20000pv記念外伝 ハーレムルート
いつも読んで頂いてありがとうございます!
おかげさまで20000pvです。
思い付きで書いた外伝です、よろしくお願いします。
☆ ☆ ☆
少し先の話し、7月上旬。
承がアルバイトを初め、まだ香椎玲奈と再会していない頃のお話し。
立花光の朝は早い。
立花光、通称ひーちゃん、4歳。
兄や姉が6:30まで寝ているがひーちゃんは5:00には起き出している。
朝の日課、新聞をポストから取り出して、キッチンのテーブル父さんの席に置いてあげる。
やっぱり早起きなじじとばばに
『おはよう!じいちゃん!ばあちゃん!』
じじもばばも頭を撫でてくれておはようってあいさつを返す。
新聞取ってきてくれたの?偉いねー!早起きで偉いねー!
『えへへ!!』
4歳児はドヤ顔!
しばらく、ジジババの部屋で遊んでる。
6:00前には母さんが起きて朝食の支度をする。
それを見ながら母さんと話してるけどつまらなくなってやっぱり兄姉の元へ向かう。
兄の承は高校一年生。先月からアルバイトを始めた。
高校生って大人の上に仕事(?)まで初めた兄をひーちゃんは尊敬している。
ひーちゃんから見た承は大人で力持ちで、姉にも強いなんでも出来るスーパーマン!そしてひーちゃんをとっても可愛がってくれる。
起こしちゃいけない。
ひーちゃんはそっとベッドに入る。
兄ちゃんにピッタリくっついて横になってると暖かくって眠くなっちゃう。
すると、
?『ひーちゃん、もっと詰めて!』
ひーちゃんのお姉さん、望がさらにベッドに入ってくる!
中二の姉も大好き!
承『うぅん、…ひーちゃん?望?
おはよ。』
『おはよ!兄ちゃん!』
望『おはよう、ひーちゃん、兄ちゃん!』
一つのベッドに3人は限界で端っこの兄姉も落ちちゃいそう!
端の2人はひーちゃんにキュって抱きつく!
望『このままじゃ落ちちゃう!ひーちゃんサンドイッチだぁ!』
承『望はひーちゃんサンド好きだなあ。』
『はさまれちゃうよー!きゃー!』
望『あたしひーちゃんサンドイッチ大好き♡』
朝から3人でむきゅむきゅして遊んだ。
朝ごはんを家族で食べると、
父さんも母さんも今日はお仕事。
兄ちゃんはアルバイト。姉ちゃんは部活。
どっちも夕方まで帰って来ないんだって。
今日はジジババしか家に居ない…。
そんな日もあるか。
ひーちゃんは午前中ひとりでゲームをして、絵本を読んで良い子にしていた。
ジジババとお昼を食べたらもう退屈!
兄ちゃんも姉ちゃんも多分夕方まで帰って来ない。
『つまらないよー。』
このつまらないよーをお母さんに言うと、『つまりなさい!』って返される。どうしたら良いの?
そうだ!幼稚園に入園してから、少しだけ遠出しても良いよ?って言われてる。
小学校の向こうの橋を超えた西エリア!児童公園がいくつもあり。友達があそんでるかも?!
13:00
そう思い立ったが、ひーちゃんは我慢できない!
もう暑いシーズンだから、ババに用意して貰った水筒をぶら下げて、兄ちゃんのタオルを首に巻き、お気に入りの麦わら帽子をかぶっていざ冒険へ出発!
いつも兄姉と散歩している道もひとりだとちょっとだけ心細い。
望『橋の向こうは敵が強くなるんだよ!』
これはゲームの話しだけどひーちゃんはそれを思い出し、ごくりと唾を飲む。
幸い橋の向こうには敵が居ないw
橋を渡って100mほどで大きい児童公園がある。
…友達は居ない…?
仕方ない、1人でブランコで遊び、滑り台を2回滑る。
砂場、鉄棒、ジャングルジムがあるが、ジャングルジムやりたい…けどまだ大人が見てないとダメって言われてる…。
やっぱり滑り台とブランコだな。
ひーちゃんは知っている。
ひとりでやっても楽しくないのだ。
遊具って不思議なことに友達と共有して遊ぶのが最高に楽しい!
