4.木漏れ星

春の夜風 まだ冷たくて

てのひらかざして

君のぬくもり 恋しいと

いいわけ探してる


星の数 かぞえてみたけれど

めんどくさがりやの君なら

きっと

「馬鹿じゃないの」

なんて笑うかな


月明かり 照らされて

小さな羽根よ

もっと綺麗に輝くように

今 流れ星となって

君の目に

映りますように






季節外れの雪 降り積もり

靴のさき押しあて

君のあしあと 愛しいと

色づけるように


雲のすきま のぞいてみたけれど

届かぬ想いが君の元

きっと

「届いてますか?」

なんて怒るかな


昼間の月 隠れても

夜になったら

きっと強く輝いてるから

そう 流れ星に乗って

君の元へ

飛んでいこうかな






辿り着いたら

ずっと木漏れ日に消えてた

星空のぬくもり探して

君をまた

思い出そうかな

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る