終話

おい。

何だ?このクソはよ。

お前らの頭だろ。




こいつ…いえ、この方は貴族なのです。




そうか。

姫。お前は何も言わねえな。




い、言えないのです…




お前がクソなのか、王がクソなのか。

まあ、どっちでもいいがよ。

こんなクソがのさばってんならよ。


お前の国も大したことねえな。




おい!



お前!調子に乗るなよ!



我らの国を愚弄するか!

命を懸けてきた!我らに!


吊し上げて!王の前へ!




はあ。人間クソ地獄とは良く言ったものじゃなあ。

これは駄目だと。

まあ、洗脳とも言えるじゃろう。

わしらは一瞬で出来るがの?

人間の洗脳は、時間を掛けるものじゃ。


魔力など一切ないからのう。




おい。副団長。

お前はどうなんだ?




その時、アルトリウスはこう言った。

この人間に文句がある者は、そこの男爵と同じ格である。とな。




王に会わせたいのだが、どうだ?



王がクソなら、そこのカスと同じ事するけどな。

いいのか?



我らを本気で、相手する事になるが。



上等だ。




その後のう。

あやつらは、行かなかったようじゃ。

いい宿屋に泊まって、朝早く出て行ったらしいわい。

アルトリウスと、気の弱そうなエリシアがいれば大丈夫だと。

あいつは、いい王になると。




クロ。

飯旨かったか?



うん!

人間て凄い物食べてるんだね!



これからは、もっと食え。



うん!



わ、私は…



ヴァーヴも食え。



やったああ!



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