第42話 赤い小竜との対決とリアンの退場
部屋の壁にエイルは追い詰めらられたままの状態
リアンは‥
「私は自分の気持ちを誤魔化すのは疲れた」「エイル、お前を私は愛してる」
「リアン兄さん!」「私を許さなくていい」
そうして見つめて次には唇を重ねる。
「いや!離して兄さん」
エイルの悲鳴に アーシュこと子竜は体当たりで扉をぶち破る!
部屋の壁にエイルを押し付け左手でエイルの両手を羽交い絞めして
無理にキスを交わしている姿に
赤い子竜の姿をしたアーシュは怒り狂う。
ゆっくりと口を開け 焔 巨大な炎の塊を
リアンに向けて吐き出す!
リアンはうっすらと瞳を向け、短く呪文の詠唱
炎の塊は砕けたようにいくつもの小さな塊に変わる
それらを素早く払いのけ、
さっと、足や衣で、消し去ると
邪魔をするなと言わんばかりに 子竜の前に立つ。
突然の出来事に口元を両手で、覆い
エイルは瞳を大きく見開いたまま
泣きながら座りこむ。
再び炎を吐き! その攻撃を無効にされるや
今度は小さな身体である事を武器に
首元を狙い、牙で襲いかかる。
「お願い やめて!!」
今度は動きを止めた子竜を両腕に抱きしめる。
「リアン兄さん、お願い 今日は黒のお城へ帰って!」
「お願い」
後ろを向いたまま肩を震わせ、その言葉をどうにか紡ぎだす。
「分かった。 すまなかったエイル」扉から出てゆくリアン。
「あれ?リアンさんワン?」
「ワン子君」リアンは微笑して
「すまないが、ワン子君、エルトニアの事を頼んだよ」「え?」
「じゃあ」と手をヒラヒラさせるリアン
「あ、いちゃったワン」
次にエイルに問いかけるワン子
「どうしたんですか?ワン」
「ん、なんでもない 魔女の家に戻って、アーシュを元の姿に戻そうね」
腕に抱きしめた子竜ことアーシュに笑いかけるエイル
いよいよエンデングにむかってGOなのだワン!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます