第138話 心をへし折れ【side立花望】
※暴力表現があります、ご注意ください!
実際に下記のような行動をすると犯罪です、真似しないで下さい。
2度目の落とし穴に落ちて前歯が3本折れて失神した外町を拘束して、指紋認証でスマホのロックを外し宏介くんがデータを移して本体をフォーマット後移したデータをチェックしてるね。
(なんとか心をへし折って兄ちゃんの以上の土下座動画を撮ってしまわないと!)
宏介くんは抑止力?って言ってた。
外町が目が覚めそう、
望『センパイ?目が覚めた?
ねえ?今どんな気持ち?
落とし穴に1日に2度落ちて?
プー!クスクスクス!』
外町はまだ訳がわからないみたい?
望『ごめんね?せんぱい?
あたしそんなにいじめるつもりじゃ無かったんだよ?
でもwまさかw2回も落とし穴に引っかかるって思わないじゃん?
兄ちゃんの好きなゲームの三国志の初級の敵の雑魚君主のCPU位しか1回のバトルで2回も落とし穴落ちたの見たこと無かったからびっくりしちゃったw』
やっと理解したのか、怒りか羞恥か?真っ赤!
続ける、
望『ほんとごめんて!
だからハマるって思わなくて落とし穴近くの石撤去が雑でさ?
はい、写真。』
1個友達がポラロイドカメラって言うの?持ってきたからその写真を見せる。
前歯ごめんね?w
外町は不思議そうに目の前に置かれた写真を見て、
数秒後やっと飲み込めた。
外町『…?
あっ!!!』
舌で確かめたのか、顔色を無くす。
望『だからごめんて。
牛乳につけてあるから早く歯医者行けばくっつくかもよ?』
外町はめっちゃキレてるけど前歯がないとファとかフェとか発音が抜けるのかなんか滑舌悪い。
望『早く歯医者さん行った方がいいと思うけどな?
…だからごめんて?』
(んー?なかなかうまくいかないなあ?もう少し煽る?
暴力は兄ちゃんに絶対怒られるからあまりしたくないし?)
望『さっきの目隠しの布返してね?
あれうちのばあちゃんの寒さ対策のハイソックスなの。
スケスケで目隠ししても見える布が無くってさ?
セクシーなお香?うちのお線香の匂いだよw
せんぱい鼻もバカなの?w』
芋虫状態で睨む外町。
あたし煽るの得意だけど、心を折るにはどうすれば良いのかな?
…マジわからない?
こっそり、
望『ねえ、委員長ちゃん?心を折るにはどうしたらいい?』
委員長『えー?人質や大事なものを盾にするとか?
3日位監禁して極限に追い込むとか?
目隠しや耳栓で感覚を奪う?
あと暴力?痛み?』
望『えー?めんどくさいよ!
なんか手っ取り早いのは?』
脅すしかないらしいけど…やっぱり1年女子に屈服しずらいのかな?
でも暴力は…
最初は多少は仕方ないって思っていたけど、弱いものいじめみたいだし、絶対に兄ちゃんに締められる!それでなくても絶対締められるのにこれ以上罪を重ねると兄ちゃんに何されるか…!ブルブル。
宏介くんが呼んでる?
宏介『…とりあえず証拠探してたんだけどおもしろワードが出てきたから教えとくな?あといじめや香椎さんをハブるのを煽るロイン撮れたからこれ公表したら外町ダメージなはず。これはやっておくよ。』
望『ありがと!宏介兄ちゃん!』
うんうん。
じゃあ、とりあえず煽ろうか!
望『なあ、外町せんぱい?
いや?マグナム?』
外町『!!!!』
望『彼女?にロインで
俺のマグナムって書いてあったけどもどうゆう意味?
あたし中1でわかんない?
ねえ、教えてせんぱい?』
外町、いやマグナムは真っ赤になってる。
望『無視しないでよ?マグナム?
先輩でしょ?後輩に教えてよお?
厨二なんでしょ?中1のあたしに教えてよお?』
マグナムは真っ赤を継続。
まあ彼女にジョークくらいは言うのかもだけど…こいつ冷静とか言われてたんだよね?
あたしは自分を抱きしめて、
望『こわーい!あたしあのままだとマグナムで処女奪われてたかも?!
ウロヤこわーいw』
ウロヤになりきって外町を煽るが反応しなくなって来た。
どうしよう、そろそろ煽る材料ない。
望『こないだまで小学生の中1にこんなにからかわれて恥ずかしくないの?
ふふふ!
ざぁこ♡ざぁーこ♡』
メスガキってやつ?やったけどこれは意外と効いて、
外町『くうう!!』
望み『くうう!!じゃねえよ?マグナム?
そろそろ兄ちゃんに詫びてもらうぞ?』
しかし、そっぽ向いて抗戦の構えを解かない。
困ったな?
弱いものいじめみたいでこれ以上打つ手が無いよ。
どうしようかなあ?
肩を叩かれて振り返るといつも優しい成実先輩がゴゴゴゴゴゴゴ!ってオーラを出してる、思わず一歩下がっちゃた。
どしたの?成実せんぱい?
続く。
⬜︎ ⬜︎ ⬜︎ ⬜︎
その頃の承くんと玲奈さん。
一階女子トイレの窓から脱出して付き纏う香椎さん親衛隊なる男子を撒いて、美術室へ向かう玲奈さん。
玲奈『承くん!撒いてきたよ!』
承『あんなにマークされてたのによく撒けたね?すごい。』
玲奈『ふふー!承くん♪ 』
文化祭で一ヶ月離れていたせいでお互いに飢えていた為、ふたりとも甘々でとても良い雰囲気だった。
承『玲奈さん、このクッキーすげえ美味しい!』
玲奈『そうかな?いっぱい食べてね?』
承(久しぶりすぎて、照れるなあ、なんか玲奈さんますます可愛いなぁ…!)
玲奈(承くんがクッキー喜んでくれると嬉しいな。もっと喜んでる顔見たいな。)
ふたりは久しぶりの美術室を満喫していた。
まさかあの河川敷で妹が大暴れしてるなんて知る由も無かった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます