第2話

僕は走って演習場に向かった。戦況は刻一刻刻一刻と悪化している。急ぐ必要がある。僕は皇族として帝国を守る必要があるし、いざという時は盾となって戦う必要がある。

そして僕が軍本部を出てから10分後遂についた。思ったより時間がかかった。

「殿下、ここに新兵2100名集めました。」

「そうか。」

僕は段に登った。

「其方らにはこの指輪を貸す。戦闘機に乗り込んで出撃致す。」

全員敬礼で返してきた。そしてフライトスーツに皆着替えると僕は魔法で1人1人に指輪をはめて戦闘機を出した。僕自身も戦闘機に乗り込む。しかし僕には特別だ。指揮官用のなのだ。此処では人工的に作られた知能が自動制御システムとして搭載されている。自動制御システムが攻撃などを全て補佐する為乗るのは1人でいい。今回は時間がないからしないが僕はこの戦闘機のモデルもコピーして一個5機の小隊を作成予定だ。僕らは滑走路を順番に使って飛んでいった。僕は魔法で探知してそれぞれの戦闘機に適当に指示を出す。一軍は何個もの小隊に分かれて進んでいく。彼らの指揮は僕を助けてくれる人工知能がして僕は目の前の敵にただ対峙するだけだ。少し行くと敵戦闘機が多く見えてきた。1万機は軽くあるだろう。僕らの飛行機に比べると性能が低い。いくら数が多かろうが僕らの方が強い。そもそも僕の飛行機を操るテクニックはかなりすごい。幼い頃より軍人として訓練をしてきたし若くして元帥に就任した。僕は戦闘機の操作においてはエースパイロット以上の実力がある。




敵10機が僕を目掛けてやってきた。僕はミサイルを目標に設定。僕のミサイルは精密誘導ミサイルだ。敵は確実に撃てる。それを9機分やった時だ。結界が壊れた音が聞こえた。もうミサイルをセットする時間はない。僕は向きを急いで変えて銃戦を開始した。そして気づいた。僕が包囲されたことに。敵と僕はなるべくたくさんの銃を発射した。その傍ら密かにミサイルも発射した。結界が壊れたのは敵の多くの銃に狙い撃ちされたからみたいだ。そして遂に僕は全ての敵を倒した。この戦いで敵空軍は壊滅的な被害を受けた。敵は渋々、自国に帰ってくれた様だ。そしてそこに、旧来の戦闘機が襲った。殆どの戦闘機は我が国の領土の骨を埋めることになった。その結果は僕らには何一つ被害なく敵機全て撃墜することができた。結界を張ったことも助かった様だ。


この後も僕の戦闘機は大活躍した。僕は何個もの隊を分けて各戦線に行かせたし敵の防空戦力はもちろん防空兵器も完璧に潰して、陸上戦力や海上戦力も徹底的に破壊した。その結果敵の兵力はどんどん溶けていったし、僕等は奪われた国土を取り返していった。そして僕の国は戦争に勝った。僕は努力が報われた感じがして、嬉しかった。そして僕は戦勝のこうを兄上に褒められた。褒美に皇族の身位のまま大公の爵位と領地を貰った。これは異例なことだ。皇族大公とはとても格が高く、格としては皇太子と対等だ。皇位継承権上では低いといえど、兄上は僕を高く評価してくれていると言うことだ。僕は大公に任じられたことよりも、尊敬している兄上から褒められた方が嬉しかった。しかし僕には悪名がたった。今回の戦争であまりにも僕が敵軍機を撃墜しすぎたし、陸上や海上の兵力も、倒した為悪魔の皇弟と呼ばれるようになった。しかし平民達には救国の英雄とも言われた。悪名と褒められで評価されているのかわからない状態だったが僕は気にしなかった。そして貴族令嬢から怖がれるのだ。ただし貴族令嬢はうざかったので僕的には逆に助かった。それに僕はまだ若いから結婚なんてすぐしなくても大丈夫だし、皇帝ではなく、気ままな立場なため、結婚できなくても大丈夫だ。僕が結婚できるのは恐らくだいぶ先の話だ。


(終了)





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面白かたったですか?

これは気まぐれに勢いで書きました。

面白かったら星、ハート、応援コメントなど待っています。

初めての完結できた連載?作品です。

他の作品も読んでくださいね。

甥の後始末を押し付けられた

https://kakuyomu.jp/works/16817330653461101359

日本が危機に?第二次日露戦争

https://kakuyomu.jp/works/16817330653712748579

第二次日露戦争が1番似ています。これも戦争の話です。あと日露も完結しました。(8月に完結したばっかりです。これは加筆時に書いています。)

リアスタヤ大公

https://kakuyomu.jp/works/16817330654316375218


加筆後

最新作です!8月に日露が完結した後開始しました!

影の最強!!隠された特殊部隊Козак України

https://kakuyomu.jp/works/16817330653501922727

こちらも軍系です。戦争といってもタイトルどうり特殊部隊ですが、作者の趣味の影響で主人公がイギリス王族という設定になっています。ただしそこは重要ではないので気にしなくていいですが。ファンタジーではありませんが結構似ているとは思います。また、日露の後継作なので系統が結構一緒です。


軍事系の短編

https://kakuyomu.jp/works/16817330656332379169

こちらはまさに名前の通りです。1話完結型で一個一個のストーリーが変わっています。なので物によってはこれに似たものがあるかもしれません。是非読んでみてください。こちらも結局は戦争とかが出てくるので。それに1話完結だから短くて読みやすいと思います。不定期更新です。

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悪魔の皇弟殿下ー若き英雄の物語ー 今川銀杏 旧名:杏 @2023219254

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