています。
もちろん知覚力もある。
マドックスさん、人間の条件を3つに絞ったのが
マチガイのもとかもしれませんね。人間は、もっと複雑で奥深いものです。
マドックスさんに聞きたい。
知性がある=心があるとなったら、
重度の知的障害者には心がないのか、人間ではないのか。
ピカード
「人間だけが自由を享受しつづけ、他者の自由を剥奪していいのか」
アメリカの番組なので、あくまでも自由がテーマです。
こういうのを見ると、日本の校則がどれほど馬鹿らしいか、
しみじみわかります。
第一に、生徒の知性を信じていないものね。
硬直化したルールを押しつけるばかり。
人間としての権利を主張しても無視される。
学校側にも、ピカードのような熱意のある
教師がいてほしいと思うこのごろです。
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