TNG S1-13 アンドロイドの裏切り

TNG S1-13 第13話

邦題:アンドロイドの裏切り

原題:Datalore

あらすじ……データの故郷、惑星オミクロン・セータを訪れたエンタープライズはアンドロイドの部品を発見、艦内で組み立てられたアンドロイドは、しかし、ローアと名乗り自分はデータの兄弟だと言う。

コメント

データ

「人を楽しませるのが重要なことだと思うのか」

ローア

「重要じゃないかい?」

データ

「もっと重要なことが、ほかにたくさんある」

狭い知識に満足せず、

もっと膨大な知識が欲しくないか、と

誘惑するデータの兄ローア。

データはあっさり彼に屈してしまいます。

その裏に、陰謀が隠されているとも知らず……。

樹氷のような生命体とローアとの取引を

ローア以外の誰も知らなかったはずなのに

なんでまた、ウエスリーが勘づくのかな。

シナリオ上のご都合主義かもしれません。

それでも、説得力はありました。

階級の違いのためウエスリーの説明が

艦長や副長から拒否されるあたり、

話として非常に盛り上がっていて

面白かったです。

ウエスリーが自分の若さのせいだと

思い込むあたり、

工夫されていると思いました。

このエピソードで感じましたが

このシリーズはウエスリーの

成長物語でもあるんでしょうか

一度見てるんですが、ほとんど忘れてるので、

先が楽しみです。

また、今回のローアの振る舞いを見て、

<これが「人間的」だというのなら、

人間って何だろう>と思いました。

データはまだまだ人形ぽいですが、

副長の言うように

「バランスが取れている」んですね。

そのバランスとはなにか。

命を捨ててまで信念を貫くこともあるのが人間という存在。データもまた、そういう人間になるのでしょうか……。

データの行く末も気になります。

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