10 警察行きです!ざ ま ぁ
朝、私は校内放送で職員室に呼ばれ、今はそこから生徒指導室に連れて行かれたところ。
あいつら、学校バレはしないって言ってたのに……っ!
で、まぁチクられても先生たちに怒られるだけだろうってたかを括っていたのに、なんでだろう。警察までもがいるんだけど?
「おい。小野田。座れ。」
この学校で最も恐れられている教師が言う。この場は、言うことに従うのが最善か。
「小野田さん。私達は警察です。今回は、あなたが援助交際をしていたと聞きました。相手の男のことについて教えていただきたい。」
……知らないよ。そんなの。相手のことなんて金づるだとしか思ってなかったし。あーイライラする。どうして私がこんなのに付き合わなきゃいけないのか。
「知りません。」
「いいえ。あなたは知っているはずです。まだかばおうとしているんですか?あんな汚らしい男たちのことを?無駄ですよ?そんなの。」
やめろ。鼻で笑いながら話すな。まじでイライラする。
「……本当に知りません。」
「小野田。本当のことを話したらどうだ?」
なんでお前までもが入ってくるんだよ。うざい。お前は関係ないだろうが。
「まだ犯罪者を庇いたいみたいですよ?先生。どうしたらいいんですかね?」
「もう無駄なんじゃないですか?犯罪者とおんなじことしてたってことですし。こいつも。」
なんで警察と先生が結託してるんだよ。そんなに私のことをけなして楽しいか?あー頭きた。もうやばい。
「だから、知らないって言ってる!!」
って怒鳴り声で言っても、
「先生。ほんとに無駄みたいですね。」
「はは。そうですね。」
こいつら、全く話を聞かない。あーもう口調が男みたいになってるけど、ここは一発入れて分からせないと。
「お前ら!話聞けやぁ!!!」
と、叫んだと同時に全力で拳を振るったのに。
「これで、暴行罪ですね。あなたも、逮捕です。」
なんで、止められてるんだよ。なんで、私まで捕まらなきゃいけないのか。
………あああ!!!
_______
そうして逮捕されてしまった私は、パトカーに乗せられて留置所に。
すると、そこで待っていたのは……
「あれ?なんで心陽ちゃんまでここに来たの?なんかやらかしちゃった?」
私が相手をしていた男たち、4人だ。
「心陽ちゃん、また一緒だね。」
「はは。心陽ちゃん。出所したらまた会おうね?」
…………ああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!
_______
なんと、今朝呼び出されていたあいつは、逮捕されたらしい。
援助交際の女性側って逮捕されない気がするんだけどなぁ…。
もっとも、相手の男たちも逮捕されたらしいが、大体の場合はすぐに出されるらしい。
まぁ、仕方ないか。俺の目標はあいつに復讐することだったし。
あいつが逮捕されたってのを皆も聞いたらしく、今はその話題で持ちきりになっている。
これで、友達バレもしたな。
ざまぁみろ!
_______
ここまで読んでいただき、ありがとうございます!
良ければ、♡、☆、フォローの方、よろしくお願いします!
星200ありがとうございます!!次の目標は星300!高い目標ですが、頑張っていきたいと思っています。
次は閑話を挟み、その次から第三章。ちらっと出てきていた春菜と陽菜が中心となっていきます!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます