昔みたいに

「美葉、そろそろお風呂入るわよ」

「……うん」


 お姉ちゃんに頭を撫でられながらそう言われた私は、素直に頷いて、お姉ちゃんと一緒にお風呂場に向かった。


 お風呂場に着くと、いつもみたいにお姉ちゃんに服を脱がされそうになったけど、もちろん自分で脱いで、中に入った。


 すると、すぐにお姉ちゃんも服を脱いで入ってきて、私を椅子に座らせてくれた。


「美葉、洗ってあげるわね」

「うん」


 そう言って、お姉ちゃんはシャンプーを手につけて、私の頭を洗ってくれた。


「美葉、目、閉じててね」

「うん」

 

 私はお姉ちゃんに言われた通り目を閉じる。すると、一声掛けられてから、シャワーで髪を洗い流された。

 

「体も洗ってあげるわよ? 美葉が昔私を洗ってくれたみたいに」

「…………うん」


 私が頷くと、お姉ちゃんはいつもみたいに私が嫌がると思ってたのか、驚いた様子を見せていたけど、すぐに嬉しそうにしながら、ほんとにいいのかと聞いてきた。


「……今日、だけ……なら、いい、よ」


 私は体が熱いのを感じながら、そう言った。……自分でもなんでこんなこと言ってるのか、分からない。……でも、お姉ちゃんに、私が昔してたみたいなことをされてもいいから、洗って欲しいって思ったから。


 そして、お姉ちゃんは、私の言葉を聞くと、手にボディソープをつけて、私の体に触れた。


「んっ」


 いきなりの事だったから、ボディソープの冷たさもあって、びっくりしてそんな声を上げてしまった。


「お、お姉ちゃん、や、やっぱり――」


 私が、やっぱり自分で洗う、といい切る前に、お姉ちゃんは私の成長途中の胸を洗うために触ってきた。……昔、私がお姉ちゃんにしてたみたいに。


「あっ、お、お姉ちゃ、んっ」

「美葉がいいって言ったんだから、今更やめるなんてこと、出来ないわよ?」


 お姉ちゃんはそう言って、やめてくれる気配を見せなかった。

 ……た、確かに、いいって言ったのは私だけどさ……さ、さっきは、何か、おかしかったんだよ。……だって、こんなことされるって分かってたのに、嫌がらないなんて、おかしいに決まってる。


「も、もう、終わり、で、いい……でしょ?」


 もう体の大半はお姉ちゃんにエッチな触られ方をして、洗い終えてるから、私はそう言った。


「だめよ。まだ、洗ってない所があるでしょ」

「だ、だめ、だから……そこ、は、ほんとに、だめ、だよ……」


 お姉ちゃんの言葉で、次に洗おうとしている場所を察した私は、恥ずかしさから、目に涙を貯めた状態で、必死にそう言った。


「美葉も、昔は洗ってくれたでしょ? だから、私もちゃんと洗ってあげるわよ」


 お姉ちゃんはそう言って、力が抜けて抵抗できない私の大事な部分に触れてきた。

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