第7話
香織先生の後をイオリ達がついていき、香織先生がでっかい門の前で止まった。その瞬間門が開いた。
僕達は案内された場所へ座った。この体育館はドームの形をしており今日は僕たちがメインなので僕達が中心にに座り中学生の生徒や高校生や大学生は上の席やなどに座っている。
もちろん上の方からは見えずらいのでモニターなどがある。このドームにはVIP席がありこの学校の校長達や生徒会の人達が入れる場所になっている。
そして僕達が席についたのを見て、僕たちの校長が真ん中に立った。
「これより職業を授ける。我々人類は未だSランクダンジョンを突破できずにいる。だからこの時から職業を授かりしっかりと学校で学び
この学校の生徒がSランクダンジョンを突破してほしい。」
校長の熱意のこもったスピーチで職業の儀が始まった。
クラスごと1人1人呼ばれるからとても長い。
最初は冒険者以外のクラスから始まり次に冒険者クラスでそれでも僕達は最後のクラスなのでほんとに最後である。
「冒険者クラス3組
近藤剛 職業Bクラス魔法剣士」
「冒険者クラス5組
西崎カナ 職業Bクラス魔法使い」
など次々と呼ばれて言った。イオリ達の周りでは先輩達がザワザワとしていた。その理由はBクラスはその年に2人出ればすごいもので今年はもう10人以上出ていたからだ。
「おいおいマジかよ」
「こいつらすごいんじゃねか?」
「うんBクラス多いよねまさか…」
「Sクラス出るんじゃねーか?」
Sランクとはランクの中で最高と言われているランクで冒険者世界ランクの上位5人がSランクだと言う。
この学校は毎年Aランク1人を必ず出していた
「次冒険者クラス15組」
僕たちのクラスの名前が呼ばれた。
そして1人1人名前が呼ばれた。そしてついにあいつの番がきた。
「冒険者クラス15組
玉木健太 職業…Aクラス聖騎士」
その瞬間健太はガッツポーズをし、周りからは歓声が溢れた。
「聖騎士が出たぞ!」
「さすがねあの子!」
「あれほどなら生徒会に入れても問題ないのでは?」
などなど周りからの声が止まらず、その声に健太も応えるように手を振っていた。
その歓声も起こっている中次の人の名前が呼ばれた。
「冒険者クラス15組
加藤渚 職業…Aクラス侍」
「冒険者クラス15組
佐藤恵美 職業…Aクラス古代魔法使い」
あの2人も立て続けにAクラスの職業を出したことにより会場の歓声はものすごいことになっていた。そして僕たちの世代が黄金世代と呼ばれるようになった。
そして最後に呼ばれたのが僕だった。
「最後冒険者クラス15
神野イオリ」
僕の名前が呼ばれ僕は緊張とみんなの視線に包まれながら前へ行った。
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