クラフター作戦会議をする
今日ものほほんっとCAOをプレイする予定だったのに、そんな充実した予定を崩してきたのがCAOニュース! 私たちの拠点を調査するべく攻略組が乗り込んでくるそうです。持ち主だとばれたくないけど、攻略されて奪われたくないという気持ちが交互に襲ってきます。私の中の天使さんと悪魔さんがどんどん誘惑してきて思考回路はパンク寸前です。次第に考えすぎて手に持っているマグカップの中に入ってるティーがぐらぐらと揺れてこぼれそうになってきました。一人なのに動揺してあたふたする私一体どうすればいいのでしょうか。
「それでティーをぶちまけるて、コップも割ったのね? 一人であたふたせずに待つことはできないのかしら? ほら服にこぼれてるわよ? こっちに来なさい拭いてあげるわ」
「そんなに子供扱いしないでください。自分でできます! 待ってください口をおおあわないでくださいあああ」
「少し静かにしなさい。CAOのクワナは園児みたいにわがままで落ち着きがないわね」
さて、茶番はここで終わってようやく会議ができます。集合してからリアル時間にして3時間経過しました。
「ティータイムにしませんか? 喉が渇きました。今日もパンを作ったのでデザート代わりにしてどうですか?」
「これじゃいつものペースになりそうね。でもパンの美味しそうな匂いを嗅いじゃうと食べたくなってしまうわね。5分だけ休憩しましょう」
さらに2時間後
「ティータイムにしませんか? さっきのパンがまだ残っています」
「そうね」
さらに1時間後
「ティータイムにしませんか?」
「いい加減に会議を始めましょう」
「はい」
6時間もティータイムして雑談をして繰り返して進歩状況は0! 時間だけが過ぎていくとはこういうことなんですね。でもちひろは注意できる側ではないですよ! だって私よりパンを美味しそうに頬張って食べていたんですから!
「私たち二人で防衛なんて絶対にできないわね。実力もそうだけど人数で圧倒されて何もできないし、攻略組って確か大会優勝した二人組もいるらしいわね。どうやっても勝つことは厳しいと思うのよ。だから仲間をつくるのはどうかしら?」
「それはどういう意味ですか? 私たちのほかに人を増やすということですか?」
「ええそうよ。戦えそうで実力のある二人を知ってるでしょ? その二人に声をかけてみるのはどう?」
「そうですね! あの二人ならきっと力になってくれそうです。お茶したあとに連絡してみますね! きっといい返事をくれると思います。
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