0-3
この世に悪の栄えた試しなしとは言うものの、悪党というのは風呂場のカビのようなもので、洗い落とそうにもその根は深く、こそぎ落としたその端からまた際限なく蔓延るものだ。
風呂場そのものが遠大で果てがないとなれば、なおさらの事。
警察、近衛兵、警備隊。呼び方は何であれ、正規の法執行機関だけでは、あまりにも手が余る。
その足りない手を埋めるため、世界連盟は捜査権や逮捕権の一部を民間へ委託する事を決定した。
民間委託の法執行者は、大別して二つに分けられる。
一つは、
そしてもう一つが、
当然ながら、賞金首ではない現行犯を捕らえても、賞金の支払いはない。
彼らが得る利益は、捕えた犯罪者の財産だ。犯罪者が所有していた財産、それ自体が違法物でない限り押収して私物化する事が認められている。
賞金稼ぎと同じく犯罪者を生かして捕え、然るべき場所へ引き渡し、押収した品のリストを届け出る必要はあるものの、私掠免状者はその名の通り、公的に略奪を許可されているのだ。
そう、俠侍郎とデガードもまた先の名乗りの通り、私掠免状者だ。
俠侍郎はその職務を全うするため――といっても職業倫理は小指の爪先ほどで、その動機のほとんどは切迫した備蓄危機の解決にあるわけだが。
ともかく俠侍郎は、単身で武装の全てを失った密猟者達の貨物船へ乗り込んだ。最後の悪あがきとばかりに、密猟者達の抵抗に遭うのではないかと身構えていた彼は、拍子抜けする事になる。
「なんの真似だよ、そいつは」
「
手の平をこちらへ見せつつ、両腕を肩より高く掲げながら、密猟者達の一人が、忌々しそうに俠侍郎を睨み付ける。
「いいや、万歳三唱のつもりじゃなけりゃ、意味は通じてる。俺が言ってんのは、ゼリーフィッシュに手を出す割には、骨がねえってこと」
「あのゼラチンにも骨はねえよ」
「そのくだらねえジョーク言うために、首に縄を掛けたのか。ところによっちゃ、ゼリーフィッシュの殺傷は政府転覆よりも重い罪だ」
「そいつは名ばかり政府が囲ってるような、辺境世界の法じゃねえか。世界連盟サマがお作りになった法律じゃあ、殺人よりは軽いはずだ」
「笑うぜ。機関砲にレーザー、挙句にゃエーテル兵器をよそ様の船に向けてぶっ放すのは、殺人とは言わねえのかよ」
「そいつに関しちゃ未遂だろ」
「さあてね。そういうことは、俺に言ってもしかたねえ。裁判所で言ってくれ」
そう言うや、俠侍郎は降伏の姿勢を取る密猟者達の足許へ、手錠を放り投げた。たとえサイボーグであろうと引き千切る事はできない、特別製だ。
「自分ではめな」
蓮華三式リボルバーカノンをいつでも撃てるように、デガードがノラウェイダへ待機している以上、早々下手な真似ができるはずもない。とはいえ、そもそも相手は法などお構いなしに、ゼリーフィッシュの密猟にまで手を出した悪玉の悪党だ。用心してしすぎるという事はない。
「とろとろゆっくりな。生乾きのカサブタ剥がすよりもだ。私掠免状者は、せっかちな犯罪者が嫌いなんだ」
そう告げるや、密猟者達は俠侍郎を恨めしそうに睨みつつも、言われた通りにゆっくりと、自ら手錠をはめだした。
「そうそう、その調子だ」
調子良くつぶやいて、俠侍郎は手許の端末を操作する。すると、密猟者達が手ずから手首を戒めた手錠から、強力な磁力が発せられ、それぞれの手錠を船体の床へ強引に引き寄せた。
密猟者達は悲鳴を上げて、したたかに床へ打ち付けられる。打ちどころの悪かった者は、哀れな事に前歯をへし折られたようだ。
「動くんじゃねえぞ」
わざわざ口に出すまでもなく、身動きの取りようはないだろうと知りつつ皮肉を捨て置いて、俠侍郎はとりあえずその場を後にし、食糧と推進剤の備蓄を漁り始めた。
この貨物船も、ノラウェイダと同じく、元は軍用の船だ。型式は忘れたが、現場ではその形状からエスカルゴと呼ばれていた。
最新世代よりも型落ちするとはいえ、いまだ現行機として活躍している機種。おそらく違法の横流し品だろう。
まあ密猟者達の手へ渡った経緯がどうであれ、元が軍用となれば、俠侍郎にとっては馴染み深いものだ。実際、この手で飛ばした事もある。
船内の基本構造も頭の中に入っている。色々と手を加えられてはいるだろうが、そう大きく変わってはいないだろう。
