第二十七話
俺はすぐに、
「きっと、このステージのボスキャラだ!
するとやはり、『れる』の
「はーい、皆さん! このステージの、ボスキャラの登場でーす! 武器は、ショットガンでーす!
俺は背中に、
皆も同じことを考えたようで、
『ドパアン! ドパアン!』
そして男の声も、響いた。
「ひいいい! た、助けてくれっ!」
だが俺たちは、自分のキャラを逃がすことで
だが、
「皆、今は逃げて! ショットガンが
俺は、思わず聞いた。
「弾切れ?! どういうことだ?!」
「さっき、説明があったでしょう? ショットガンは一度に十発撃てて、弾数は200発だって! つまり、二十回しか撃てないのよ。ショットガンは確かに強力だけど、弾切れになったらこっちのものだわ。だからそれまで、逃げ切るの!」
俺はなるほどと思い、叫んだ。
「よし、皆! ショットガンが弾切れになるまで、逃げきるんだ!」
そして俺たちは、ショットガンを持ったボスキャラから自分のキャラを逃がし続けた。それでもボスキャラは、ショットガンを撃ち続けた。
『ドパアン! ドパアン!』
俺は、
そして、その時がきた。ショットガンを撃つ音が
『ドウ、ドウ……』
攻撃は確実に、ボスキャラに当たった。だがボスキャラは、
『ドウ、ドウ、ドウ……』
するとボスキャラは、
『ドウ、ドウ、ドウ、ドウ、ドウ……』
ボスキャラは反撃せずに、通路を真っすぐに進んでいた。なので攻撃が当たり、また一瞬のけぞってライフを一つ減らしたようだ。俺は攻撃を続けようとしたが、ボスキャラが
だが俺には、
するとボスキャラはもう一度、右に曲がった。俺ももちろん自分のキャラを、右に曲げて追った。すると奴は、通路に面している部屋に入った。俺は少し、
だが、それがどうした。部屋に入ったのなら、もう逃げることは出来ないはずだ。俺ももちろん、部屋に近づいた。だがその部屋のドアの上に貼られているパネルを見て、俺は嫌な予感がした。そのパネルには、『
俺がどうしたらいいか
『ドパアン! ドパアン!』
攻撃をまともに喰らった俺のキャラのライフは一つ減り、残り二つになった。それと同時に左腕に、
俺のキャラが後退して通路を曲がると、
「こっちは危険だ! ここから逃げろ!」
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