第七話
敵キャラを二人同時に相手にすることもあったが、やはり俺たちは五人で
冷静になると腹が減ったことに気づいたので、いつもの朝食を作って食べてベットで休んだ。この手のゲームは一人で敵に突っ込むのではなく、仲間と協力して敵を倒すというのがコツらしい。これなら『アーツ』でも有利に戦えるんじゃないかと思った俺は、昼過ぎまで寝ていた。
そして目を覚ますと再び、『スコーピオン』にログインした。ちょっとコツをつかんだだけじゃ、ダメだ。もっとこのゲームに
『アーツ』を利用したゲームではライフがゼロになると殺されてしまう、焦るのは当然だ。焦りながらも『スコーピオン』を始めようとした時、俺は俺のキャラが三〇〇〇ゴールドとちょっと、持ってることに気づいた。どうやらこのゲームは敵キャラを倒してステージをクリアすると、ゴールドがもらえるらしい。そしてもらったゴールドで、ピストル以外の武器も買えるようだ。
武器を探してみるとライフルが買えるようなので、それを買った。そしてゲームを始めた。ステージはやはりカラフルな近未来的な建物が立ち並ぶ、
取りあえず俺は
すると敵キャラも、反撃してきた。俺はすぐに自分のキャラを、建物の陰に隠した。敵キャラの反撃が終わると俺は自分のキャラを建物の陰から出して、ライフルを撃った。夢中になって攻撃していると、敵キャラも反撃してきた。しかし敵キャラの
俺は全然当たらない敵キャラの攻撃を無視して、ライフルを撃ち続けた。そして見事に俺一人で、一人目の敵キャラを倒した。
敵キャラを倒して、俺は考えた。この武器、ライフルは使えると。敵キャラと接近することなく俺のキャラが安全な場所から、敵キャラを攻撃することができるからだ。しかし、イラ立ちもあった。敵キャラがどこにいるのか、
すると俺のキャラが隠れていた建物の中央に、階段があることに気づいた。その時俺は、ひらめいた。そうか、敵キャラよりも高い場所にいればいいんだ! そうすれば敵キャラがどこにいるのかが、簡単に分かる。俺はすぐに自分のキャラを建物の中央にある階段を上らせ、
そこは広いフロアで、
そして俺は、こ
と思っていると、
そして仲間のキャラが攻撃されている時、攻撃の
俺は、『ほっ』とした。やはり敵キャラの頭上からの攻撃方法は、有効だと思ったからだ。だが、再び甘かった。いきなり四人目の敵キャラに、攻撃されたからだ。弾丸の跡を見てみると、それは俺のキャラがいる高さにあった。まさかと思って周りを見回すと敵キャラは、俺のキャラがいる建物と同じ高さの建物の屋上から攻撃していた。
くそっ、とにかくこの建物から
すると目に前に、建物が見えた。俺はすぐに自分のキャラを、建物の階段を上らせて屋上に出した。そして反撃しようと敵キャラを探していると、逆に頭上から攻撃を受けた。俺は一瞬、わけが分からなかった。だがすぐに気づいた。敵キャラがいる建物は今、俺のキャラがいる建物よりも高く、俺のキャラが屋上にいても敵キャラは更に頭上にいた。
俺は再び、自分のキャラを建物から
そして俺はとうとう、敵キャラがいる建物よりも高い建物を見つけた。俺はすぐに階段を見つけて、自分のキャラを屋上まで上らせた。四人目の敵キャラがいる建物はだいぶ距離があったが、俺は
弾丸の
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