第4話 〜騒乱の大森林〜

(いたッ!!)


 ティルは森の主に追いくと、ぐるりと一周、辺りを見渡す。すると、主が向かう木の麓にて一人、少女が尻もちをつきながら体を震わせているのが見えた。


「こっちだーーーーー!」


 ティルは咄嗟に叫び、武器を思いっきり振ると、炎の斬撃が飛び出る。


 ギュルヴァーーーーーーーーッッッ!


 あまりのダメージだったためから、森の主は一瞬だけよろけ、体制を崩すと同時にティルをギョッと睨む。


(やっべ、こっからどうしよ)


 昨日会ったあの男のアドバイスに従い、ここまで来たはいいものの、特に策は無い。倒すのはまず間違いなく無理だろう。ならどうする?どうやってここから脱出する?そう考え始めたところで、シース達も遅れて到着する。


「やぁっっっと追いついた……。ったく、勝手に行かないでよ、もう!!」


「おーーい!大丈夫かーーーー?」


「僕は何とか!!でも、あの人!!」


 ティルの誘導により、シースも少女の危機を把握。


「僕があいつの気を引いたら、そっちで何とかできる?」


「まぁ、何とかはしてみっけど……お前は?」


「大丈夫!死ぬつもりは無いよ!!」


「んならよし!!行ってこい!!」


 そんな手短なやり取りを大声で行っていると、主の攻撃は始まる。


 グルヴォーーーーーーッ!!!!


「グッ……」


 主の咆哮は、ティルの小さな体の自由を奪う事など簡単な模様。直後、間髪入れずにその巨体はこちらへと進行を始め、森を揺らしながらその巨体をぶつけてくる。


(やぁッ――――――)


「バィッて!!!!!」


 一瞬の硬直が解けた後、突進に対し垂直に全力疾走。何がなんでも当たるものかと、前方へと飛び込むと、主の風圧により、一瞬だけ体がフワッと浮かぶ。


(やぁばい!!これ、あたったら絶対ヤバいやつ!!)


 ティルはそんな事を考えながら、地面の上を転がりつつも、方向感覚を把握しながら体勢を戻す。


 主の方からは、ドシンと森を揺らす大きく重たく鈍い音。そんな音から想像させられる未来に、思わず体が震え出す。


「ありゃ、早いとこ助けねぇと。あいつの体持たねぇな……」


「なら、早いとこ!!」


「んだな!」


 これ以上無駄にする時間は無いと判断したシースは、森の主からのヘイトをかわぬよう、静かに。それでもって最速で少女の元へと急ぐ。


(これでよし!っと……。あいつは…………大丈夫そうだな。あと少しは持つだろ……多分)


「大丈夫?怪我、ない?」


「え?あ……はい。大……丈夫……です」


 いきなりの出来事で少女は混乱しているのか、呼吸は荒れ焦点も定まっていない。だが幸い、どこも怪我をしていないようで、大事になる前に救出できたようだ。


 一先ずの安全の為、森の主が攻撃出来ぬようにと、木の上へ避難する。


(よし、後はあいつだな)


 シースは地上で戦うティルを確認。どうやら、攻撃を捌き続けるのに必死になり、避難が完了した事に気付いていない様子。


「おーーい!!ティル!!こっちはもうオッケーだ!!」


 ティルは先頭の最中、上から聞こえる声に気づく。恐らくシースの声だろう。確認すると、少女は助けられ、避難も完了したようだ。


(良かった!!……でもなぁ)


 しかしどうしたものか。目の前のコイツから、どうやって逃げる?そんな大きな問題に、ティルは頭を悩ませていた。


(とりあえず助けはしたけど……。あぁッ、もうッ!もうちょっと考えてから動けば良かったッ!)


 しかし、この戦闘中。そんな事を考えてる暇などあるのか?


「ヤッべッ――――」


 ティルは、考え事に気を取られてしまい、足を滑らせてしまう。その結果、主の攻撃に対応出来ず、その巨体が目の前へと差し迫ろうとしていた。


(考えろ!!何か無いか!?必死に頭回せ!!)


