第6話 振り切った甘さの女、その脳内

 今日も愛しの愛加の家にいます♡

 

 私は実家暮らしなので、母に「あんた、いつもどこに泊まり歩いているの?」と怒られているんだけど、「運命に出会ったの♡」と言ったらなにも言われなくなりました。なるべく早く連れてきなさいと言われたので、たぶん愛加との結婚を祝福してくれているんだと思います!(保護心)

 そりゃそうよね。あんなに素敵な人、この世に二人といないもの。(*まだ会わせていない)私の遺伝子を持つ母もきっと好きになるに違いない。取り合いとかは勘弁だわ。


 愛加は、背が高くてすらっとしたスタイル。冷たそうな目をしていて、、なのに笑うと優しくて、、好き。長い前髪を後ろにかき上げてけだるそうにするところ、ホントやばい。誰が見ても美人なのに、いつもラフな服を着る。パーカーを脱ぐときに見える脇腹とかブラが見える時がたまらない。。脱いだときのギャップがすごい。


「は、破壊神に破壊されちゃうっ!♡♡♡」(なにがとかは考えていない)


 今日は、私が晩ご飯を作ってあげる日。ミネストローネを作ろうと思ったら、マカロニを買い忘れたので、キムチを入れたらチゲになりました。だから慌てて愛加がご飯を炊いてくれた♡共同作業だわって思ったら失神しかけたので、「キムチが気付け薬になって良かったね。」って愛加が言ってくれて・・・。すごい優しくないですか?


 はわわ・・見て?今、愛加がご飯をよそおうとしているの。。しゃもじ持ってる。。ちょーかわいい。しゃもじとかわいいがこんなに合うなんて知らなかった・・・。好きっ!


「ねぇ、世界一しゃもじが似合うね♡」


「え、庶民的ってこと?」(なんかごめん?)


「ちがう~!私もよそわれてみたい♡」(この子は振り切っています)


 よそわれるっていうのは、お嫁にもらわれる的なニュアンスがあるわね。私、いつ愛加が「一緒に住もう。ずっと一緒に居よう。」って言ってくれるのかずっと待ってるの。数時間おきに「私になにか言いたいことある?」って聞いた日があるんだけど、「かわいい。好き。」って毎回返事されるから、その度にいちゃいちゃが始まってしまって、、まだ一緒には住んでいないの。(ほぼ毎日いるけど)


 あああ、ご飯食べてる愛加、かわいい。。

 お箸上手に持てるね♡両手使って偉いね♡よく噛んでね?


「どう?ごはんおいし?♡」

「うん。おいしい♪」

「かわいいっ!何点だった?」

「え、ミネストローネとして?チゲとして?」

「愛する彼女の手料理として!♡」

「ほっ。なら200点だね!」

「あーん♡一万点の答え~!♡」(200点が急に低く感じられる自爆)



 私、今日も幸せです♡

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