閑話 承の見た夢5

ごめん、短いssだよ!

☆ ☆ ☆


あぁ…夢だってわかる…

これまた例のアレでしょ?


…始まった…


…またモコモコの丈の短い半袖…ノースリーブに近い…ショーパン。

ぽんぽん付いたカラフルな帽子に猫耳が付いてる…

かわええ…いつもピンクっぽい色だけど今日は水色っぽい…



成実『にゃるみだし?』



伊勢さん?!

…1番身近な女の子だから…なんか色々わかっちゃう…!

同じ服だと…香椎さんより…

でっっっっっっっっっか!!


横には同じ格好の望が無表情で立ってる…!

夢だと何故か無表情なひーちゃんなことが多いんだけど…望の無表情は気持ち悪い。

…伊勢さんと同じ服は流石に望が可哀想だって!


望『…ふぁっく…!』


そこも忠実!


☆ ☆ ☆


成実『…え?歌?

あたしの歌聞きたいのー?』


『…いやまぁ聞きたいと言えば聞きたいけど…

え?これ子供番組のていじゃ無いの?漫才もあった…。』


にゃるみ『あたし今ネコだから気まぐれなんだよね?

にゃー♡』


ちょっとポーズ決める…にゃるみ…えっろ!

おかしい!その服18禁じゃない?

…横の望見る限り…18禁要素は無い…。


にゃるみはニッと笑って、


にゃるみ『香椎玲奈は子供番組なんだ?

じゃあ…あーしは…猫カフェでいこうかな?』


『猫カフェ?』


にゃるみはニシシ!っていつもみたいに髪をかき上げて、


にゃるみ『膝の上に載せたり?撫でたり?餌あげたりできるよん♪』


そう言うと俺の頭を無理やり抱え込んで、


にゃるみ『ひざまくら!』


そう言いながら真っ赤になってるにゃるみは大層可愛くて…!

ああ、GWの終わりに落ち込んでる時デートしてくれてネットカフェで膝枕してもらったっけ!

もっちもちの弾力!

…罪悪感パネェ…。


下から見上げるにゃるみはその…ローアングルバストが…!

慌てて顔を横向きにしようとすると、


にゃるみ『あっ♡うつ伏せになるの?』


『それはまずい!!

他何が出来るの?!』


にゃるみはうーんって上を見ながら考え込んで、


にゃるみ『…そうだねー?さっき言ったエサか撫で撫で?』


『どこを撫で撫でする…

いや!それ絶対ダメなヤツ!』


胸を抑えて赤くなるにゃるみ!破壊力!


にゃるみ『じゃ?エサだね?』


『うん、エサ。』


俺…スケベなのかな?

最近こんな夢…エサ…?


にゃるみ『ほい!用意できたよー!』


『はいはい…ってまじで?!』


にゃるみがポッキーを咥えて目を瞑ってる!

え?そんなエサ?誰得?


にゃるみ『目を閉じてどうぞ♡

早く食べないと他のネコも狙ってるにゃー♪』


ネコまっしぐらってやつ?

夢…コレは夢…

1番間近な女の子…伊勢成実で俺はこんな妄想全開な夢を…

俺以外とディテールにこだわった夢見るんだよね…。

その胸のサイズや言いそうな言葉とか結構夢だけど納得いくストーリーを妄想してる…。

まあ起きたら忘れてるけど…。


ってことはひょっとして…その最後まで行ったって良いのか?


にゃるみ『承?』


生々しい声。

…夢なんだから…最後までポッキーかじっちゃって…その唇に触れちゃっても…夢だから…。


ちら。


キス顔で目を瞑るにゃるみの顔が目の前にあって…。








問題はそこじゃ無かった。


真横に…




れいにゃ『…。』




大きな瞳をいつもの2倍開いて猫目にして感情無く俺を見つめるれいにゃ。

ノースリーブで…ぽんぽんついて…以下略。


瞬き一つせずに俺を凝視するれいにゃ。

その顔は綺麗だけど可愛い。

清楚可憐な完璧女子!



れいにゃ『…どうしたの。

…続きしないの?』



『…えっと…これは違うんだ。』


一応弁明を聞いて?



れいにゃ『…。』



れいにゃ?



『ぎゃー!!』



視界が真っ赤に染まって…




You died



☆ ☆ ☆



『うわぁ!』


なんか良い夢を見ていたのに…最後はホラーだったような…。


『寝る前にレトロなバイオハザ◯ドするべきじゃ無かった。』


ひとり愚痴ると、


望『むにゃむにゃ…もう食べられないよぉ…。』


向こうのベッドでは全く凹凸のないバストの妹。

コイツ寝る前に怖いのはマジ無理!って先に寝たの。

…正しいわ。


怖い夢としか思い出せない…何がそんなに怖かったんだろ?

思い出せないのになんとも言いようのない恐怖を感じる…きっと怖い鬼とか妖怪とか夢に出たのだろうなぁ。


☆ ☆ ☆

その頃香椎家、



玲奈『はくちゅん!

素肌に彼シャツ…なんかいけないことしてるみたい♡』

※没収品


☆ ☆ ☆

寝る前に怖い話読んで見事最高級に怖い夢をみたあるは翌朝これ委恋の閑話で使おうって思ったって話(笑)

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