三鷹寛蔵①

標蔵は道路標識協会の設置課に着いた。

設置課で受付をしている人に一礼した。

「すでにあなた様の事は理解しています。私は設置課の花山と言います。

標蔵さんの本名はええっと、この資料の名前で間違いありませんよね。」

はい。

「では'三'鷹'寛'蔵'さん。心の準備はいいですか?指定地域は

ランダムとなっております。」

標蔵いや三鷹寛蔵は花山の方を見て唾を飲み込んだ。

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