第542話 くのいち
2日目夕飯のジンギスカンを食べ続ける俺と青井。
食べ終わると涼しい屋上から退出する生徒が続々!
紅緒『湯上がり永遠ちゃんのセクシーさに勃起不全不可避!
…恥辱の湯上がり旅情編…!』
仙道『勃起不全不可避は女の子として恥辱じゃ無いの?』
冷静な仙道のツッコミを足踏んで無視した寒がりとわんこはすごい食べてすぐに自室へ戻って行った。
…残ってるの食べて良いって言うからさ…。
俺と青井、そして伊勢さんは談笑しながらラムがダメって子の手付かずの肉を焼いてもりもり食べる!美味い!
独特の甘辛ダレでご飯3杯イケる!
ようやく食べあげた俺たち。
お腹いっぱい!
時刻も夕方から夜になる時間帯。
ほえー大都会…。
青井『…じゃ俺も風呂入ってくるわー!
ジンギスカンの匂いエゲツないw』
…確かに…!
俺は食べて火照った身体を冷やすためにしばらくこのまま屋上で涼む。
夜景綺麗…。
『承♪』
さっきまで一緒にジンギスカンを貪り喰らっていた伊勢さんが制服に着替えて戻ってきた。
ジャージのジンギスカン臭がすごい!って着替えに戻ってたんだね。
伊勢さんはしょうがないなぁって顔で俺の横にちょこんと座る。
『…食べ過ぎて動けないん?
食い過ぎだよー!』
『伊勢さんだって、貪り喰らって!…無いです…。』
地雷だってわかんだね…。
青井に途中で会ってまだ承は屋上だって聞いたから…って微笑む伊勢さん。
※青井はがんばれって送り出しました。
食べ終わったばっかであっつい!
今日のクマ牧場気に入ってたね?マ?
海鮮丼!乳製品!望の飯テロ!ジンギスカンも送ってやった!
なんて話しをしつつ、夜景を眺める。
だいぶ暗くなってきて夜景綺麗。
『ねぇ…承…。』
伊勢さんのいつものさっぱりした物言いと裏腹、しっとり伊勢さん!
『…暑く…なっちゃったぁ…。』
そう言って、伊勢さんはシャツのボタンを外した…!
外し過ぎ!そのお胸に男子が釘付けになっちゃうよ!
慌てて俺は周囲を見渡す!
伊勢さんはイタズラっぽく笑った。
…伊勢さん?伊勢さんっぽく無い!
だって伊勢さんは男の視線に敏感で胸をエロい目で見たり太ももとかガード硬い女の子!
見た目はセクシーっぽい派手なギャルだけど本質は恥ずかしがりで清楚な面を持ってて…!
『…承も…男の子だから…こうゆうのドキドキするんだ…。』
『…いや、そりゃそうでしょ!
どうしたの?伊勢さん?なんかとわんこの悪い影響を…?!』
『…ふっふっふ、にぶちんの承にも効いちゃうんだ!クノイチさすが!』
くのいち?
伊勢さんは目を細めて笑った。
夜景に照らされる彼女は綺麗で…綺麗って思うことに香椎さんへの罪悪感を感じる。
伊勢さんはにんまり笑って、
『あーしの魅力で承がドキドキするのは…
おもしろいかな?
…永遠の…影響もあるかも、
でも、最近1人の女の子が無謀な賭けに出て…自分の欲しいものを掴んだのを見た…。
あたしも…負けるとわかってても勝負したいって思ったの。』
俺にでない、自分に言い聞かせる様に伊勢さんはセクシーに笑った。
…中学から知っている娘、よく知ってる娘。
でも、あのデートと銘打った日もそうだったけど…
女の子には男には知ることができない面がある。
『…もう、遠慮はしない…!』
覚悟を決めた
※昨日も言いましたが近況ノートにAI絵ですがイメージイラストあります。
☆ ☆ ☆
すっかり冷めた身体で部屋に戻る。
皆んな…風呂か…。
俺も風呂行こう…。
でもさっきの伊勢さんの表情が頭にこびりついている。
…ずっと友達だった。
失礼だけどできるだけ女の子として見ないようにしていた。
あんな表情するんだな…。
そう思いながら…荷物から下着とタオルを…
…俺は気付いてしまった…
不自然に盛り上がる俺の場所の布団…。
ははー!絶対とわんこだろ…!
…どうする?
→こら!とわんこ!皆が戻って来る前に戻れ!布団をはぐる!
きっとセクシーランジェリーだろ…見ない様にそっと布団を少しめくる。
…無視して出ていく、お風呂お風呂!
『こら!とわんこ!皆が戻って来る前に戻れ!』
そう言って布団をはぐった!
もちろんランジェリー姿も想定してゆっくり。
『…?布団を人形に?』
そう、布団をはぐるとそこには人間が寝ている様に見せかけた布団…。
ふにゃん。
背に柔らかい感触!めっちゃ暖かい!湯上がりなのか?
すっごい良い匂いがする…!
後ろから耳元に息が当たる!
紅緒さんは後から俺に抱きつきながら、
『…忍法…恥辱隠れの術…♡』
☆ ☆ ☆
前門の成実、後門の永遠。
ここにもくのいちが居たって話し(笑)
☆ ☆ ☆
今日の誤字。
成実が承に胸元見せるシーンにて承が成実はそんな女の子じゃないって思うシーン。
見た目はセクシーっぽい派手なギャルだけど本質は恥ずかしがりで清楚な麺を持ってて…!
◯面
✖︎麺
…デートでラーメン屋さんへ行きすぎると麺を持つんだ。
清楚な麺ってパワーワードw
自分が書いたのにクスッときた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます