第29話
人の想いが現代科学を超越する現象。例えば、核のボタンが押され、ミサイルが空を飛び交い、落下する前から人類全ての死滅がほぼ確定された後、たった1人の少年が幼い自分の妹のことを想い、それを粒子αに込めて加速器にかければ、ミサイルがただの鉄板に変わるかもしれない。これがどれだけのことか。人の想いが、どれだけのことを引き起こすか。知ってほしい。
私がそこまで言うのは、この私もまた、Aを励ますために声を与えられた存在、紛れもない、人の想い、そのものだからである。
アルデバランの偏蝕 @kasukana
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます