Q16 & Q17: 執筆について(2)
Q16
だいぶ推敲に力を入れていらっしゃるようですが、推敲の際にはどのような点に注意しますか? どんな方法で推敲しているのか教えていただけると嬉しいです。例えば、しばらく寝かせてから読み直す、とか、XX に注意しながら読む、とか……。よろしくお願いいたします。
A16
何度もひたすら読み返します。細かく読み返して行くうちに「あー、こうしたほうがいいじゃん!」となって、そこを変えると、関連して変更する場所が出てきて……とやってるうちにかなりの時間が経ちます。それを繰り返しながら最後まで推敲する。もう一度最初から読み返す時にはすでに1カ月くらいは過ぎているので、また粗が見えてきて……の繰り返しです。
大きな書き直しは、公募に落ちた時にやります(笑)。下からひっくり返すくらいの大手術です。そうすると別物に変わるので、それをまた公募に出します(笑)。
「川崎くん」は、最初のを入れると3回落ちていて、カクヨムコンを入れると4回落ちてることになります。なので今回もすでに推敲を入れてます。
次回作「川崎君の華麗な活躍」を書き終わる時点で、話の整合性を保つためにさらに推敲しなければならないのではないかと思います。ただし、今回の推敲は、「活躍」が控えているのでそれほど大きな推敲ではないです。
ちなみに「川崎くん」のもとの話は「倒産する会社の社員たちの苦悩、憤り」を描いた群像劇でした(笑) そして、最初のバージョンの川崎くんのタイトルは
八月のナイトメア―丸高商事、消ゆ―
で、川崎和也は鉄鋼貿易部の第一課長で、妻子持ちの四十歳でした。梁瀬は経理でしたが「どうしよう」と、オロオロするだけの女子社員だったのです。変われば変わるものです。(笑)
(イ)
細かく読み直していく、というのが月森さんのストイックさを感じさせます。自分の書いたものになかなか客観的な視点を持つのは難しいと思うのですが、読者の気持ちになって読み返すことができるんでしょうね。
. . 𖥧 𖥧 𖧧 ˒˒. . 𖡼.𖤣𖥧 ⠜ . . 𖥧 𖥧 𖧧 ˒˒. . 𖡼.𖤣𖥧 ⠜
Q17
ご家族もいらっしゃってお忙しそうですが、小説はいつ書いていますか? 書いている媒体 (PC やケータイなど) やソフトウェアがあれば教えて下さい。
A17
うちはもう子供が大きいのでそれほど手はかかりません。ダンナが出張で家にいないことが多いので、ダンナが家にいるときは食事以外の家事は全部ダンナにやらせてます(笑)。
執筆は、アマゾンで一番安かったPC(今はacerというやつ)とかiPadですね。作品はそれほど多くないのに、推敲の量が多いんでキーボードの壊れる回数が多くって!
(イ)
久々に帰ってきた旦那さまが甘えたがっている横で、キーボードがちがち打ってる月森さんの姿が目に見えます……。
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