第10話
その後、Aは変わり果てた息子を見つける。息子は複数回殴打され、顔がバスケットボールぐらい膨れ上がって死んでいた。少年たちはトドメを刺していたのだ。少年2人は名乗りでなかったが、捜査によって特定され、事情を聞かれると犯人に逆恨みされるのが怖くてこれ以上事件に関わらないように逃げたと話した。また犯人の特長を1人ずつ聞かれた時に背丈等は打ち合わせしていたが、顔つきについてバラバラのことを話してしまい、右側頬にだけこぶのような肉つきがあり、常に笑っているように見える三日月型の細い右目と、飛び出てきそうな丸い三白眼の左目をした左右非対称でいびつなモンタージュ写真ができてしまった。
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