第540話 北海道満喫!
小樽を出て、バスは札幌へ向かう。
合間に有名な乳製品の工場を見学して出来立て乳製品を朝食で頂く!
青井『チーズうっま!』
伊勢『バター美味しいっ!』
紅緒『いくらでも入る…!』
工場で生産体制を見学した直後!
あの乳製品がこうしてお客さんの手元に届く…そして出来立て!
うまぁ!
パンにスクランブルエッグにサラダにチーズと牛乳となんて事ないメニューがこんなに美味い!
さっき海鮮丼食べたけど全然入り俺たちは旅行二日目を満喫する。
スキーのジャンプ台のある公園を見たり、有名なクラーク博士の銅像ある牧場見たり、クマ牧場なる狂気の産物を見たり…
アレは家畜の目じゃ無いでしょ…!
なんせ北海道は広い。
結構な時間バスに揺られている。
窓際から青井、俺、通路、紅緒、伊勢って並び。
仙道、あっちゃんはクラスが違うんじゃ…。
バス酔いしないって思うけど船で酔ったふたりを窓際にしてバス移動は続く。
…伊勢さん?流石にバスで本読むと酔っちゃうよ?
紅緒さんは何故か得意げに、
紅緒『ふっふっふ!なるみんも女の子ってことなの♪』
…紅緒さんは移動時間の長さを想定してめっちゃ本を持ち込んでた。
…結構荷物から除外したんだけど持ち込んだ本に伊勢さんハマってるんかな?
『伊勢さん?酔わないようにね?』
伊勢さんは真っ赤な顔に目を潤ませて、
伊勢『…わかってるよぅ…しょうじろうさま…♡』
『誰がしょうじろうやねん。』
…香椎さんも一時しょうじろうって呟いてた…
アイドルか何かかな?
『とわんこ、変なモノ勧めんなよ?』
とわんこは得意そうに、
永遠『…男子にはわからない世界もあるのだよ?』
とわんこの言うことよ…。
☆ ☆ ☆
こうして二日目の予定を消化!
明日は班行動で自由時間!
札幌を満喫するんだー!
青井提案の悪魔の昼食はしご、俺のどうでしょう聖地巡礼、とわんこの見たいモノ、伊勢さんのスイーツと盛り込みまくり班行動にときめきが隠せない!
札幌の真ん中のホテルは大きく綺麗!
夕飯は…屋上のビアガーデンでジンギスカン!
ビアガーデンは夏場限定らしいんだけど焼く台の付いたテーブルがたくさんあって夜景も綺麗らしい!
まぁまだ6時だから夜景は無い。
だって遅くなると寒くて外に居れないしね。
ジンギスカン!言わずと知れた甘辛いタレでラム肉を野菜と一緒にあの独特の鍋?で焼くアレ!
白米!白米!白米がすすむ!
コレを班で頂くんだけど…唯一の乙女が言った。
伊勢『あーし…今日…いや明日もだけど絶対オーバーカロリーだから…夜は控えめに…しようかなぁ…。』
悲しい顔のギャル…そんな顔しないでよ…今日位良いじゃ無い…!
…ジンギスカンから視線は外さない伊勢さん。
伊勢さんも一緒に食べなきゃ美味しくないよね?
ちょっとくらい良いじゃ無いか!良いじゃ無いか!
俺に続き紅緒さんが煽る!良いじゃ無いか!
青井『一緒に食おうぜ?絶対美味いから!』
伊勢『美味いのはわかってんよ!』
『一緒にモリモリ食べたいなぁ。』
伊勢『そりゃあーしだってー!』
そこにとわんこが素っ頓狂な声を上げる!
紅緒『…なるみん、すごいよ!
羊肉の脂の融点は44 ~55℃で人間の体温では溶けにくく吸収されにくいんだって。
しかも良い脂に分類される不飽和脂肪酸が豊富。
不飽和脂肪酸は、血栓の予防や動脈硬化の予防、悪玉コレステロールの減少、血圧降下といった作用があると言われているため、健康にも嬉しい効果が期待できる肉なのです。って!!』
伊勢さんの目がキラって光った!
٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
伊勢『あーしも白米ちょうだい!
ジンギスカンどんどん持ってこーい!!』
※白米は普通にカロリーです。
4人全員すごく食うこの班は驚異の量を消費したんだ。
青井…よく食う、立花…よく食う、紅緒…痩せてるけどよく食う。伊勢…よく食う、胸に行く。
明日も楽しみだね!
☆ ☆ ☆
1時間後…。
伊勢さんは胸元を開けながら、
伊勢『あー暑い…なぁ…。』
俺は伊勢さんとふたりきり。
伊勢さんは潤んだ瞳で胸元を開けて…隠れてたネックレスが見える…。
胸の…谷間…!
待って!伊勢成実って娘はこんな娘じゃない!
胸が大きくてセクシーだけど…恥ずかしがり屋で自分のセクシーアピールするような娘じゃ無いんだよ!
伊勢『…承…。』
伊勢さんの表情がしゅごい…!
俺は本当にどうして良いかわからなかったんだ…どうした伊勢さん?!
☆ ☆ ☆
近況ノートに伊勢さんイメージがあります。
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