【宗教観】
人知を超えた力を神の存在証明だと思うのが人間。
神が魔法をもたらしたことで、民は神が実在していると信じている。
また神が食べ物をもたらしてくれている、という発想から食べ物で悪いことが起こっても、自分の普段の行いが悪いせいだと思っている。
実際、神が与えてくれた魔法で治療できてしまうので、さらにその思想が浸透している。
なので食品加工をどう上手くやるかは、神の御意思にどれだけ従えているかの指標になっている。
つまり食品加工を極めた者は、信仰の厚き者として国や教会から認められている。
神としても食事に改善は人口の増加につながるので、その教え自体を否定するつもりは無い。無いのだが、信仰心を試すために無茶をして害のある食べ物を食べようとする人が後を絶たないのでそれに関しては困っている。
年初めにはその年の国の運勢を占う儀式が教会で行われる。
天候や病の流行りなどを神に訊ねるもので、その際に神に御膳を捧げる神饌(しんせん)の儀を行う。
そして捧げ終わった後の食事を民に振舞うのが習わしとなっている。
食事の場には教皇や王も来席し、民や臣下の意見を聞く場になっていた。
その食事には神の加護がつくとして、神聖で大事な習慣となっている。
そこで神饌として選ばれた食事を供した者には、王から褒賞がもらえる。
その神饌に選ばれるかどうかは食品を扱う者たちにとって栄誉であり、商売の繫盛が確約されるものなので、誰しもがしのぎを削っている。
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