第413話 サッカーの概念
ストレスが溜まってきた作者によるひーちゃん回です。
頭空っぽで読んでくださいな。
☆ ☆ ☆
父さんは嫌がるが父さんのゲームコレクションは通称レトロゲームって言われる。
PSとか5まであるのにまだ我が家では1、2、3が絶賛稼働中。
俺も望もそれに親しんでいるからむしろ最近ゲームは3D酔いしそうになる。
俺と望で1番拮抗するのがサッカー。
ウ⚪︎イレの古いやつ!え?みんなやってないの?
望『ロナウドってまだ現役で居るの?』
『居るわけ無いだろこれ2000年代だぞ。』
望『このゲーム私より年上!』
そんなレトロゲーに親しむ我が家。
ひーちゃんが最近サッカーに興味津々。
俺も中学までサッカー部でサイドバックやってた。
…ひーちゃんはその光景を見てサッカーをやりたくなったんだって…。
まあそんなサッカーゲーやった後、いつもの布団を二個並べて望とそんな話しをする。
望『ベッカム様がイケ中年になってるなんて…』
※テレビで見たらしい。
『古いゲームだからな?』
ひーちゃんは黙って聞いている。
さて、サッカーは11人でするスポーツなのだが特殊な概念がある。
フォーメーションが色々あるのだ。
ポジションを細かくわけると色々あるが大別すると、
前線で点を獲るFW(フォワード)
中盤で攻守に絡むMF(ミッドフィルダー)
後ろで守りを固めるDF(ディフェンダー)
ゴール前の番人GK (ゴールキーパー)
さらに細かく分けるとMFでもサイドのSMFとか攻撃的なOMFとか守備的なDMFとか細分化できるけどそこは割愛。
ゴールキーパー以外の選手10人をどう割り振るか?
それは戦術とか選手によって監督を悩ませる。
例 4-4-2だと後からDF4,MF4,Fw2。
これが多分1番スタンダード。もちろん後ろも攻撃に参加するし、前も守備はする。
だけどコンセプトとして人数をかけるところがストロングポイントだからチームのコンセプトがフォーメーションでなんと無く見えてくるわけ。
これを語る時ちょっとしたサッカー通の気分を味わえるのだ…!
望『あたしはバランス良い4-4-2が好き!』
『望はブラジルばっかり使う…!』
王者ブラジルはいつの時代も強いのだ…。
望は不思議そうに、
望『兄ちゃんはオランダとか使うよね?4-3-3?』
4-3-3はFWとDFに数を割くので中盤が3人しか居ないので真ん中は経由する程度になりがち。
でも…トータルフットボール…憧れる!
『美学だよね…この頃の日本は3-5-2で中盤厚いんだよね。』
望『わかる!中盤のボールの取り合いは3-5-2つよい。』
わかるだろうか?通ぶってるDKとJC。
はるか昔のサッカーゲームでサッカーを語る痛い兄妹w
望『5-4-1とか守り固いけど点取れる気がしない!』
『わかる!3-4-3位になると守れない!』
通ぶった兄妹の会話。
さてひーちゃんは最近数の概念を理解してちょっとした足し算ができるのだ!
ひー『4、4、2?』
『3、5、2?』
おめめシパシパしながら兄たちのフォーメーション議論を黙って聞いてたけど…
ひーちゃんも会話に入りたい!
ひー『ぼくもなかまにいれてー!』
望『はいはい、おいでもうサッカーの話しはおしまい!
ひーちゃん♪』
望がひーちゃんを撫で撫で。
ひーちゃんはちょっとぷんすこ!
ひー『わかるもん!ねえちゃんはまえが3だとてんがとれる!っていってるんでしょ?
にいちゃんはうしろが4だとまもりやすいんだよね?』
『『おぉ…!』』
5歳児がサッカーのフォーメーションって概念を理解しているのか?
俺5歳の頃絶対わかってなかったよ…
うちの弟…天才かもしれん…!
感心する兄と姉に気をよくした幼児!
さらに続けて、
ひー『ちゅうばんは5だとつよいんでしょ?』
『『おおぉ…。』』
うちの弟は神童ぞ…!
兄バカと姉バカなので望と頷きあう、
ひーちゃんはドヤ顔!
ひー『だからね?
4-5-3にしたらいいの!』
※よんごーしゃんって最後噛みましたw
俺は呟く…!
『…4-5-3…?』
望『4-5-3?』
ひーちゃんはドヤ顔で、
ひー『にいちゃとねえちゃのとくいなかんじでしょ!
これならゆうりだよ!』
…GK以外に12人居るじゃん…!
13対11ならそりゃ有利でしょ!
望『ひーちゃんしゅごい!しゅごいよぉ!
日本代表の監督やった方がいい!』
『ひーちゃんジャパン!』
ひー『そうかな?ぼくサッカーうまくなるかな?』
ひーちゃんはまだ足し算怪しいんだ。
5歳だもん。良いんだよ。
でも可能性を感じる未来のシステム4-5-3。23世紀ぐらいになったら実用化されてたりして?
ひーちゃんは我が家のファンタジスタだったよ。
☆ ☆ ☆
おかげさまで20万PVを突破しました!しゅごい!
いつも読んでくれてありがとございます!
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