カクヨム作家さんに聞いてみた
イカワ ミヒロ
カクヨム作家さんに聞いてみた
第 6 回 『顕微鏡』のプラナリアさん
はじめに(プラナリアさん)
『カクヨム作家さんに聞いてみた』も第六回を迎えました。いつも読んでくださる皆様、大変ありがとうございます。この場を借りてお礼を申し上げます 🙇♀️ 🙇 🙇🏻♂️
さて、六回目の今回は『顕微鏡』を書かれたプラナリアさんです。
『顕微鏡』は、遠矢泉という中学生の少女の視点から描かれます。中学校に入って、誰もが感じたであろうあの世代独特の交友関係の危うさが繊細な筆致で綴られます。場面緘黙症なのか、教室では誰とも交わらない御手洗真。そして自律神経失調症で学校を休みがちな木原千津。そんな彼らを思いやりながらも、教室で浮かないように手を差し伸べきれない泉。小学校より努力を求められる学校生活、と同時に足並みを揃えないと置いていかれたり、仲間外れの憂き目に合う気の張った毎日の中で、泉の戸惑いや後悔を通じて読み手は自身の当時の記憶をまざまざと呼び起こされます。そして、自分を振り返って、あの頃、自分は他人に優しくできていたのか、自分は人と付き合えていたのか、深く考えさせられる作品です。
『顕微鏡』は、こちらから読めます。↓
https://kakuyomu.jp/works/1177354054892444539
プラナリアさんは、『顕微鏡』のほかに『鰆区役所物語』(https://kakuyomu.jp/works/1177354054895000212)というお話も書いているんですが、どちらも社会的な枠から少しはみ出してしまった人たちをどんなふうに救済できるだろう、果たして差し出した手を取ってもらえるのだろうかという点が共通したテーマのように思います。
プラナリアさんの作品はどれも大変に繊細で、こんなに容赦なくずばっという私がインタビューしていいんだろうか、気を付けて行こうと思っていたのですが、いや、相変わらずの調子になってしまいました……。さらに、途中からこちらの方がたくさん語ってしまって、いや、全然インタビューじゃないだろ、これ……と思いながらお話を伺っていました。
ということで今回、読者の皆様におかれましては、インタビューというよりは公開書簡だと思って読んでいただければ幸いです 🙇♀️
それでは、プラナリアさんへのインタビュー始まりです!
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