第13話
今朝も三人仲良く朝食。
「ったく、昨日は酷い目に・・・」
「なによぉ、ヒールしてあげたでしょぉ?」
「ヒールじゃ弾丸は補充されねーんだよ!」
「あ、そっか!ごめーん!」
「そんな状態であんなに頑張ってくれてたんだ、うれしい」
「頑張らざるを得ないようにしたのは君たちなんだけどね!」
ヤってる時のテニアのエロさは、ヒルメイのマイクロマシン製のアソコに匹敵する刺激を俺に与えてくる。
こりゃ早いとこ不死にしてもらわんと、二人の相手でマジで死ぬぞ。
「んで?この後すぐアテニア本体に行くのか?」
「そうね。あーそれから術後に地球のシステムに引っ越しの挨拶に行ってくるね。彼に相談したいこともあるし」
「引っ越しの挨拶(笑) んで相談って?」
「わたしとテニアが日本に合法的に住めるように」
「大丈夫か?合法的ってことは日本政府と交渉するとかだろ?」
「そうなるわね。彼が許可してくれれば、あとはなんとかなると思うよー」
「あとでどんなことやるのか聞かせてもらうよ。でも俺が危ないって思ったらその話は無しだぞ?」
「わかったー!じゃあ行こっか!それとも行く前にもうちょっとHしておく?」
「もう弾丸無えよ!テニアも残念そうにすんなっ!」
底無しだなこいつら!
二人が現れたときみたいな光に包まれ、一瞬の浮遊感の後に光が消えるともう転移完了。
普通では体験できないことなのだが、そこまでの感動は無かった。
まあ二人の転移するとこ見てるからな。
アテニアは直径30mの球体。これだけで世界の管理をしているのかと思ったら、アイテムボックスの要領で亜空間に直径5kmの球体があり、そこと繋がっているのだそうだ。
こちら側にあるのはコールドスリープや遺伝子操作、医療関係に使う施設で、それ以外は亜空間にある。
メンテナンスは、とても短いサイクルで定期的にユニットごとに交換している。ユニットを3Dプリンタの要領で作成、それを転移で交換する。そのため分解不要。短いサイクルで交換するため、故障が起きることはほとんど無い。
材料はと聞けば、無限とも思える量が分子の状態で、同じく亜空間に収納されているとのこと。廃棄物も分子まで分解してそちらに回す。稼働可能な時間はほぼ無限だそうだ。
エネルギーは聞いたがよくわからない。○○○の反対?地球には無い言葉なので、人類はまだ知らない技術なのだろう。
「原爆と水爆でわかるように、核分裂より核融合の方がよりエネルギーを放出するでしょ?そんな感じー!」
全然わからん。
手術台に横たわる俺。ちなみに重力はある。遠心力じゃなく、発生装置があるそうだ。
「三日も話せなくなるの、さみしいな・・」
「三日なんてすぐだよ」
テニアとキスを交わす。そう、術後三日間は眠らされる。目が覚めるのは四日後だ。
「わたしもちょっとさみしい・・・けど、ずっと一緒にいるためだもんね!手術はまかせて!」
「よろしく頼むな」
ヒルメイともキスを交わす。
酸素吸入器のようなものが口元にあてられ、意識が遠くなっていく。
「あ、ダーリン!ついでに絶倫にしておくねー!」
おまえそーゆーことは前もって・・・・
俺は眠りについた。
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