乗員や輸送する兵隊の糧食を備蓄する食糧庫は、食堂のそば。
ゼリーフィッシュは、そもそも遭遇する事自体がレアケースな生き物だ。その密猟を目的にすれば、長丁場になるのは避けられまい。それなりの蓄えはあるだろう。
そう踏んで、俠侍郎は食糧庫の前へ足を運んだ。
『おい、そっちはどうなった。もっとまめに連絡を入れろ』
腹の虫が急かすまま食糧庫へ足を踏み入れようとしたところで
、腰に吊り下げた通信機がデガードの小言を発する。
「密猟者達には縄を掛けた。今は食い物を探してる。とりあえず、俺の分は見つかりそうだ」
『私の分はどうなんだ』
「さあてね。あいにく連中の中には、シャーレは見当たらなかったぜ。精々、サイボーグくらいだな」
通信機を手に取って応じると、向こうから奇妙な回転音が返ってきた。シャーレの口腔に生えた粉砕歯の音だ。これは、舌打ちにあたるジェスチャー、ようするに苛立ちを意味する。
『ろくな食事は期待できないというわけか。この際だ、背に腹は代えられん』
この場合、その言い回しは比喩とは言えない。シャーレも有機体同様に、飢えを“腹が空いた”と表現するからだ。
『ネジでもナットでも構わん。なんなら、サイボーグ共の腕でもな。空腹に勝る調味料はない』
調味料という観念は、俠侍郎とデガードとで大きく異なる。金属で構成されたシャーレに塩分は厳禁だ。代わりにデガードは、アルミ箔のサラダへ水銀をドレッシングして食す。
当然、二人の食器は別々、そもそも食卓を同じにする自体がまれである。よくもまあそんな二人が、この混沌の海で相棒をやれているものだ。
「まあ、適当に見繕っておくさ」
いかにも気のない返事を寄越して、通信機をしまい込む。そうはいっても、相棒に飢え死にされても困るのは事実だ。後で、工具置き場でも漁らねばなるまい。
ともかく、まず要り用なのは自分の飯だと、俠侍郎は食糧庫の扉を開こうとかたわらの開閉スイッチを入力する。
沈黙。
「……壊れてんのか?」
再び、スイッチを叩き付けるように押し込んでも、扉はうんともすんとも言わない。どうやら故障しているようだ。しかたなしに、俠侍郎は手動開閉用のレバーへ手を伸ばした。
ケイオスクラフト内部の扉は、非常時には各ブロックを閉鎖するための完全密閉ハッチとなるように製造されている。当然そのロックを外す手動レバーは、生半可な力では動かない。
生身のヒューマンなら、成人男性が全身の万力を込めながら顔を真っ赤にしてようやくといった程度には、固く重いしろものだ。
だが、俠侍郎はそれを片手で易々と動かして、ロックの外れた扉を涼しい顔でスライドさせた。
ろくに油も差していないのか、やけに扉が軋みを上げる。
扉の奥に続く食糧庫は闇に閉ざされており、開いた隙間から差す光が暗闇を切り取る。
倉庫の奥に、段ボール箱が積み上げられている。食糧庫のドアを整備もせずに放っておくような連中だ。料理の心得が期待できる手合いではないだろう。備蓄してあるのは、さほど手間も掛けずに食べられるような保存食ばかりに違いない。
味のほどは期待するだけ無駄だろうが、とりあえず今は腹が膨れるだけありがたいと考えよう。
腹の虫がさもしい鳴き声を上げるのに従って俠侍郎は足を向けたものの、道すがらに足を止めた。
爪先で、足許に捨てられた缶詰を小突く。いくら野放図な連中とはいえ、こんな埃臭い場所で飯を食う趣味があるだろうか。それに缶詰からこぼれたと思しきソースは、まだ乾いていないようだ。よほど腹を空かした何者かが、ついさっき、なりふり構わず缶詰を開いたと考えるのが妥当だろう。
そもそも、扉が閉じていたのも妙だ。開閉スイッチの修理を怠っていたような連中が、いちいち重い扉を閉じておくだろうか。そういう無精者なら、開け放しにしておくはずだ。
だとすると、扉を閉じたのと、この缶詰を放り捨てた何者かは、同じ人物だろう。
缶詰の中身をたいらげた何者かは、どういう思惑があって扉を閉じたのか。
自分以外に、この食糧庫へ足を踏み入れようとする者があれば、いち早く察知したかったから。
そう考えると、この後、その何者かがどういう行動に出るかは、自ずと知れる。
少なくとも俠侍郎が同じ立場だったなら、食糧庫へ入って来た者が複数であれば、相手が自分の存在を気取る前に、素早く静かにこの場を脱しようとするだろう。