 だが何も思いつかない。どんなに考えても、この状況をひっくり返せるような何かを自分は持っていないのだから……。


 目の前の主の巨体が近づくにつれ、時が長くなるような感覚に陥る。少年の頃の、あの時。己の死に直面した、あの時と同じような感覚が。


 これが走馬灯ってやつか……。そう諦めていると、ふとシースと目が合う。何か、こちらへと叫びながら、手を振っているように見えた。


(・・・・・・)


 恐らく、何かを伝えようとしたのだろう。何かは分からなかったが、なんとなく。ただ、なんとなくこっちに行くべきだと、体は勝手に動き始める。


 気づくと、ティルは斜め上に飛び始めており、そこに合わせてシースが風の魔法でティルを斜め上へと飛び立たせる。


 結果、ティルは森の主の突進を回避。無事、何とかを得る。


「危なかった〜。本ッッッ当に死ぬかと…………!?」


 そう、安心したのも束の間。今の突進、本当にティルを殺そうとしたものだったのであろう。


 そんな突進は、今までのものよりも一層強力であり、シース達の待機する大木を激しく揺らす。


 思いもよらぬ振動に、ハルナとシースは何とか対応することはできた。が、未だ足を震わせる少女は、そうはいかない。


「ーーーーーーーーー」


 少女は、声にもならないような声で叫びながら木から落下を開始。


「ハルナァーーッッッ!!シースゥーーッッッ!!」


 ティルは2人に対して叫ぶと同時に、少女の落下地点へと向かう。ここでようやく、ハルナとシースは、ティルの声で少女の落下に気づく。


 そして、ハルナはすぐさま少女に防御力上昇、ティルに速度上昇、防御力上昇の支援魔法を。シースは今出せる限りの風魔法を使い、少女の落下速度を軽減させる。


「ウォーーールァァァーーー!」


 ティルはなんとか少女をキャッチはしたものの、受身をとる暇もなく、そのまま前方に転りながら大木に激突。


「グァッ……」


 さっきの今ので足に負担をかけすぎた上、今の衝突により、頭を強打。正直、体のどこを動かそうとしても、ピクリともしない。


 グルゥヴォーーーーー!!


 森の主は雄叫びはティルの全身を激しく震わす。


 内側からも外側からも。同時にやってくるその震えに、これから起こりうる、あまりにも予測可能な未来を見させられる。


(いやいやいや、これもう無理でしょ……どうする?何か手は?ダァメだ……もう体が動かないや)


 ティルが諦めたその瞬間――――


 lalalalala…………


 そう、少女は呟いた。


 聞きなれない言葉、知らない言葉、初めて聞く言葉。そのはずなのに、一体なぜだったのだろうか。不思議と、懐かしい感じがした。


 森の主は少々の声を聞いたのか、顔の向きをグッと上にあげ、2人を躱すように木に激突。


 主が大木にぶつかると、森全体は激しく揺れ、衝突音と振動が森中に響き渡る。その後顔をゆっくり降ろすと、気絶している少女。そして、その少女を守ろうと抱きしめる少年を見つめる。


(一体…………なんなんだよ…………)


 おおよそ、数十秒間だろうか。その間、森の主と目が合い続ける。


 ゴクリ…………


 突如現れた、あまりにも静寂な時間。唾を飲み込む音でさえも、響きそうなそんな静寂。その間、一体森の主は何を思っていたのだろうか。森の主の目からは、なんだか悲しげな感情が伝わってくる。


 しばらくすると、今までの暴れっぷりとは打って代わり、森の主は静かに身体を動かし始め、ティル達を置き去りにしたまま、どこか森の奥へと去っていく。


 そんな様子を見たティルは、体から力が抜け、向こうへと去る主を見ながらゆっくり気を失うのであった。


 ・・・


 バチバチバチバチ――――。


 場所は切り替わり、ここは【始まりの森】の安全地帯。そこには、焚き火を囲う3人と、その近くで眠りにつく冒険者達の姿があった。


「本当に、ありがとうございました……。見ず知らずの私なんかを助けていただき、本当にありがとうございました」


「大丈夫よ〜♪死にたがり以外のケガ人も出なかったし、なにせ誰も死んでないしね♪」


「おぉん、まぁなー。あいつも……大丈夫だろ」


「そうそう♪だから、あんまり気にしなくて大丈夫よ〜」


「いえ。……でも、本当に。皆さんが来てくれなかったら私は……。感謝してもしきれないくらいです」


 少女は少し戸惑いながらも、長い髪を揺らしながら、深々と頭を下げる。


「あ、そういえば自己紹介まだだったわね。私はハルナ。よろしく」


「俺はシース。んで、あっこで寝っ転がってんのがティルな」


「ハルナさんにシースさん。そしてティルさんですね。私はソフィアって言います。どうぞよろしくお願いします」


 どうやら、少女の名はソフィアというらしい。見た目は17歳くらいだろうか、透き通るような栗色の目をしており、明い茶色の髪が似合う、真っ白い肌のとても綺麗な少女である。


「ちなみに、あいつが居なかったら、助けられなかったかもだから。起きたらちゃんと礼しときなよ?」


「そう、だったんですか……はい。では、ティルさんが起きたら、そうさせて貰います♪」


 その後、ティルに意識が戻るまでの間。3人はソフィアを助けた経緯やソフィアがなぜここに来たのか等を話していた。


 どうやら、ソフィアも今回の試験に参加するようで、腕試しの為この森に来ていたとのこと。そんな中、偶然現れた森の主に襲われてしまったらしい。そんなことを暫く話していると、炎の向こうから、小さなうめき声が聞こえてくる。


「う、うぅ……」


 ティルの声が3人のところまで届くと、ソフィアはティルの方へと駆け寄っていく。


「ティルさん、ですよね?お怪我の方は大丈夫ですか?」


(この人は確か……)


「……良かったぁ〜〜」


 目の前で自分の心配をしてくれている少女。そんな見覚えのある少女は、主に襲われていた少女で間違いないだろう。


 自分もとい、少女が生きていたことに対し、思わず安堵の声が漏れる。


「私、ソフィアと申します。先程は助けていただきありがとうござました。もしもあなたが来てくれていなければ私は……。本当に、ありがとうございました!!」


(・・・・・)


 しかしなんだろうか、この気持ちは。ティルは、感謝の意と共に笑顔を向けてくる少女から、目を離せずにいた。


 確かにこの少女、ソフィアは顔立ちもよく、一般的に言う美人に相当するのであろう。だがきっと違う。ティルは心の奥から溢れる、どこか恋心に近いようでそうでない、不思議な感情から、体を動かすことさえ忘れていた。


「あの……どうかしました?」


 そんな、ソフィアからの一言で、ティルはハッと我に戻る。


「あ!ちがッ、いや。そうじゃなくて……」


 とりあえず、なんと言ったらいいのやら……。自分が吐き出す言葉を選びきれずにいると、向こうの方から、こちらをおちょくる声、笑い声が聞こえてくる。


 なんだい、こちらの手の出せぬところで、好き勝手言いやがって。そう、ほんの少しだけ腹を立たせながらも、目の前の少女へと、こちらも名乗り返す。


「まぁ、なんです?とりあえず、怪我もなさそうで良かったです。……あ、あと自分、ティルって言います。さっきの感じだと、もう聞いたかもしれないですけど」


 その後しばらくの間、ありゃやばかったねだとか。森の主おっかないねだとか。そんな、他愛のない話が続けていると、うっすら涙を浮かべるシースがやってきた。


「どうよ?よく眠れた?もう歩けそう?」


「……おぉん」


 ほんの少しの腹いせに、口を尖らせながら不服な声を返してみる。


「はははっ!だってよ?お前、あんなのさ?誰だって見たら………あぁもう悪かった悪かったって!んな顔すんなよもう!」


(イタイイタイ……)


 もはやこの腹の怒りよりも、このシースのテンションの煩わしさ、そして肩へと与えられた強めの衝撃の方が、いい意味で上回る。


「てかさ、さっきの戦闘覚えてる?」


「さっきの?……ってあのヌシとの?ん〜、何かあった?」


「覚えてねぇか?ほら、炎。剣から出せてたじゃん」


「…………あ、確かに!!」


 そんな、とうの昔に諦めていた、憧れていたものへの手掛かり。まだ自分にも可能性がかるのだと思うと、思わず大きな声が出てしまう。


「ちょ〜っと、うるさいかな?」


「ご、ごめん……」


 ティルはシースへと謝った後、心の奥に宿る思いを続ける。


「魔法ってさ……使うの。ずっと、憧れてたんだ。みんなが当たり前に使える、この世界に溢れかえってる魔法。でも……僕にはもう魔臓がないから。無理だって諦めてた。だけど、それがもしかしたら!!って思ったらさ。うん。なんか、ね?」


