第11話
僕は目を覚ました。視界が赤く染っておりボヤけて、身体中が傷だらけでとても痛い。そして僕が倒れている目の前や周りからは笑い声が聞こえてきた。
「早くこの学園から出てけよお前がいていいじゃねんだよ。平民がよ」
その男に髪を捕まれ意識が朦朧とする中話を聞いていた。周りはただそれを見て笑っていた。
すると奥から声が聞こえてきた。
「君たち!今すぐその手を離しなさい!」
その声を聞き、生徒たちはすぐに逃げていった。
その男性が僕の近くに寄ってきて
「もう大丈夫だ。ほんとにごめんよライト君」
その言葉を聞いて僕は意識を失った。
僕の名前はライト。両親がいないただの平民で
今はこのイースト学園に通っているただ1人の平民である。
僕はこの学園に試しで入学させられ勉強の方でなかなかの成績を出してしまいこの学園にいることが出来るのだ。それをよく思わない貴族がたくさんおり僕はこんなにいじめられているのだ。
「大丈夫かい?ライト君」
「はい。いつも助けて頂きありがとうございます。それじゃ戻りますね」
「1人で戻れるかい?」
「はい!大丈夫です」
僕が今話している人は、この学園の先生でカリム先生この国の侯爵で僕達平民のことをとても良く考えてくれる先生である。
この国はとても大きな国で名はレームという名の国で学園の名はイースト学園である。この学園は元々貴族の学校であり、平民が通う場所ではないがモルモットとして親のいないライトが入れさせられたのである。
ライトは入ってくるなり色んな目で見られライトとてもいい子で先生たちからは気に入られさらに勉強ができるとか知りそれを面白くないと思った貴族がいじめをする。
これが僕のいつもの日常である。僕はこの学園では勉強しか脳のない平民で魔法や戦闘が全然ダメと言うことになっていた。
だが僕の力は隠さないといけないある人との約束だから。
職業のせいで異世界に飛ばされました元の世界に戻ってきたら数年が経っていました〜飛ばされた異世界はヤンデレだらけでした〜 紅丸子 @kurenai46
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