2 誤魔化し

 あー……、やっぱりか。いや、まぁそうだよな?俺たちのことを視認していたのなら、そりゃ待ってるか。


「どうして、……えーっと誰だっけ?ごめんなさい。クラスメートよね?」


 いや、お前クラスメートの名前覚えてないのかよ。俺だって最初は分からなかったが。


「ええ。クラスメートの唐沢陽菜です。それで、どうしたんですか?」


「あ、そうよ!そういえばあんたいたわね。うちのクラスに。で、どうして湊とあなたが一緒にいるのよ?湊はなのに。」


 やっぱり、浮気を疑ってるんだな。浮気してるのはお前の方だっていうのに。


 俺も浮気してるっちゃしてるからお前の疑いは間違ってはないんだがな?


「心陽、それはな、ちょっと用事があって。一緒に来てもらったんだ。」


「どんな用事なの?どうして一緒に行くのが私じゃだめだったの?」


「……それは、言えないんだ。」


 ここで一回隠す方がサプライズだと信じてもらえそうだし、隠すべきよな。


 これで引いてくれるとは思わないけど、引いてくれたらそれでよし。


「なんでなの?なんで秘密なのにそいつには言えるのよ!?」


 ……これがさ、本当に好きな彼女から言われたのであれば嫉妬してくれてるんだなぁ…って思うのかもしれねぇけど、こんなビッチから言われたんじゃあなんにも響かねぇよ。


 はぁ…演技も疲れるな。


「……これは秘密にしたかったんだけどな、今日は心陽へのプレゼントを買いに来てたんだ。一人じゃ選べないって思ったから、に付いてきてもらったんだよ。」


「ふーん。まぁ、それなら?」


「あ、心陽さん。、本当にあなたのことが好きみたいですよ?今日も選ぶとき、結構惚気けられましたもん。」


 うへぇ。想像するだけで気分が悪くなる。俺が惚気けてただって?


 嘘つかなきゃいけないのはわかってるんだけど、生理的に無理かもしれない。


「……許してやるわよ。けど、次から他の女と出かけるときは私に言ってね?」


「……わかったよ。」


 ……がちでめんどくせぇ。なんでこんなやつに束縛されないといけないんだ?


 さっさと別れてぇ……まじで……


「じゃあ、湊?私と帰ろ?」


 嫌だ!!それは絶対に嫌だ!!


「あ、小野田さん。まだプレゼント買えてないんですよ。なので、今日はそれを楽しみに帰っていただけませんか?彼は、あくまでもサプライズにしたいらしいので。」


「……いいわ。プレゼント、楽しみにしてるからね。」




 ______




 はぁ…疲れたぁ…結局プレゼント渡さないといけないのかよぉ…


「湊さん、よく頑張りましたね。」


「うん…。結局あいつにプレゼント渡さないといけないことになりそうだけどな…」


「じゃあ、?」


 ………え?


「どういうことだ?」


「以前、私の父が探偵だってことはお話ししたと思います。それで、調査が終わったらしくて。なんと、相手の身分までわかったらしいんですよ。」


 !!いや、神か?これで復讐ができる……


「……そうなのか!ありがとう。」


「それで、今日はちょっと証拠をまとめたりしないといけないので、明後日でいいですか?」


 いいんだ。いつでも。あいつに確実に復讐ができるなら。早いに越したことはないけれど。


「あぁ。いいぞ。俺、気づいたんだけど、まだ陽菜が俺の家に来たことってなかったよな?次は俺の家に来たらどうだ?」


「いいんですか!?是非、行かせていただきます!」


「そんな、改まらなくていいんだよ。だって、陽菜は、俺の彼女なんだから。」


「っ……!」


「じゃあ、デートの続きを楽しもうか。」


 待ってろ…?俺は、何股もしていたお前を絶対に許さないからな…?覚悟してろよ……





 _______






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 明日も夕方の5時、夜の8時に投稿します!!


 追記


 次の話は、3章においてけっこう重要になってくるので!!読んでいただけると。


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