13:45
ちょっと寂しくなっちゃったひーちゃんはベンチに腰掛け水筒の麦茶をちょっと飲む。
心臓が悪いひーちゃんはしっかり躾られている為、こまめに休憩と給水をする習慣が根付いてる。立花家の教育の賜物である。
ぼんやり日陰のベンチで座って公園の外を見ていると、
見覚えのあるギャルが派手な女の子たちと一緒に歩いているのが見える、目が合う。
?『あれ、ひーちゃん?ひーちゃんだよね?』
『おっぱいちゃん!なるみちゃーん!』
『しげ(笑)』
『ショタだったん?!』
『あたしもおっぱいって呼ばれるほど胸欲しいよ…。』
伊勢『立花くんの弟くん!体育祭で衣装作った時から仲良しだもんねー?』
『うん!おっぱいちゃん優しくて大好き!』
おおお?!
ひとりなん?お姉ちゃんたちが遊んであげるよ!
公園懐かしいー!
派手なお姉ちゃんたちと成実がひーちゃんと遊具で遊ぶ。
童心に返ったのか?ギャルたちは楽しそう!
もちろんひーちゃんはお姉ちゃん達に遊んでもらえて大喜び!
伊勢『あ!あ!
滑り台に引っかかった!』
伊勢さんのヒップが滑り台に引っかかって焦る!
下に居たひーちゃんからはスカートの中が丸見えで…。
もうバッチリ見えちゃったけども、慌てて目を逸らす!
ひーちゃんはドキドキした。
子供でもえっちいのは見てはいけないってわかるんだ。
伊勢『あー危なかった!スカートに傷入れるかと思っちゃったー!』
あははは!ギャル友と笑い合う成実。
そして、ひーちゃんのとこに来て、
伊勢『ひーちゃんは紳士だね、スカートの中見ないでくれたね?』
そう言うとキュって抱きしめてくれた。
ポヨォン!
望姉ちゃんではありえない弾力に包まれてひーちゃんは照れて何も言えない。
(スカートのなかみえた…くろ…。)
でも、ひーちゃんは承に躾けられている。
頭を下げて謝る。
『おっぱいちゃんごめんなさい!みえちゃった!くろ!』
ぎゃははははははは!!!
ギャルたち大ウケ!真っ赤になる伊勢さん!
伊勢『ひーちゃん、お兄ちゃんとお姉ちゃんによろしくね?』
痴女!ショタコン!精通したらどうすんだ!
ギャル友たちに引っ張られて伊勢お姉ちゃんは公園を立ち去った。
去り際におっぱいちゃんは暑くても溶けないチョコをくれた!
『すごいものをみてしまった。』
ひーちゃんは友達を探して、次の公園へ向かう。
ひーちゃんの足で5分ほど歩くと西エリアの真ん中の交差点、ここのコンビニで兄の承はさっきの伊勢さんや友達と待ち合わせて高校へ向かってるらしい。
1人でここまで来たのは初めてだから、達成感がある!
お金持ってないし、用事無いから立ち去ろうとすると、
?『あら?立花くんの…?』
『ツンデレちゃん?こんにちわ!』
また兄の友達の女の子に出会ってしまった。
メガネをかけた美人さんはしゃがみ込んで優しく、
小幡『やっぱツンデレちゃんなんだ?
小幡千佳よ、君の兄ちゃんの…友達だね。
どうしたの?こんなとこで?』
『公園へぼうけんちゅうなの!』
小幡『そう、玲奈の家の前かしら?一緒に行っても良い?』
『いいよ!』
小幡『…あとお姉ちゃんって呼んで?』
『おねえちゃん?』
小幡『良い!』
千佳はひーちゃんと手を繋いで西エリアの大きな川方面へ歩いていく、すぐそこだけど大きい藤棚のある公園へ向かう。
でも、友達は居ない…。
小幡『私で良ければ少しだけ遊んであげるね?
このあと用事あるから…後任をすぐ呼ぶね?』
『ほんと!ありがとー!おねえちゃん!』
この公園には藤棚、でっかい土の山以外は鉄棒とブランコしかない。
広いけど遊具は少ないな。
おいで!
千佳に抱っこされてブランコに揺られる。
背中に頭に柔らかい感触がある。
なんか良い匂いもする。
ゆっくりブランコもいいけど何かすごいのが見たい。
兄ちゃん位の大人の本気のブランコ見せて?軽い気持ちで聞いた。
実はこのクールなメガネ美人は熱くなりやすい。
『すごい!ブランコのぷろなの?!』
立ち漕ぎと言うか?大きくスイングする千佳にひーちゃん大興奮!
最後にその勢いでジャンプしてビシッと着地!!
※危険です、真似しないでください!
『きゃー!!すごい!おねえちゃーん!!』
千佳『ふふ、おねえちゃんにまかせて?』
??『高校生にもなって何してるの千佳?』
千佳『?!
見てたの玲奈?!』
玲奈『家の前の公園で騒いでる姉弟が居るなーって思ったら知った顔だもん。
久しぶりに見たね?千佳スペシャル。』
現れたのは香椎玲奈。
まあ家は目の前、先のクリスマス頃そこの藤棚ベンチは承と語り合った場所。
『菓子ちゃーん!
…ちかすぺしゃる?!かっこいいよぅ!!
もう一回!ねえ、おねえちゃんもう一回みせて!』
※ひーちゃんはお菓子をくれる香椎さんを菓子ちゃんと呼ぶ。
親友に童心に還るとこ見られる羞恥心と目の前の男の子の尊敬の眼差し…!
…もう一度千佳スペシャルを見てひーちゃん大興奮!
玲奈『子供の頃こんなに公園楽しかったんだね。忘れてたね?』
千佳『…恥ずかしい…。』
真っ赤になって恥ずかしがる千佳は大層可愛くってひーちゃんはドキドキした。
※兄の承くんも女の子の照れたりして真っ赤になってるところ大好きです。
千佳『私、これから用事あるから玲奈、ひーちゃんお願いしても良い?』
玲奈『いいよー!
じゃあひーちゃん、おねえちゃんの家来る?』
ばいばい!ツンデレちゃんは別れ際にカラフルな飴をくれた!
すぐ目の前の豪邸が香椎邸。
立派な門構え、広い敷地、綺麗な邸宅。
ひーちゃんにはよくわからないけど。
家に入ると、
姉『玲奈!どうしたの?!産んだの?!』
玲奈『産んでないよ!…でも…承くんとの…遺伝子的には…こんな可愛い男の子…。』
姉『こんにちは!玲奈のお姉ちゃんです♪お名前は?』
『たちばなひかうです!4さいです!』
姉『…立花?もしかして?』
玲奈『承くんの弟くんだよ!』
姉『…!
まさか…お兄ちゃんが手に入らないからって…攫ってきたの?!
玲奈『違うよ!人聞きの悪い!』
ひーちゃんは今日は公園に冒険に来たこと。
公園に行けば友達に会えないかと思ってたことを伝える。
河川敷公園を目指してる事を伝えると、河の側だから今回は止めておこうね?って言われた。
香椎邸で香椎姉妹とレースゲームしたり、トランプをして遊んだ。
玲奈のケーキも食べてご満悦のひーちゃん!
香椎姉妹はどっちも『おねえちゃん』って呼んでって事になった。
姉『あー、弟もいいわぁ。』
姉はバインバインで抱きしめる!
玲奈は教育上良く無いよ!と言って自分の膝の上に座らせる。
(おねえちゃんいいにおいする!)
ふと、玲奈は水筒に巻きつけてあるタオルを手に取る。
(見た事あるタオルだな?)
くんくん、くんくんくん!
承くんのタオルだー!!
玲奈『ひ、ひーちゃん?このタオル?お兄ちゃんのかなー?』
『うん、兄ちゃんがきのうつかってたの!』
ひーちゃんは兄ちゃんの物が好き。
枕とか、ハンカチとか何かと兄ちゃんの物を使いたがる。
大人への憧れと兄への信頼。お兄さん気分になれるのだ!
