第4話 雨と小学生の頃の私
雨が降ってくると、小学生の頃を思い出します。今回は、私が小学生の時の思い出話です。
今とは大違いで、傘をさすことがそれほど面倒くさくならず、水たまりもバシャンバシャン水しぶきをたてながら豪快に歩いていました。
朝は2軒、友人のお宅に寄っていました。どちらのお宅も犬を飼っており、玄関付近に犬小屋が
あるのです。1軒目のお宅の犬小屋は、プレハブの下にあるので天気に左右されません。しかし、2軒目の犬小屋は、お庭の土の上にあるので
犬が大変そうでした。普段土を掘って涼んだり、遊んでいるがゆえに雨の日はプチパニックです。犬小屋の正面に大きな水たまりが出来き、
水が苦手な犬なので外に出たくても出られず、
心なしか震えていました。
学校に着くと、校庭で遊べないので全員
教室にいて、とても賑やかだったのを覚えて
います。授業中も雨の音のせいか退屈しにく
かった気がします。
帰りは、肌寒い中遊びながら徒歩で下校
するのですが、何となく寂しくなるのです。
途中から友人のお宅に着くと、1人で歩かなければならず、薄暗い天気の中お家の灯りが
暖かそうで、自分だけが寒い中にポツンといるかのような気持ちになっていました。
やっとの思いで自宅に着くと、母が出迎えてくれます。迎えに行きたがる母を押し切って、
徒歩を選んでいたのですが、自宅に着いた時の
安心感といったらこの上なかったです。
明るい室内で雨音を聴きながら、母と食べるおやつの時間はとても心地良く、安心できました。
そんなことを思い出しているうちに、時間が
あっという間に過ぎてしまいます。少し寂しく
なってしまったので、夫の帰りがいつもより待ち遠しいです。
今日のお夕飯は生姜焼きにしようかな。けれど
台所に立つにはまだ少し早く、雨で夜のお散歩(最近の夫との日課です)も行けないので、
ランニングマシーンでウォーキングでもしようかな。
雨の日のお家時間の楽しみ方を、もっと見つけていきたいです。今を全力で楽しむぞ!
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