応援コメント

第三話  蛾羽 〜ひむしば〜」への応援コメント

  • 比多米売さん、けっこうしたたかですねぇ。そして日佐留売さまと確執があったとは……。そして日佐留売さまの大川さまへの想いも気づいていたと。

    なるほどなるほど、こう複雑に絡み合った人間関係を見るのは好きなのですが、胸がきゅっとなりますね。一夜で大川さまを虜にした比多米売さん。でも彼女が産んだ子を大事に抱くのは日佐留売さま。みんないろんな辛い思いをしても強い。

    作者からの返信

    朝倉千冬さま

    こんばんは。
    ようこそ、いらっしゃいませ。

    比多米売はしたたかな、平民の女、いったん奴婢売りの市に立たされた苦労人です。
    日佐留売はおっとりお嬢様、食べるに困った事は皆無、豪族の贅沢な暮らしを当然としています。
    水と油です。
    比多米売は、お嬢様な日佐留売が、鼻についてしょうがなかったんです。
    そのような目で見ていたので、弱みとなる、大川さまに惚れてる、は、すぐに見抜きました。

    胸がきゅっとなるような複雑な人間模様です。
    比多米売が産んだ子を大事に抱くのは、日佐留売です。運命とは、人生とは、思いがけないものです。

    そして、強く生きていくのが人間ですよね(⁠・⁠∀⁠・⁠)

    コメントありがとうございました。

  • こんばんは♪

    最後は比多米売の章とは(^^)!

    そして彼女が大川様と接触した時にこういう風に考えていたのですね。

    黒い気持ちと家族を取り戻したいという気持ち……

    彼女も色々あったんですね……

    作者からの返信

    アニマル様

    おはようございます。
    ようこそ、いらっしゃいませ。

    最期は比多米売の章です。
    黒い気持ち、というか、計算して、男を落としてやる、という狩人な女と、家族を取り戻したい、切実な願いがありました。

    コメントありがとうございました。

  • 千花ちゃん、こんにちは😊

    比多米売さんには家族を必ず救い出すとの使命感があったのですね。
    故に大川さまに目を付けたのはさすがです。
    比多米売さんの立場を思うとこうするしか方法がない事なのかもしれませんね。
    元々したたかでありながら、男性の扱いは手馴れたもの。
    純な大川さまを落とすの時間はかからないでしょうね。

    作者からの返信

    この美のこ様

    こんにちは。
    ようこそ、いらっしゃいませ。

    そうです。比多米売には、家族を救い出す、という望み、使命感がありました。
    比多米売らしい方法、高貴な男をたらしこむ。
    それ以外に、方法は考えつきません。
    大川に目をつけたのは、自然な成り行きだったでしょう。
    そして、もともと強か、プラス、男性の扱いは手慣れたもの、の比多米売に狙われた純情大川さま。
    時間がかからず陥落するのは、火を見るより明らかです。(⁠θ⁠‿⁠θ⁠)

    コメントありがとうございました。

  • 比多米売、黒い! 強か!
    初登場シーンではこんなことを考えていたとは。
    だいぶ印象が変わりますね。

    作者からの返信

    プロエトスさま

    おはようございます。
    ようこそ、いらっしゃいませ。

    うふふ、えへへ、「だいぶ印象が変わりますね」との感想、嬉しいです。
    比多米売って黒い女で、強かです。
    そして、生きるエネルギーに満ちた女です。
    そんな比多米売に、しばらくおつきあいくださいませ。

    コメントありがとうございました。

  • 拝読致しました。
    ……あたしを手折っても、良いのよ、って、どう見てもお前が手折る側だろ~!!Σ(゚д゚lll)
    手折らせる、という、誘引してから動かすと言う難しいプロセスを目論み通りこなせている比多米売さん、つよし。
    それにしても、まさか大川さん篭絡以前から日佐留売さんと感情的なぶつかり合いがあったとは。
    これでもし比多米売さんが覇権を取ったあとに vs 日佐留売さんの戦いがあったらと思うと、そらもう恐ろしくて(~_~;)
    いや強力な権威から日佐留売さんに勝ち目ないような気もするし。
    良くも悪くも逞しい女性である比多米売さん、もしも遊浮島に売られていたらどうなっていたのか、その姿をちょっと見て見たかったような気もします(;^_^A

    作者からの返信

    たけざぶろう様

    こんにちは。
    ようこそ、いらっしゃいませ。

    「どう見てもお前が手折る側だろ~!!」ナイスツッコミです。(≧∇≦)b

    そう、誘惑して「手折らせ」なければいけません。女としての手練手管は自分が上。しかし、大川と比多米売の間には圧倒的な身分差があります。
    うまくやらねばなりません。
    そこを計算し、大勝負にでた比多米売、強い女です。

    田舎娘・比多米売からしてみたら、女嬬の娘・日佐留売は「お高くとまってる女」です。女性の闘争本能に火がつきます。めらめら。
    日佐留売からしてみたら、比多米売は「何ともいえない、品のない女ね……。」
    と、生理的にうけつけない女です。めらめら。

    「これでもし比多米売さんが覇権を取ったあとに vs 日佐留売さんの戦いがあったらと思うと、そらもう恐ろしくて(~_~;)」
    私も恐ろしいです。ぶるぶるぶる。(;´Д`)
    どんな戦いの火花が散ったことか……。

    もし比多米売が遊浮島に売られていたら、「遊行女としてテッペンとったらあああ!」と武勇伝となっていたでしょう……。比多米売はたくましく、小悪魔な女なので、男たちをホイホイ手玉にとったはずです。
    ね。ちょっと見てみたかったですよね……。

    コメントありがとうございました。


  • 編集済

     ああ、やはり比多米売は最初から謀って、大川さまに接近し、お尻を振ってみせ、歌を詠んだんですね。
     大川さまを恋うてるわけではなかった。

     家族のため、うーん、動機や心情は理解できますね。
     大川さま、初心だったんだなあ。

    作者からの返信

    本城 冴月さま

    こんにちは。
    ようこそ、いらっしゃいませ。

    はい、比多米売は、家族のため、最初から謀って、大川さまに近づきました。
    女官を自由意志で辞めることはできない。この屋敷を出れない。
    男をたぶらかすのが、家族を救う一番の道です。
    比多米売は男をたぶらかすのが得意な女だったから……。

    広瀬パパ→老獪な親父は手玉にとるのが大変だ。
    広河兄→美女好きで、自分の顔面偏差値だと厳しい。
    大川→隙だらけのお坊ちゃん。
    大川さま一択です。

    大川さま、初心でした……。

    コメントありがとうございました。

  • なるほど。いけ好かない日佐留売が大川さまを好いていたというのも、比多米売の原動力の一つになったのですね。

    でも未来では、その憎き日佐留売の腕に己が子が抱かれているという……
    あくまでも現時点での見方ですが、そう考えると違った面白さがありますね。

    作者からの返信

    最十レイさま

    こんちには。
    ようこそ、いらっしゃいませ。

    比多米売は計算づくで動く女なので、まず、自分の念願成就には大川さまを堕とす道しかない、と定めてから、───大川さまを堕としたあと、日佐留売の吠え面が楽しみだわ……。
    と思ってます。自分が大川を堕としたあとの嬉しいお楽しみです。(性格悪し)

    もし広河さまに脈アリ、となったら、さっさと広河さまにターゲットを変えていたでしょう。

    そして未来では、なんと、いけすかない日佐留売に我が子が抱かれているという。
    最十レイさま、目のつけどころが鋭いです。(^_^;)
    実はあとがきで、この事にちょっと触れてます。ご慧眼ですね!
    コメントありがとうございました。

  • ああ、そっか。そうですよね。
    ヒタラメさん、別に大川さまのことが好きで好きでたまらなかったわけじゃなかったんですね。。。大川さまにまぶりついていったもんだから、てっきりそうかと。
    広河さまにあっけなく転んでいったのも、頷けます。

    女として理想的にかっこいいですが、女として屈辱的な生涯にもなってしまった。。。だからといってメソメソしなかったのは、さすが強い女です。

    作者からの返信

    虎の威を借る正覚坊様

    比多米売、自分の目的のために、大川に近づきました。
    大川さまの心を完璧に捕らえるために、あれやーこれやーしました。
    計算高い女です。

    比多米売が、最後まで屈辱的な人生であったか。
    それは、この第三章「こごしき道」でしっかり描いていきます。

    比多米売は、どんなに辛くても、メソメソしたりしません。それで男の気がひけるなら、いくらでもメソメソしますが〜。強い女です。

    コメントありがとうございました。

    編集済
  •  こんばんは、御作を読みました。
     比多米売さんが強すぎて笑うしかないw
     普通に考えたら、一度裏切ったのにどの面下げて……
     なんですが、しれっとそれをやれるのは強い。
     大川さんとどのような化学反応を起こすのかハラハラします。

    作者からの返信

    上野文さま

    こんばんは。
    ようこそ、いらっしゃいませ。

    この第三章「こごしき道」では、比多米売サイドから、第二章を振り返ります。

    なぜなら、大川にとって、比多米売とは、突然現れて、よくわからないまま褥を共にし、翌日にはさらわれ、兄を選んで去っていった女。
    謎の女だからです。

    比多米売がどういう思いで大川を籠絡したか。
    広河とどんな時間を過ごしていくようになったのか。
    大川が知ることのできない、比多米売という女の人生を、読者さまにお伝えするのが、この、第三章です。

    暗くドラマチックで共寝の気配も濃い。
    なかなか読む方もエネルギーがいるかもしれませんが、よろしくお付き合い下さいませ。

    コメントありがとうございました。

  • 比多米売、自分からやってきたわけではなく売られて女官になったわけですね。
    好きだからというよりは這い上がるための一心で大川君に近づいたということでしたか。

    でも、確かに大川君は大人気なのに自分から近づく子はいませんでしたね。
    「縁談は親に任せて、品のないことはしないように」と教わっていた、ということでしょうか。

    作者からの返信

    川野遥さま

    おはようございます。
    ようこそ、いらっしゃいませ。

    比多米売、下人に落ちる→(奴隷)市に立たされる→上毛野君の女官として買われる。そういった道をたどりました。

    比多米売の悲願、家族を救う。それを叶える唯一の手段として、彼女は大川に近づきました。惚れたからではありません。

    大川は身分がすごく上なので、女官たちは秋波を送ったり、花を捧げたりと、好意をアピールするぐらいしか、普通は動きはとれません。
    15歳。やはり、若すぎるので、女官たちは手ぐすね引きながら、大川の成長を待っていました。
    16歳になったら、きっと、大川さまもその気になって、女官の誰かをお召しになるわ……。
    そのような思いが、女官たちの間にはありました。

    大川は、まだ恋をしらず、戯れに女官と遊ぶのもどうかなぁ、と尻込みしてる、真面目ピュアくんでした。
    自分がその気になる日まで待とう。というノンビリくんでもありました。
    若者らしい若者だったのです。

    コメントありがとうございました。

    編集済
  • 加須 千花さま

    こんにちは、ご無沙汰しておりました。

    ああ、こんなところに比多米売と日佐留売の確執が潜んでいたのですね。鎌売にだったらまだしも、日佐留売に打たれるのは腹に据えかねる、やっぱりそういうものなのですね。年が近いということでまず対等な者として比較してしまい、偉そうに罰を与えてくる彼女に、その分だけ強烈な反感を持ってしまうと。

    比多米売は絵にかいたような悪女ですが、なぜか嫌いになれないです。なんとしてでも自力で生き延びてやるというたぎるような情熱に、どこか痛快さを感じるからでしょうか。

    作者からの返信

    佐藤宇佳子さま

    こんにちは。
    ご無沙汰しておりました!!
    さっそくコメント投稿、ありがとうございます。

    比多米売も日佐留売も、かなり我の強い女性です。
    しかし、比多米売は田舎娘まるだしな一方、日佐留売は我の強さをしとやかな所作で綺麗に隠している、お上品な金持ちの娘です。
    比多米売は妬みます。
    ふくらはぎを打たれていなくたって、同じように比多米売は、「あの女、鼻につく」と思っていたでしょう。

    比多米売は獲物を逃さない黒豹。
    日佐留売は牙を隠し持つ虎です。
    がおー。

    比多米売、「絵にかいたような悪女ですが、なぜか嫌いになれないです。」と言っていただき、ありがとうございます。
    彼女は、自分が生きぬくだけなら簡単、と思っている節があります。(図太い) 
    必ず家族を救い出してみせる、とかたく己に誓っています。
    その願いにむかって果敢に突き進んでいく生命力、情熱に、どこか痛快さを感じていただければ、作者冥利につきます。

    コメントありがとうございました。

  • そうですよね…貧乏ってそういうことですし、ましてや比多米売は身分も下…

    でも、不遇な境遇に絶望するわけでもなく、虎視眈々と上に登っていこうと考えている姿に、命の輝きを感じますね。結末を知っているから悲しいですが、短い華だったからこそ余計に映えるのかもしれないですね。

    作者からの返信

    海藻ネオさま

    前コメントの返信で書きましたが、そこまで最下層の家、ではなく、ほどほどの暮らしができていた家、だったようです。
    それが、一夜でひっくり返りました。
    下人に落ち、市場で我が身を売り買いされました。

    でも、そこでへこたれない。
    彼女は強い女です。
    命が輝きます。

    ……大川が、抗えるわけがないんですよねー。ここまで強い思い、強い命の輝き、手練手管がある女に。

    結末を知っている読者は、悲しいですが、彼女は生きてる間は、悲しむなんて! と鼻で笑っちゃう女ですよ。(強すぎる。)

    コメントありがとうございました。

  • 今回マジで比多米売好きになりました!
    家族のために大川さまをロックオンしていたとは!
    恋をせずに家族を思って悪女になる比多米売、素敵すぎですヾ(≧▽≦)ノ

    私は日佐留売のファンだったのですが(姉っぽいキャラが好き)、比多米売、越えちゃいました。
    自分をぶつ上司にイラっとくるから、馬鹿みたいにポーっと好きな男を見ているだけのあの女をぎゃふんと言わせてやろう、というその精神構造がまず好きぃっ!

    いやー、惜しい人を失くしましたね( ;∀;)
    でも彼女、本当に遊浮島に買われた方が頭角を現したと思います。

    作者からの返信

    綾森れんさま

    おはようございます。
    ようこそ、いらっしゃいませ。

    マジで比多米売好きになってくださいましたか。
    ありがたいです。
    大川さまロックオンは、家族の為です。
    ついでに、「バカみたいにぽーっと好きな男を見ているだけのあの女にぎゃふんと言わせ」てやることができる、そしたら気分が良いわ。です。

    そうですか。その精神構造がまず好きですか。
    そう言っていただけるとは、予想外です。本当、ありがたい。

    そうですね、惜しい女性を失くしました。
    比多米売は、遊浮島に買われた方が、頭角を現したでしょう。
    顔でてっぺん盗るのではなく、手練手管とそのよろしき身体と気の強さで、太客をつかまえ、遊浮島から自分を出させ、何としても家族を探し出し……、と、彼女の強い望みを、叶えることができたかもしれません。

    コメントありがとうございました。