シェア付利ー④
次の日母親が家に来た。
「あんた!部屋散らかってるじゃない。おまけに淫らな格好してるし。大学は大丈夫なの?」
今まで母親に対して怒りとかの感情は一切になかったんだけどなぜか今日は無性に腹が立ったの。
「大丈夫、お母さん。明日出るから、大学。」
「どうせ、嘘なんでしょ!貴方ね、聞いたわよ。大学停学になったんでしょ!もうだから一人暮らしはいけないって言ったのに」
なぜかこの言葉に激しい憎悪を覚えた。
私の手は瓶を掴んでいた。
そして私は言ってしまった。
「さっさとお金やれよ、ばばぁ!」
そして瓶を頭に振ってしまった。
その日は視界が赤くなっていた。
「充血したかな。温かいけど。」
「あっ!こんなところにバックが有る。誰のだろう。ってえ?五万円とクレジットカードあるじゃん。ヘヘヘ、これで電子マネーふやせるね。」
私はそこからの記憶を覚えていない。
う〜ん
たしか、、、、
五万円を電子マネーに使って直ぐなくなったから、、、
え、こんなところに人形さんある。
「そうだ、いいこと考えた。バラして売ろう。私天才じゃない?」
ただ、鋸でバラすのは大変なので
「こんな時にシェアフリーつかえるもんねえ」
そう言って検索にかけ心臓、臓器、目、肢足、髪、歯など袋詰めのやつを買った。
「やっと邪魔な人形さん片付けられた。今日の私も頑張った。」
そしてウン確か〜
いかついオッサンに売ったかな?
そして五百万貰ったかな?
んで、電子マネーに使う。
「私は神よ、これさえあればなんだってできる。」
って待て待て!
「いいこと思いついた」
私はいかついオッサンを買った。
そしたらいかついオッサンが家に来て困惑してたから
「今、どんな人形がオッサン達の中で人気なの?」って言ったら
「うううんと若者と子供かな?特に若者のパーツは高値で売れる。」
「オッサン何歳?」
「34」
「若いのね」
私はシェアフリーでポチった。
扉の叩く音がした。
そこには赤い何かがあった。
そしてオッサンは人形になってしまった。
「たぶんこれは八百万いくわね」って言った。
その後はねえ
お金作るために
街の人を人形にしていって結局、バラしてパーツ売りさばいて1年後に私大金持ちになっちゃた!
勿論高級車つきよ♪
奴隷もいるの
まぁお金だけど
私の周りは皆お金なの
私の財布はこの世界
やっぱりシェアフリー最高だわ!
その頃
警察署では
「なんか、最近不審死遂げてる人多くないすか?」
「なんか変だな。」
2人の男が缶コーヒーを飲みながら喋っていた。
「吉野、お前神を信じるか?」
「なんすか急に?紫水さん。」
「いや、気にするな、なんかうんなんというかこの不審死は跡形もないから存在自体が抹消されてる感じがするんだよね。死体もないしそんなことできんのかな人間。」
「そうっすね。でも先輩最近こんなアプリみつけたんすよ」
「なんだそれシェアフリー?」
「そうっす。これ例えばコーヒーポチると....」
「何もないやないか」
「先輩後ろ」
「あん?」
コーヒーがあったのだ
「神おるやんこれ」
「そうですねえ便利すぎて怖い」
「っておいちょとまてい」
「なんすか先輩」
「なんか気づくことねぇか」
「先輩もこれ欲しいんでしょ?」
「ちゃうわアホ」
「えー」
「それだよそれ、神はそいつしか成せないだろちょいかせスマホ」
「ちょっ先輩」
「やっぱりよ、ホイこれ」
「人間の臓器、心臓?」
「神を使う人間おんのかよ」
「先輩止めないとこれヤバイすよ。」
「おん、そうやな。」
何とも奇怪な小説 皇 遊李 @gfv14579
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