第9話

イオリはまた夢の中にいたつもりだがいつもの何も無い場所ではなく、真っ白な神殿が建てある場所にいた。


そこには今まで見たことの無いような黒髪の美しい女の人がいた。その人振り返りイオリを

見た瞬間、イオリをただ光のない目でまっすぐと見ていた。


イオリは吸い込まれるように歩いていった。

目の前までイオリが来ると光のない目でイオリを見つめニコって笑って見せ話し始めた。


「イオリあぁ…我が子…我が夫」


その女が言ってることがわからずイオリは聞き返した。


「あ、あのすみませんどなたですか?」


(僕こんな綺麗な人初めて見たし…知り合いではないよな?しかも我が子って!?我が夫って!?)


イオリが戸惑っているとその女が話し始めた。


「あぁすみません私の名前はロアと言います。この星の神様をやらせてもらってます。気軽にロアと呼んでください。後綺麗って言われるとこんなに嬉しいものなのですね♡

あなたは我が星で生まれたから我が子で我が夫なのです」


と自己紹介とともにイオリの心まで読んで話し始めた。


「え、心読めるんですか!?」


「はいバッチリと読めますよ?まぁそんなことより今はお話がありここに呼びました。あなたにはこことは違う私の世界に来て頂きたいんです。」


その言葉を聞いてイオリは小説とかを思い浮かべた。


「そうその異世界です」


「だから心読むのやめてください!!」


イオリは勝手に心を読まれ怒った。


「わかりました。ですがあなたには私と一緒に異世界へ来てもらいます今すぐに…事情は移動してる時話すので早く私の近くへ来てください」


イオリは言われるがままにロアに近づいた。

ロアはイオリが近づいたのを見て、イオリを抱きしめた。


「うわぁちょ、ちょっと!!」


「はい行きますよ♡」





ある所では


「あれ?イオリがこの世界からいなくなった!?まさかあの子…」




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