外伝 立花家の怪奇現象

ひー『あるのおじちゃんが二日連続仕事のトラブルで残業なの。ごめんね!』


ストックが無いw

⭐︎ ⭐︎


ひーちゃん4歳、怖い話しが苦手。

ある休日の午後、3人で怖いDVDを見ている。

2階の居間で。



テレビ『…しかし小屋には4人しか居なかったのだ…。』



承『怖い話しって推理ものみたいに幽霊がやったとか、お祓いとかオチがついたりするから好き。』


兄の承は怖い話しが好きなのだ。


望『…ま、まあまあ怖かったね…。』


姉、望は怖いけどこうゆうの好き。

ひーちゃんをぎゅーって抱きしめて強がる。


ひー『…。』


目をキュッてつむって、ひーちゃんは体を固くしてる。

弟、光は怖いのだけはダメ。


話の内容は雪山の山小屋に遭難した4人が寝ると死んじゃうから、一晩中、四角の小屋の四角にひとりずつ立ち、1人が次の角まで歩いて起こし、起こされた人は次の角へ向かい同じように起こす。

それを一晩繰り返して夜が明けたけども、この方法は5人必要なのだ。

もしくは1人が角を二つ歩くか。


でもそれは誰もしなかった…誰も思い出せない5人目が山小屋に居たのだ…。

って話。



ひー『おばけなんてうそなんだよ!』


承『そうかな?兄ちゃんは信じるけどなー?』

望『姉ちゃんもそう思うー。だってこんなに怖いもん、きっと居るよ。』


ひーちゃんはお化けが超怖い。

だから絶対居ない!居ないでくれ!



ひー『4にんが5にんなんてあるわけないもーん!』


さっきの怖いDVD、ひーちゃんのこうかばつぐんだったらしいw

承はひーちゃんを揶揄う。


承『でも?もしかしたら?うちにも居たりして…?』


ひーちゃんは珍しく鼻で笑う。いるわけないもーん!


望がひーちゃんに聞いてみる。



望『うちの家族何人?』


ひー『うちは7人かぞくだもーん!』


ひーちゃんは笑いながら指折り数え始める!


ひー『ぼく!(1)じいちゃん!(2)ばあちゃん!(3)おとうさん!(4)おかあさん!(5)にいちゃん!(6)ねえちゃん!(7)ぼーく!(8)



…はちにん?!』


ひーちゃんは愕然とする、そんな訳無いw

ひーちゃんは慌てて数え直してみる。

何度数えても7人だ。

なぜ?なぜさっきは8人いたのだ?!



ひー『このおうち!おばけがいるよ!!!』


承、望『…。』

※笑いを堪えるのに必死!



ひーちゃんはお化け信じない派からお化け信じる派なった…!



ひーちゃん『…おばけは…ほんとうにいるんだよ!』



☆ ☆

すいません、今日はコレで許してください!

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