あたしだって、自分の望みを叶える為なら、手段は選ばないのだから……
ある意味では二人は似た者同士だったのかもしれませんね。
出会いの経緯は褒められたものではありませんが二人なりに幸せそうなのは確かですね!
大川様への仕打ちを考えると……
でもこの二人の事も考えると……
とはいえあのやり方は……
と、色々考えると極めて複雑な気持ちになって言葉にしずらいかも( ̄▽ ̄)💦
ただ……人を傷つける事は自分達も傷つけられる覚悟も持たないといけない……
その覚悟を持っているのなら! ここまでして手にした幸せを、生のあるうちにしっかりと噛み締めて頂きたいですね!(^^)
作者からの返信
アニマル様
比多米売、広河兄の腹黒さに気がついていましたが、自分も似た者同士なところがあったので、彼を拒否し反発、とならず、受け入れることができます。
そういう意味でも、運命の恋人です。
広河兄は、比多米売をもらっていく時、無手で、大川の怒りの前に身をさらしました。
あれは、斬っても良い、と許した瞬間でした。
そこが広河兄の覚悟、大川に与えた復讐のチャンスです。
(それで自分が弟に殺されたら、大川も重罪人。父親はいっぺんに跡取り息子、その予備も失う。良い気味だ。)
さて、そんな二人の生は……。
コメントありがとうございました。
千花ちゃん。
広河さま、ちゃんと約束は守って家族も呼び寄せて下さったのですね。
比多米売さんにとってこれが一番の望み、幸せを噛みしめることができましたね。
しかも、広河さま、比多米売さんにお優しい!
2人の出会いは、良いものではなかったけど、今ではとっても仲睦まじくお互いにとって良かったと感じました。
作者からの返信
この美のこ様
広河兄は、自分の母親が、父から冷たく扱われてるのがイヤなので、自分は、女性をわりと優しく扱うんです。
約束、守ってくれました。
そして、比多米売の力強い人柄にふれていくにつけ。
比多米売の家族、いたわりあう、素朴な田舎の家族愛を知り。
比多米売にどんどん、心ひかれてゆきます。
比多米売も、一番の望み、家族を救い出す事を広河兄が叶えてくれて、深く感謝します。
2人はあんな出会いだったのに、今ではとっても仲睦まじくなりました。(・∀・)
コメントありがとうございました。
拝読致しました。
広河さん、約束を果たしてくれました!
この方、何気にマジメなんですよね。だからこそ両親の不誠実に敏感に反応するのだと思っています。
本当に広瀬パパの罪は大きい……そう感じてしまいます(_ _;)
対する比多米売さん、この方は真っすぐですよねぇ。
なにより自分の感情に対して真っすぐです。
対人関係で化粧をしない生身の感情――嘘くささにまみれた人間関係からようやく野卑で真っすぐに向き合える相手に出会えた広河さん。
うーん、申し訳ないのですが、比多米売さんは大川さんより広河さんのほうが合っていると思っちゃいます。
占いなんか笑い飛ばせ!子供は生めばいんだ!これだから坊ちゃんは!
強烈なエールですよね(^^;)
広河さんにとっては、これが必要な気がします。
そしてなんとなく、比多米売さんにとっても、白河の澄んだ水よりも、田沼の濁った水の方が、比多米売さんには居心地がいいような。
このまま広河さんと幸せを育んで欲しい気がしてしまいますが、大川さんの心の傷を考えるとそれもまたアレでして。パパ上たちの男2人で女1人を奪い合った構図にも似た、難しい摂理ですね(^^;)
ただひとつ思うこと。
このパパ上とママ上のお子様、きっと性豪なんだろうなぁ...Σ(O◇O;)
作者からの返信
たけざぶろう様
こんにちは。
ようこそ、いらっしゃいませ。
広河兄のことを、「何気にマジメ」と評してくださり、ありがとうございます。
この言葉を頂戴したのは、きっと初めてで、私自身も、なるほど、と思いました。
「だからこそ両親の不誠実に敏感に反応する」
きっと、そうです。
広瀬パパは罪深いなあ……。
「これだから坊ちゃんは!
