第四十四話
すると俺たちのキャラの集中攻撃を
残るはバズーカ
『タタタタタッ、タタタタタッ……』
もちろん俺たちも、それに続いた。
『パン、パン……』
『ドパアン、ドパアン……』
『ドウ、ドウ、ドウ、ドウ、ドウ……』
『ドゴーン、ドゴーン……』
すると
そして更に
「やった! 五人の敵キャラを、
だが伊留美は、
「気を
それを聞いて、俺も警戒した。そうだ、まだボスキャラがいるはずだ。くっ、喜んでいる場合じゃなかった。すると聞き
すると下部にはキャタピラが回っていて上部には
「さー、出ました、決勝戦のボスキャラが! しかも三台です! 戦車の大砲に当たると、ライフは一気に五つ減ります。つまり
俺は思わず、
「ふざけんな! 戦車が三台だと?! しかも大砲に当たると、一気にライフが五つ減る?! しかも弾数は無限?! ふざけるな、ふざけるのもいい
しかしやはり『れる』は、何も答えなかった。俺は右こぶしを、テーブルに
くそっ、その通りだ……。
「取りあえず、戦車の大砲が自分に向けられたら、逃げた方がいいな。一発でもあたると、即死だからな。そしてまずは、バズーカ砲で攻撃してみる。戦車でもバズーカ砲なら、ダメージを与えられるかも知れない」
そして建太のキャラは、戦車をバズーカ砲で攻撃した。
『ドゴーン、ドゴーン……』
すると戦車は、大砲を建太のキャラに向けた。だが建太のキャラは右に移動して、攻撃を続けた。
『ドゴーン、ドゴーン……』
それを繰り返していると何と、戦車が消滅した。建太が戦車を倒した!
すると伊留美は、叫んだ。
「くっ、建太に先を
伊留美の
「戦車なんて絶対に倒せないと思ったけど、倒せるのね!」
「そうですよ! 戦車はあと二台です。がんばって倒しましょう!」
そして俺たちは、一番近くにいる戦車に集中攻撃をした。倒せる、戦車でも倒せると思いながら俺たちは、攻撃した。しかしその戦車は、建太のキャラに攻撃した。戦車の大砲を喰らった建太のキャラは、消滅した。建太は、
「ふん、やはりこのゲームは、クリアできないか……」
そして次の
「け、建太ーー!!」
だが建太は、ピクリとも動かなかった。くっ、建太が死んだ?……。バカな、俺たちは最強のチームのはずだ。俺たちなら優勝して、それぞれ一億円を手に入れられるはずだ。それなのに……。すると伊留美は、叫んだ。
「皆、集中して! 今は、目の前の敵を倒すことだけを考えて! 戦車も攻撃すれば倒せると教えてくれた、建太のためにも!」
その言葉で俺も、集中できた。そうだ、建太のためにもこいつらを倒す! そして俺たちが、このクソゲーを終わらせる!
そうして俺たちは戦車に、集中攻撃を続けた。戦車の大砲が向けられると位置を変えて、集中攻撃を続けた。だが戦車を、なかなか倒せなかった。くそっ、やはり攻撃力が高いバズーカ砲が無いと、戦車を倒せないのか?……。
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