では、相手が単独であったなら、相手が自分の存在を気取る前に、不意を突いて処理をする――素早く静かに。
爪先で蹴飛ばした缶詰が、からころと音を立てて床へ落ちるよりも速く、俠侍郎はその身を前へ投げ出した。
後ろを振り返る愚は侵さない。
瞬く間に下したその判断が功を奏したのは、俠侍郎が前転を打ったのにわずか遅れて、後方より鋭く風を斬る音が聞こえた事から明らかだ。
前転一つ打った勢いそのままに膝を起こしつつ、ようやく俠侍郎は背後へ視線を配った。
扉から差し込む光を背負った人影を、視界が捉える。光が濃い陰を作り、相手の面頬や衣装の拵えはわからない。
背丈は小さい。俠侍郎はヒューマン男性の中でも上背のある部類とはいえ、相手の頭は胸許へようやく届く程度だ。とはいえこの混沌の海で、外見で相手の力量を判断するのは禁物である。
最前の風切り音。あれを聞いただけでも、その手腕のほどは明らかだ。
その鋭さからして、刃物である事は疑いようがない。それもナイフよりも長い、刀剣の類いだ。
だが、その正体は窺い知れない。相手は得物を携えた手を、こちらへ晒した半身の奥へ隠している。刃渡りはおろか、片刃なのか両刃なのかもわからない。この構えだけで、相手がよほど修羅場慣れしているのが察せられた。
俠侍郎は誰何の言葉を吐く事はせず、濃密な緊張を孕んだ右手で、腰許に提げた銃把を探る。
首切れ馬の革で拵えたガンベルト、そのホルスターへ納めた自動拳銃――アグニ・
半世紀も前に製造されたにも関わらず、トリームルティ社が開発したアグニシリーズの最高傑作と名高い名銃だ。
口径はX45口径で、装弾数は十三発。
撃発方式にレーザークーロン爆発を応用した、いわゆるブラスター銃。錬金術によって精製される燃素火薬を使用したフロギストン銃と比較して、高価かつ整備に手間が掛かるものの、威力においては、サイボーグの装甲も一撃で粉砕する性能を有する。
混沌の海では、外見は当てにならない。とはいえまさか、この小柄な身体に、サイボーグ以上の防御力があるとも思えない。当てさえすれば、始末は容易い。安全装置はあらかじめ、貨物船に乗り込む前から外してある。
あちらはすでに得物を抜いているが、こちらは飛び道具。素早く飛び退いたおかげで、間合いには開きがある。あちらもそれを承知しているのか、無闇に仕掛けてこようとはしない。
お互いに、呼吸をはかる。
ひどく動きは小さいが、相手の肩はわずかに上下している。あの肩が下がった瞬間――相手が息を吐き切ったその瞬間が、仕掛け時。
抜くのは――今。
アグニの銃身を、首切れ馬のしなやかな革の感触から解き放つ。
銃爪を絞る――撃発。
クーロン爆発の強烈な反動が、肘と肩をしたたかにキックする。本来なら、到底生身では耐えられないリコイルパワーだ。だが俠侍郎は怯みもせずに、抜銃の直後に素早く二発、銃撃を撃ち込んだ。
眩いマズルフラッシュが、食糧庫に立ち込める暗闇を一瞬、ニ瞬、拭い払う。
“外した”
いや、躱されたのだ。のみならず――
“見失った”
度を越した速さだ。静止状態から、たった一瞬の内に、鍛えられた俠侍郎の動体視力を置き去りにした。
その由縁、尋常ではない身さばきが何に基づくものなのか、判断するだけのいとまはない。吸った息を吐くだけの余裕すら。
こちらの索敵を振り切った相手は、どう仕掛けて来るか。銃を持った右手か。それとも、攻撃手段を削ぐ手間を掛けずに、左から仕留めに来るか。
論理的な思考を挟む余地などない。刹那の内に、ほとんど勘働きに従って、俠侍郎は動いた。
床から膝を離してに立ち上がると共に、照準もそぞろにアグニを身体の右手へ向けて乱発する。乱射した弾丸が当たってくれれば、御の字。そうでなくとも、これで相手が切り掛かって来る進路は、限られる。
左から来る。弾切れまでは、待つまい。察するにこの相手は、密猟者達の仲間ではない。むしろ、敵対的な関係。そして、密猟者達が今動けない事も知らない。こうして銃声が響いた以上、すぐにでも俠侍郎を仕留めに掛かるはず。
ガンベルトの左に取り付けた
俠侍郎が手に取ったのは、手錠だ。ついさっき、密猟者達に投げ渡した物と同じ、強力な電磁石仕込みの手錠である。