強烈なエールですよね(^^;)
広河さんにとっては、これが必要」
その通りです。広河にとっては、比多米売こそが、運命の乙女でした。
強くしぶとく生き抜く活力に満ちた比多米売でなくては、いけなかったのです。
比多米売は、大川でも広河兄でもいけます。
大川はめっさ美形男ですから、そんな男を手にいれられるだけで、女はワクワクします。
清流のごとき清らかな大川ですが、比多米売は、「居心地ワルッ」ではなく、自分の良いように良いように大川を転がし、手綱を握っていた事でしょう。
「パパ上とママ上のお子様、きっと性豪」
あっ、それは考えつかなかった。きっとそうですね……。おおう、そうとしか考えられない……(~O~;)
コメントありがとうございました。
この回で、広河さまの好感度がぐんと上がってしまいましたよー。
約束を守ってくれたし、比多米売にも優しいし、彼の心の寂しく暗い部分もわかってきたし。
比多米売も好感度があがりました。
したたかで、ずる賢いところはあるけど、家族を助けたかった比多米売の気持ちはよくわかる。
なよなよしてたら、そんな目的は果たせないですからね。
そして広河さまも比多米売も、体だけでなく、いつしか心も通い合っていたのですね。
作者からの返信
本城 冴月さま
こんにちは。
ようこそ、いらっしゃいませ。
広河の好感度あがりましたか。( ̄ー ̄)ニヤリ
彼は、自分の母親が夫からかえりみられず可哀想なので、自分は女に優しくしてやりたい人です。「そうじゃないと、可哀想だろ。」と。
弟には冷たい、ひどい兄ですが、自分の嫌がらせに比多米売を巻き込んでしまって、すこーし、悪いな、とこれでも思ってました。
自分の女にしたからには、ちゃんと吾妹子として扱う。
そしたら……、自分で思っていたより、ずっと、ずっと、比多米売を愛するようになったのです。
比多米売も、広河に感謝し、心を寄せていきます。
比多米売、なよなよしてたら、家族を救えない。比多米売のことを理解してくださり、ありがとうございます。
二人は身体だけでなく、いつしか心も通わせ、広河の心の寂しく暗い部分は、ゆっくり癒やされてゆきます。
コメントありがとうございました。
おやおや? 意外とお似合いなカップルじゃありませんか( *´艸`)
比多米売は遠慮なく物を言ってくれるし、広河さまもそんな彼女を悪く思っていない様子。
結構、レディに対しても紳士的だし、印象ががらりと変わりますね~!
比多米売編があって良かったです♪
作者からの返信
最十レイさま
こんばんは。
ようこそ、いらっしゃいませ。
はい、こんな出会い方だったのに、広河と比多米売は、意外とお似合いカップルなのです。
計算高い比多米売は、身分が上の広河をたてようとするのですが、ついつい、思ったことを言ってしまいます。
もともと気が強いので。
広河に必要だったのは、そんな強い女だったのです。
広河、女性に対して、紳士的です。
(比多米売はレディなのだろうか……。田舎の芋娘、気が強いオマケつき(^_^;))
広河の印象、変わりますよね。
比多米売編、重要です。
コメントありがとうございました。
ややや広河さん、ヒタラメさんのこと絶対好きでなんでしょぉ!?まんざらでもないんだよね、この対応を見るに……。
なんだかんだいい夫婦になってますね。広河さんの印象が変わります。
本当は、こんなお人なのでしょうか。ただ、弟に対して冷酷だっただけで……。
作者からの返信
虎の威を借る正覚坊様
広河は、家族と抱き合う比多米売を見て、憑き物が落ちたのです。
家族とは、こんなにも、いたわりあい、再会の喜びに涙を流すものなのかと。
家族とは、こんなにも、愛が深いものかと。
初めて、目の当たりにしたのです。
そして、家族を愛し、愛される比多米売を、大事にしなければ、と思ったのです。
もともと、冷たいのは、弟に対してだけでした。女性には、優しく接していた広河です。
(自分の母親が、父親から顧みられずヒステリーを起こすのが可哀想だったから。)
比多米売と、なんだかんだ良い夫婦となりました。
コメントありがとうございました。
こんばんは、御作を読みました。
あ、あれ、広河さんのイメージが全然違うんですが――。
こんな側面もあったのか。びっくりです。
作者からの返信
上野文さま
こんばんは。
ようこそ、いらっしゃいませ。
広河が意地悪なのは、弟の大川にだけで、広河は女性全般に優しいです。
なぜかというと、自分の母親が、父親に顧みられないのでヒステリーを起こしているのが、可哀想でしょうがないからです。
父親のようにはなりたくない。
女性に淋しい想いをさせたくない。
でも、坊っちゃん育ちでワガママなので、すこぶる美女しか相手しない。
それが広河です。
で、比多米売は、自分の計画に巻き込んで辛い思いをさせた自覚はあるので、せめて吾妹子としてはちゃんと淋しくないようにしてやろう、と思っています。
なので、比多米売の願いをきちんと叶えてあげました。
コメントありがとうございました。
加須 千花さま
こんにちは。
比多米売と家族の邂逅、ドラマチックですね。広い屋敷に、主人として相応の装いをした我が娘、母刀自が「夢じゃないのか」と思ったのもわかります。
「やっと全員が再会できた。
家族全員で抱き合い、咽び泣いた」
したたかに振る舞い、危うい橋をいくつもわたり、ようやく、自分と家族までもが安泰に生きられる立場を手に入れた比多米売。当時、生きのびるためには、現在よりもはるかに強靭な精神力が必要だったのだと感じます。比多米売の涙には達成感もあったのでしょうね。
比多米売のいつまでも消えることのなかった百姓魂は、広河さまの凍えた心を暖めはじめていたのですね。ああ、良い場面なのに、良い場面なのに、そのあとを知っているだけに、辛いです……。
作者からの返信
佐藤宇佳子さま
おはようございます。
ようこそ、いらっしゃいませ。
この比多米売の家族邂逅のシーン、ボロ泣きしながら執筆しました。
いったん下人に落ちてしまった百姓が、這い上がるのは、並大抵なことではなかったでしょう。
比多米売の強靭な精神力が、それを叶えました。
比多米売の涙には、達成感、誇らしさ、喜びがありました。
比多米売の百姓魂が、広河の凍えた心を溶かします。
「そのあとを知ってるだけに、辛いです……」
(^_^;)
そうですね……。
この時の比多米売と広河には、光があふれています。
コメントありがとうございました。
おぉ、最悪なスタートでしたが、いつの間にか理想的な夫婦になっていますね。
広河さんも随分と丸くなって、ちょっと変わってきたのでしょうか。
この当時の乳幼児の死亡率は高いですからね……。
以前、「19世紀までは『子供は長生きしない』と答えておくのが賢い占い師だ」みたいな話を見たことを思い出しました。
占い以前の厳しい現実を知る比多米売には、上流階級の変な諦めの良さに腹が立ったところがあったのかもしれませんね。
作者からの返信
川野遥さま
こんにちは。
ようこそ、いらっしゃいませ。
最悪なスタートの二人でしたが、いつの間にか理想の夫婦となりました。
比多米売を得て、彼女に「上流階級の変な諦めの良さ」を蹴っ飛ばしてもらった広河。
はじめて、目の前のモヤが晴れた心地がしました。
明らかに、変わりました。
19世紀までの占い師、「子どもは長生きしない」と応えておくのが良い」って……。ええ〜! そんな世の中嫌だ〜! と思うのと同時に、そういう世界だったのか、と納得もします。日本でなくてヨーロッパの占い師でしょうか?
比多米売はたくましく生きる郷の女でした。生命力の強さ。それが彼女の魅力です。
コメントありがとうございました。
加須さん、こんばんわーっ!
おー! 広河さまと比多米売、良い感じです!
お互い慈しんで、こころに余裕が出来て、弟に対しても普通に接することが出来れば少しは、って……でも与えた傷が深過ぎるかな(・_・;
作者からの返信
矢口こんたさま
こんばんは。
ようこそ、いらっしゃいませ。
広河と比多米売、良い感じになりました。
広河は、(こんなに比多米売に心ひかれるとは。顔は好みじゃなかったのに。)そう思ってます。
お互い慈しむなか、広河の心は氷解し、父より母より亀卜より、比多米売のほうが存在感が大きくなります。
よって、もう、弟をいじめてやろう、という気持ちも失せました。
とはいえ、弟を深く傷つけたことは、広河も自覚しています。
弟とは静かに距離をとる。そのように、広河は今後なっていきます……。
コメントありがとうございました。
つるばみ、調べたらどんぐりだと出てきました。
合っていますか?
比多米売が幸せそうでよかったです。
でも驚きました。
比多米売の家族を取り戻す件だって、ただの口約束で反故にされるかもと思っていました。
広河さまが嫌なやつなのは弟に対してだけ。嫉妬心なのか?
身分が高いのに毒親という母のせいで歪んだ……?
作者からの返信
綾森れんさま
こんにちは。
ようこそ、いらっしゃいませ。
はい、どんぐりです。
比多米売、どんぐり娘です。
広河は弟に対して、あまりに非道な行いをしました。
比多米売、何とも思ってないのに自分の吾妹子にしました。
自分の目的の為に、比多米売を巻き込んでしまった自覚はあります。もともと、広河は、女性には優しいのです。
父親が、母親に冷たいからです。
広河は、ずっと、自分がどうやったら心が楽になるか、あがいていました。
何をやっても、気分が晴れないからです。
父母のせいですが、広河から働きかけて変えられる父母ではありません。
目の前に苛めやすい弟がいたので、ねちっこく苛める計画をたてましたが、その計画を遂行し終わっても、心が楽になるわけでは、もちろんありません。
彼は、本当にいたわりあう家族、比多米売の家族を目の当たりにして、ようやく心が開けた思いがしました。
(狙って救ったわけではないですが)
こんなに、家族というのは、愛情が深いものなのか、親は子の為に、子は親の為に、涙を流すのか、と……。
コメントありがとうございました。
広河さま、よかった……( ; ; )
ちゃんと約束を守ってくれたし比多米売さんを大事にしてくれてた……( ; ; )
広河さまにはたくさんの美女がいたかもしれないけれど、比多米売さんのようなちょっとはすっぱだけども正直でまっすぐで飾らない女性がいてくれたから彼もなんと言いますかこう憑き物が落ちたというか丸くなりましたね。
この幸せは長くは続かなかったけれど、二人の間に確かに愛と安らぎがあったのだと安心しました😌
作者からの返信
朝倉千冬さま
おはようございます。
ようこそ、いらっしゃいませ。
大事にしてもらう比多米売。
良かった、と安心して、涙の絵文字まで!
そこまでこの2人を気にかけてくださり、ありがとうございます。
そう、広河は、ほどほどに女遊びをしていたけど、比多米売ほど、「ちょっとはすっぱだけども正直でまっすぐで飾らない女性」は、相手したこと、なかったんですね。
広河の憑き物が落ちるには、比多米売の言葉が必要だったのです。
おかげで広河、まるくなり、大人の男として落ち着き、自分の人生を歩みだすことができました。
親にばかり囚われて、亀卜にも囚われていた自分から卒業です。
2人のあいだに、たしかに、愛と安らぎがありました……。
コメントありがとうございました。