今夜がまるですべてのように

神はいないと知った今

どうせなら滅茶苦茶になろうかと

場末のバーでウォッカを片手に

足を組んで 首を傾げて

唇濡らして 上目遣いで

蒸した煙にお前が潜る

グラスを全部蹴散らしたあとに

俺とワルツを踊ろうぜ

今夜がまるですべてのように

何もかもより俺のこの手を

選んで二人で滅茶苦茶になろう

朝など遠くて来られはしない

芯まで酒が染みているから

容易く燃える体が照らす

明るい夜を永遠にして

薄い床板かるく鳴らして

チェイサーみたいに接吻しようよ

今夜がまるですべてのように

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