第3話 京子
気がつくと電車の中で京子の膝枕で眠っていた。
「ユミ!ユミ!!ユミー!起きたぁーー!」
「あれ?京子?」
パチッと目が覚めるユミ。
自分後なぜ京子に膝枕されてるのか理解できない様子だった。
「電車に乗って座ったら、秒寝するからビビったよ!!死んだかと思ってマジで心配したんだから…」
京子は涙目になりながらユミの胸に顔を埋めて、
さわさわとおさわりする。
「おはようー。ごめんねぇー。いきなり眠くて寝落ちしたわぁー。
つか、私、どのくらい寝てたの?」
京子を胸から引き剥がしながら、ユミは尋ねた。
「いうて5分くらいかな?
でも声掛けても揺すっても起きないから、マジ死んじゃったかと思ったよ。
ほんと大丈夫?」
という、京子の頭にたんこぶができて、ユミの拳から煙が出ている。
「大丈夫大丈夫。昨日は屋上で星見てたからね。寝不足だったのかもしれない?」
「つうか即寝すぎやでww」
幼少期は関西にいたので関西弁がたまに出る。
ちなみに京子だけど、京都ではなく神戸っ子だ(笑)
京子は同級生で部活も同じ天文学部。
夜の天気のいい日に天体観測をしたり、天文台で星を見たりする。
天文学部は夜の部活なので、一緒にいる日は一日中一緒にいるので、ユミと京子は友達というか親友というか仲間だ。
ユミのおっぱいを、おっさんのように触るのさえなければだが…
結局、京子は家まで付き添ってくれた。
ユミは京子いいやつーと思いながら、家に着くと、やたらと木の精霊が集まっていることに気がついた。
早速、トレントからの司令だろう。
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