ひーちゃんは基本的に激しい運動はしない、遊んでて邪魔になるから家を出た後はずっと水筒に巻きつけてたタオルは7月の汗を吸った承のタオル。
玲奈『♡』
虚な目をする菓子ちゃんを不審気に見つめる4歳児。
『おねえちゃん?』
姉『あっちのおねえちゃんはいろいろ拗らせてるから…。
お姉ちゃんとあそぼ!』
いっぱい遊んでもらえて楽しかったひーちゃん。
そろそろ17:00になるから帰る時間。
玲奈は手作りクッキーの袋をひーちゃんに手渡す。
空になった水筒には新しい麦茶を入れて、タオルは新しい水色のタオルにこうかんして。身支度完了!
『きょうはありがとうございました!たのしかったです!』
姉『はい、どういたしまして?私も楽しかったよ!
またね?ひーちゃん!』
玲奈『本当に送って行かなくって良いの?
おねえちゃんお家まで送ってあげたいな。』
(合法的に!立花家へ訪問できる!弟くんを送って来たって名分が!)
『そんなに子どもじゃないでしょ!もう4歳なんだよ?』
見送りは受け入れつつ、後をつけるとひーちゃんが注意に戻ってくる為玲奈は送るのを諦めた。
玲奈『…じゃあ、承くんには?お兄ちゃんには?菓子ちゃんと会ったのは内緒だよ?』
『なんで?』
うう、勝手にタオルを交換して、4歳児を姉妹で愛でまくったって言うの恥ずかしい…。
でも逆にひーちゃんが香椎玲奈に会ったって言ってくれた方が承くん思い出してくれるかな?
どっちに転んでも良い!むしろ香椎玲奈に会ってたって言ってくれた方が良い?
玲奈『秘密なほうが面白く無い?』
『そっかあ、わかったよ!おねえちゃん!
秘密にするね!
じゃあね!ありがとうね!ばいばい!』
※ひーちゃんは兄に似て約束を固く守る男です。
玲奈は見えなくなるまで手を振った。
12月にひーちゃんの兄にしたように。
『ただいまー!』
承『ひーちゃんおかえり!どこ行ってたん?』
『ひみつー!』
『帽子取って、水筒…満タンだね?
…タオルウチのじゃ無いね?
…めっちゃ良い匂いする?!』
くんくん。承は驚愕する。
女の子の匂い!!ひーちゃんに女?!
望『なんだってー?!』
くんくんくん!
ひーちゃんを嗅ぐ望。
望『!!!
兄ちゃん!ひーちゃんから複数人の女の匂いがする!
複数で誰かはわからない?!』
承『マジか…
彼女の気配も無い俺がバイトしてる頃ひーちゃんはどんな…?』
兄と姉が驚愕するなかひーちゃんはマイペース。
『おねえちゃん!一緒にお風呂入ろうよ!』
望『うん、入るぅ!』
望と一緒にお風呂に入り、楽しいひと時。
ぽんぽん。
望のおっぱいを叩くひーちゃん。今日どこへ行っても素晴らしい弾力が帰って来たが…。
望『お姉ちゃんのおっぱいが気になるの?おませさんだなぁ?』
『…。』
ひーちゃんは姉が貧乳なことを気にしているので何も言わなかった。
今日のどのおっぱいも素敵だったって思った。
ひーちゃんがおねだりするので兄姉はベッドから布団を動かして真ん中に並べて敷く。
今日も2枚の布団で兄姉弟の3人で寝る。
そういえばひーちゃんはおやつを出すのを忘れてた。
チョコ、飴、クッキー。
クッキーを見たら兄はどこへ行ったかすぐに気づいただろう。
でも出し忘れちゃったおやつは数日かけてひーちゃんが食べた。
色んなお姉ちゃんたちに遊んでもらえた楽しいお休みの日を思い出しながら…。
お兄ちゃんと菓子ちゃんが再会する少し前の話。
☆ ☆ ☆
その頃の香椎さん。
くんくん!くんくんくん!ふにゃあ。
『承くん…承くん…承くん…!』
思いがけず手に入ったブツをキメていた。
☆ ☆ ☆
そんなある日のひーちゃんの冒険の1日でした。
いつもありがとうございます。
もし気に入ったら、♡、☆是非よろしくお願いします!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます