声を聞かれないために
服の中に手を伸ばされてしまった私は、何とかお姉ちゃんの手を服の中から出そうとするけど、その度に、お姉ちゃんが舌を強く絡めてきて、私は更に頭がふわふわになっていって、お姉ちゃんを受け入れようとしてしまいそうになるのを、拒絶するように、せめてもの抵抗として、お姉ちゃんの手を今できる限りの力で掴んだ。
ただ、今の力でそんなことをしても、全く意味がなくて、私はさっき、私がお姉ちゃんにしてたみたいに、胸を弄られて、先っぽが固くなってしまった。
そのままそれを挟むように摘まれて、体がビクッ、と反応してしまった。キスをしてなかったら、声が漏れ出てたくらいには気持ちよくて、おかしくなりそうだった。
「っはぁ、お、ねぇ、ちゃん、ゆ、許して」
「美葉、愛してるわ」
お姉ちゃんのキスが終わったタイミングで、なんとか、私はそう言った。
すると、お姉ちゃんはそう言って、また、私に唇を重ねてきて、舌を入れてきた。
このままじゃほんとに、理性も無くなっちゃうと思って、お姉ちゃんの手を私の服から出すのを諦めて、逆に、私の手をお姉ちゃんの服の中に入れた。
そしてそのまま、お姉ちゃんの胸を弄りながら、もう片方の手は、さっき触ろうとしていたお姉ちゃんの大事な部分に伸ばしていった。
これで、お姉ちゃんを気持ちよくしたら、お姉ちゃんも私みたいに力が抜けて、抵抗することができるはず。
そう思って。
そして、お姉ちゃんの大事な部分に手を伸ばし終わって、そこを優しく触ると、お姉ちゃんはびっくりした様子を見せてきたけど、直ぐに嬉しそうに、お姉ちゃんも、私の大事な部分に手を伸ばしてきた。
「んっ」
私は反射的にそれを止めようとしたけど、お姉ちゃんの服に手が引っかかって、止められなかった。
……だめっ、お姉ちゃん、そこ、今触っちゃ、だめ。
そう、頭の中で考えることはできるけど、言葉に出すことは出来なかった。……キス、されてるから。口を塞がれてるから。
「んっ、おっ、ねぇちゃっ、んっ」
そして、お姉ちゃんは私の大事な所に触れてくる瞬間に、舌を私の口から抜いて、唇を離してきた。
私は声が我慢できなくて、汚い声が漏れてしまった。
それが恥ずかしくて、声が出ないようにするために、私は自分から、お姉ちゃんの唇を求めて、キスをした。……声を聞かれないために。……と、そんな言い訳をしながら。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます