ああ、広川さま、大川さま、ともに不吉な占いが出てしまいましたね。
しかも、外れないというのなら、避ける方法もないわけで。
卜部がさっと姿を消したのは、賢いですよね。
下手すると殺される。
かといって、良い事ばかり占えるわけでもないでしょうしね。
作者からの返信
本城 冴月さま
広河兄、大川さま、ともに不吉な占いが出てしまいました……。
広瀬パパだけは、そこまで信じてはいないようです(田舎の政治家ゆえ)
卜部がさっと姿を消したのは、賢いと私も思います。
本人だって、占いの結果をあらかじめ知っているわけではない。
でも、当たりすぎる占いのせいで、過去、他のところでトラブルに巻き込まれた経験があるのでしょう……。
コメントありがとうございました。
最初の二つで、普通の占い師かと思いきや、兄弟の占いでは急に厳しい占い結果を出してきましたね(汗
そこまで言っちゃう!?
空気読もうよ、と言いたくなります。
ただ、大川さんの妻に関しては秋津島にはいない、ということなので他の場所にいるという風に捉えることもできそうですが、現時点では地域を出るつもりは無さそうだから無いに等しい結果ということでしょうか……。
作者からの返信
川野遥さま
こんにちは。
ようこそ、いらっしゃいませ。
奈良時代の空気読まない卜部です。
そこまで言っちゃいます。
言ったらトンズラです。
大川の妻、「この国にいない」なら、上野国以外の妻か〜、と思うのですが、「秋津島にいない」となると、絶望的です。
海外渡航びゅーん、の時代でもありませんので。
妻は得ることができない、という亀卜だと、見物人皆が思いました。
コメントありがとうございました。
加須 千花さま
こんにちは。
「二人は牡丹と月のような美貌で煌々とあたりを照らしていた」
ほほう、意弥奈さまと宇都売さまは、ともに美女であるけれど、ずいぶんタイプの異なる美しさなのですね。
ぱあっと華やかな意弥奈さまに、冴え冴えと照り映える宇都売さま。その脇に立つそれぞれの美しい息子たち。目の前に光景が見えてくるようです。
その美しい光景があるからこそ、亀卜の不吉さが一層忌まわしさを増しますね。
作者からの返信
佐藤宇佳子さま
おはようございます。
ようこそ、いらっしゃいませ。
「ぱあっと華やかな意弥奈さまに、冴え冴えと照り映える宇都売さま。」
ありがとうございます、ありがとうございます。
実は私にはそこまで具体的なイメージがなかったのですが、佐藤宇佳子さまのこのお言葉に触れ、このイメージで固まりました。
うんうん、そうです!
美しい母親&子供たちなのです。
亀卜の不吉さ、忌まわしさが、対比となっている。
佐藤宇佳子さまの素晴らしいイマジネーションです。
コメントありがとうございました。
やっと追いつきましたです!
占いが、ズタボロな結果に……。
でも大川さまの場合、秋津島「には」ですからね!
とはいえさすがの父も、「ありゃあ〜」とは思ってそう。。
作者からの返信
虎の威を借る正覚坊様
わーい、最新話までご覧いただき、ありがとうございます!(≧▽≦)
卜いの結果、ズタボロなことに……。
はい、大川さまは、虎の威を借る正覚坊様の仰る通りです。
本篇読了いただいた方は、わかる♡
さすがの父も、この亀卜には内心怒りを感じ、苦り切った顔をしています。
でも、この父は、この亀卜をあまり信じてはいません。
大領として、政治家……経営者……そんなリアリストな視点を持っているのと、ある考えからです。(この、ある考えについては、いずれこの物語で触れます。)
コメントありがとうございました。
依頼は世継ぎと妻のことでしたが、なんとなく、それへの回答に託して、ほかのことをいわんとしたように受け取りました。なんだろ。わかんないや(アホ
作者からの返信
いちさま
こんばんは。
ようこそ、いらっしゃいませ。
広河「では……、於久(未来)、良い跡継ぎに恵まれるかを。」
「男に恵まれるも七日の命。」
大川「では……、ええと……、於久(未来)の妻はどこに住んでいるかを……。」
「秋津島に妻はおらず。」
なので、対応しています。
この卜部は、卜われる人の幸せを祈って亀卜をしていません。
亀卜の読み取れたことを、ただ淡々と告げるだけです。
この卜部は、もう卜うことに倦み疲れていますが、この男もまた、己の亀卜から逃げられないのです……。
コメントありがとうございました。
加須さん、こんにちはーっ!
むー、卜めぇー!
卜自体は仕方ないとして、広河さま、大川さまが卜部にお願いする卜の内容が、良くなかったですね、結果論ですけど。
広河さま、土師器叩きつけてたし、過去、現在、お父さんにも愛されず、将来まで世継ぎも見込めず、と信じたら、この世に生を受けたことに何の意味が、とか想像つかない程の虚しさにおそわれるのかな。(ノ_・。)
作者からの返信
矢口こんたさま
こんにちはーっ!
ようこそ、いらっしゃいませ。
はい、広河、大川、卜部にうらなってもらう内容が、良くなかったです。
しかし、こんな不吉な結果がでるなんて、誰も思わなかったんです……。
結果論ですね。
広河の気持ちに寄り添っていただき、ありがとうございます。
完全に亀卜を信じ絶望、まではいきません。
うそっぱちだ! という気持ちもあります。
でも、……完全に忘れ去ることもできない。
この亀卜は、広河のこれからの人生に、影を落とすことになります。
コメントありがとうございました。
こんにちは。
どちらの子供にとっても不吉な亀卜でした。
感情を露わにする兄、おろおろする弟、ここらも対照的で興味深いです。
実際にこのとおりに動くわけですが、さて当時の占いって何かからくりがあったのか、あるいは純粋なものなのか。
第二章の物語も楽しみにしています。
作者からの返信
水無月氷泉さま
こんにちは。
ようこそ、いらっしゃいませ。
はい、どちらの子供にとっても不吉な亀卜でした。
兄と弟、対照的な反応です。
当時の亀卜が、こうだ、という資料は見つけられなかったので、私の架空です。
この男は、「亀卜が当たりすぎる男」過去、そのせいでトラブルに巻き込まれた事もあり、無用なトラブルを避けるため、このように、ぱっと立ち去るのです。
畿内で亀卜の報酬に、貴重な珍しいものを貰い、奇術まがいの事に役立てている、という設定です。
第二章も、ご期待くださいませ。
コメントありがとうございました。
この時代の人が、国内に妻がいないと言われたら、絶望しますよね。
だってこの時代の「くに」って言葉は、今の「県」くらい。
すると秋津島に妻がいないって・・・
しかも占いがもっと信じられていた時代でしょう。
「我が家は断絶なんじゃないか」と思った父親、胃がキリキリ痛んでそう。
作者からの返信
綾森れんさま
おはようございます。
ようこそ、いらっしゃいませ。
おっしゃるとおり、「えっ、上野国じゃなくて、秋津島??」と、皆びっくりしました。
奈良時代。
卜は信じられていた。
しかも、当たると評判の卜部なのです。
あっ、でもね、父親──広瀬は苦々しい顔はしていますが、実はそんなに亀卜を信じていません。(この人だけ。この事は、この物語のなかで、いずれ触れます。)
コメントありがとうございました。
ここまでが一章でしたか!
それにしても、忖度ない大した占い師で好感持てましたw
後、奇術師のような立ち回り…怪しく極まりなかったですね。
それにしても、大川も広河も気が気でなかったでしょう。
作者からの返信
海藻ネオさま
はい、ここまでが一章です。
あれ、占い師、好感持てましたか。陰気な雰囲気で書いたので、そういうご感想をいただけるのは、意外です。ありがとうございます。
彼は自分の卜が当たりすぎるので、トラブルに巻き込まれないよう、多少の自衛をし行動しています。まさに奇術師、ですね。
大川も広河も……。もともと寒々とした関係の兄弟に、この亀卜がさらに影を落とします。
コメントありがとうございました。
千花ちゃん。
亀卜、最初は良い結果でしたが、兄上と大川さまの未来は不安ですね。
この二人の人生は如何に?
ここで第一章、完ですね。
第二章が気になります。
作者からの返信
この美のこ様
広河兄と大川の未来、亀卜によって、不安な陰が落ちることになります。
奈良時代のひとは、現代よりも占いを信じていたでしょうから……。
第一章の読破、ありがとうございます。
波乱の第二章ですよ。
コメントありがとうございました。