第二十三話
俺は疑問に思って、聞いた。
「どうしてだ?」
すると
「いい? この手のゲームで
俺は思わず、
すると、『れる』の
「はーい、皆さん、こんにちはー! そろそろ第三回戦を始めるので、
くっ、もうすぐゲームが始まる。こいつと言い合いをしている、場合じゃない!
俺はデスクトップパソコンが置かれているテーブルの、真ん中のパイプ
ナイフとピストルとライフルと、マシンガン。俺は取りあえずマシンガンのアイコンをクリックした。すると『相手に五発、当てるとライフを一つ減らすことが出来る。
なるほど。第二回戦のボスが使っていたマシンガンと、一緒にようだ。俺はステージのボスが使った武器が、次のステージで使えるようになるのではないかと予想してみた。すると、
だがそれを考えていても、
さて、ゲームが始まる……。できれば伊留美としっかり仲間になっておきたかったが、仕方がない。俺は
この第三回戦で死ぬかもしれないという
俺は今度は
「ここで一つ、残念なお知らせがありまーす! このゲームに参加していることは他人に言ってはいけないと言ったのに、
くっ、おそらく警察に相談してペナルティ・スナイパーに頭を撃ち抜かれたのが、ここにいないもう一人の男だろう。だから伊留美がこのグループに、
と気合を入れたはずの俺は、固まった。パソコンの画面を見てみると、灰色の壁が続いている。どこだ、ここは? このステージの場所が、理解できなかったからだ。第一回戦のステージは、ガレキ
俺は、取りあえず俺のキャラを真っすぐに歩かせた。すると、T
しかも壁が金属製のようだ。ところどころに、茶色いサビがある。普通のビルなら、コンクリート製のはずだ。なるほど、ここはおそらく敵の攻撃にも
そう予想した時、俺は命の危険を感じた。マズイ! ここでは第二回戦のように、敵キャラよりも高い位置から攻撃することが出来ない!
俺は取りあえず俺のキャラを、T字路を右に曲がらせた。すると壁に突き当たり、また通路が真っすぐに伸びていた。くっ、やはりここは、どこも同じ高さだ。敵キャラより高い位置から敵キャラの位置を
しかも敵キャラに接近されて攻撃されたらマズイ! 遠くから攻撃できるという、ライフルの長所を
俺は、この第三回戦で殺されるのではないかという、恐怖と戦った。落ち着け、まずは落ち着け。今、俺がするべきことは何だ? 下手をすると敵キャラから、集中攻撃されるこの
そして結論を出した。まずは仲間と、
俺は俺のキャラを、灰色の通路を
「きゃはははは! まずは一人、殺しいいいい! さあ、どんどん行くわよおおおお!」
俺は一番右に座っている、伊留美を見た。伊留美は右手で、ガッツポーズをしていた。もう、一人、倒したのか……。さすが『スコーピオン』で国内ランキングの一位、そしてまだライフを一つも減らしていない奴の実力か……。
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