相手が狙うとすれば、一刀のもとに命を断つ首筋だろうと辺りをつけ、ほとんど運に天を任せるように手錠を振り回す。
ガチャリと手応え。九死に一生と、手錠のスイッチを直接入力する。磁力が床を引き寄せ、俠侍郎の足許へ、相手が受け身も取れずに叩きつけられた。
相当な衝撃だろうに、携えた得物は取りこぼさなかったようだ。
刀。素人眼に見ても、かなりの利刀とわかる業物だ。刀身には、独特な紋様が波打っている。さぞかし芸術的価値も高いのだろう。その手の好事家の許へ渡れば、相応の値がつくに違いない。
だが、この場における重要性は、機能がもたらす美術的価値などではなく、機能そのものにある。一歩間違えれば――いや、ほんの少しでも不運に見舞われれば、俠侍郎もまたその機能の餌食になっていた。
「……動くなよ」
密猟者達へ掛けた言葉よりも皮肉を減らし、入れ替わりに緊張感を増して、アグニの銃口を足許へ這いつくばる相手へ突き付ける。仮に動いたところで、手錠が外れる事はないだろう。手錠に仕込まれた電磁石は、起動こそ手錠のスイッチをONにするだけだが、 OFFの操作は専用の端末から解錠キーを入力する必要がある。
「お前、ザイルか……?」
アグニの照星の向こうに覗く面貌、扉から差し込む光に映し出された相貌は、ヒューマンとは大きく異なっていた。
まず、頭髪はない。そもそも、顔はおろか全身を短い闇夜の色をした体毛が覆っているからだ。
耳は顔の左右ではなく、頭頂部に二つ、やはり体毛に覆われたものがピンと立って、ヒューマンのそれよりもよほど敏感そうだ。
鼻梁は低く、鼻先だけがツンと尖っており、口許のわずか上に生えている。
最も特徴的なのは、眼だ。
小さな額の割に大きな眼には白眼がなく、眼球の全てを占める琥珀色の虹彩には、縦に走る瞳孔があった。薄闇の中にあって、わずかな光源を拾い、自ずと発光しているような輝きを宿している。
一枚布を縫って袖を通した、開いた前身頃を帯で合わせた独特の衣装――着物の尻から突き出た尻尾が、その名称の由来であり、獣の特徴を有した人類種を指して、ザイルと呼び習わす。
今、アグニの照星越しに俠侍郎へ敵意を向けているのは、猫の特徴を有したザイルだ。
「……そういう、あんたは」
ザイルが、声を発する。耳に心地良い、メゾソプラノ。女とあらば、種の差に頓着を持たない俠侍郎の事。声を聞く前からわかってはいたが、やはりこのザイルは女だ。あいにく、彼の守備範囲より、だいぶ低い。年端のゆかない子供とまではいかないが、大人とも呼べない娘っ子だろう。
「奴らの身内か?」
奴ら、とは密猟者達の事だろう。その口振りからしてやはり、このザイルも連中の仲間ではないらしい。
「違う。俺は、私掠免状者だ」
そう応えてやると、ザイルの琥珀色の瞳に浮かぶ縦長の瞳孔が膨らんだ。
「そういうお前は? なんなんだ?」
「あたしは……賞金稼ぎだ」
「……なるほど」
それなら一応、辻褄は合う。ゼリーフィッシュへ手を出そうとする連中だ。まさか今回が初犯という事もあるまい。賞金の一つや二つ、掛けられていてもおかしくはないだろう。
とするとこのザイルは、その賞金を狙ってこの貨物船へ密航していたのだろうか。
「賞金稼ぎだという証拠は?」
賞金稼ぎなら、世界連盟から許可証が発行されているはずだ。
「そっちこそ、本当に私掠免状者なんだろうな」
もちろんそれは、私掠免状者も同様である。実際に、常に携帯しているかどうかは話が別になるが。少なくとも、携帯が義務付けられた許可証を生真面目に持ち歩く私掠免状者は少数派で、俠侍郎は多数派に属する部類だ。
面倒だなと思った矢先、もう耳タコになった音が聞こえた。腹の虫が、空腹を訴える音。ついさっきまでと違うのは、音の出どころが俠侍郎の腹ではなく、目の前のザイルの腹という点だ。
「そういや、飯時を邪魔したんだったな」
小柄な割に、どうやら缶詰一つで足りるような胃の造りはしていないらしい。心なしか頭頂の耳から張りがなくなり、ばつの悪そうな態度になるザイルから、俠侍郎は銃口を外した。
腹を空かせた娘を相手にして銃を突き付け続けていられるほど、俠侍郎の心は乾いちゃいない。
「とりあえず、飯にしよう」
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