「…………」


「どしたの?」


 ティルは、どこか惚けるシースに声をかけ、目の付近で手のひらを振る。


「……んあ?いや、あぁ。お前も、大変なんだなぁって……」


「まぁね、それほどでも♪」


「別に褒めてはねぇけどな?……んで?感覚とは掴めたりしたん?」


「う〜ん、どうだろ」


 せっかく、念願の魔法が使えたのだ。この貴重な体験を忘れる訳には行かない。ティルは剣を掲げ、あの時の感覚を再現してみる。


「ん゙ん゙ん゙ん゙ん゙ん゙…………」


 良くは分からないが、剣の周りに何かが集まる。そんな感覚はある。だがどうにも、先程のような炎が出る感じは全く起きなかった。


「だぁめだ……。もう今後も出せる気しないや……」


「ま、あん時もしょんぼい火だったもんな」


「うるさいなぁ……」


「ハッハッハ〜。ま、これからもチャンスはあるだろうし、そん時までお預けだな♪」


「だぁね〜」


 その後日が暮れる少し前まで休憩を取る4人。体力も大分回復し、ティルも歩けるようになったため、四人で魔国へと帰る準備を始める。


「そういや、ソフィアはパーティとか組んでんの?」


「私は、1人で参加するつもりでした……。今日、この街に着いたばかりで、残りの時間もないと思っていたので」


「やっぱりそうなのね。じゃあさ、君も俺たちのパーティに入らない?」


「……ん?それって大丈夫なんだっけ?確か、今年の1パーティの制限は3人だったはずだけど……」


「そりゃ、申請は通らないだろうけど。まぁ、方法は色々あるさ。例えば二つのパーティで参加して、こっそり合流するとかね」


「なるほど……でもそれだと。私のせいで、合格の難易度が上がってしまうのでは……」


「ん〜、まぁね。でも言ったって、冒険者試験ってのは、簡単には死にませんよ?だからあなたは冒険しても問題ないです〜。って確認するための試験らしいから、大丈夫でしょ」


「なるほど……」


「ま、それにしたって。こうして出会っちゃった訳だし。ほっとくことなんか出来ないよ、俺は。な?そうだろ?」


「僕も」


「私も右に同じくよ♪」


 そんな、自分へと助けの手を差し伸べてくれる3人に対し、その手を取るようにソフィアは答えを出す。


「では、お言葉に甘えて……。これから、よろしくお願い致します!!」


「よろしく〜」

「こちらこそ♪」

「うん、よろしく!」


 こうして、ティル、ソフィア、シース、ハルナの4人は、共に試験を受けることとなった。


 ・・・


 そして時は経ち、試験前日。この日は試験に向けての準備ということで、協会へと足を運んでいたティル。


(わぁ……人がこんなにも……)


 まぁ、予想はしていたことだが。試験内容の発表日ということもあり、協会の中は自由に歩くことが難しいくらいには冒険者で溢れかえっていた。


「あ!」


(ん?)


 ティルはゆっくり前の方に進んでいると、すぐ後ろからつい最近聞き慣れ始めた、女性の声が耳に入る。


「あ、ソフィア」


 どうやら、ソフィアも試験内容を見に来ていたらしい。どうせならとそのまま合流し、2人で内容を確認しに行く。


 ………………

 場所―【始まりの遺跡】


 開始予定日―4/10_15:00


 推定所要時間―3日間


 内容―詳しい内容については、当日遺跡にて担当者より発表。


 特記事項―本試験は受験者を冒険者として扱うため、功績に応じて追加報酬を支払います。詳しい内容は以下参照。


 ・大型モンスター(ボス級)の討伐 ‐ 10Pt

 →確認方法は剥ぎ取りアイテム及び冒険者手帳を参照。


 ・指定モンスターの討伐 ‐ 1Pt

 確認方法は同上。


 ・指定アイテムの入手 ‐ Ptはリストにて記載

 確認方法は納品にて確認


 ・始まりの遺跡における新発見 ‐10Pt

 確認方法は試験終了後、協会職員にて確認。


 当日は、仮発行された冒険者手帳を持参の上、各自で試験で使うものを用意願います。


 ――以上

 ……………………


(結局、明日になんないと、詳しい事は分からないっぽいのか……)


 2人は試験の内容を確認すると、協会の外に出て試験について話しながら、東区の商店街へと歩いていく。


「どうなるんだろうね、試験の内容」


「はい……。何があるかもわからないですし、不安になっちゃいますよね」


「どうせ、ポイント集めて規定ポイントで合格〜とか。んな感じじゃない?」


「ノわッ!?」


 突如現れた、男の声と肩への重さに驚き振り向く。するとそこには、やけににやけた顔のシースがいた。


「んでなになに?二人だけでこんなとこ歩いて。抜け駆け?デート?」


「ち、違うよ!ソフィアとは、さっき協会で偶然あっただけだよ!ね!」


 とソフィアの方をむくと、無言でコクコクと頷きまくっていた。


「ハッハッハ〜。冗談だよ冗談。お前が協会入ったとこから見てたから」


「なんだぁ、声かけてくれればよかったのに」


「いや、まぁな?なんか面白そうなこと起きないかなと……。んじゃ、俺この後予定あるから。改めて、明日からよろしくな!」


 シースはそう言い残し、手を振りながら来た道を折り返して歩いていく。


 その後、ティルとソフィアは商店街を周り、試験の準備を整えていく。辺りはすっかり夜になり、買い物を終えた二人は、おおよそ最後の店を出る。


「今日はありがとうございました!」


「いやぁ、こちらこそね。じゃ、明日からの試験もよろしく!」


「はい♪」


 こうしてティルはソフィアと別れ、己の宿へと向かう。


(明日から試験……か。……よし!!)


 街灯に照らされる夜の道。ティルは、明日から始まる試験へと気持ちを向け、薄暗い夜の道を1歩ずつ、1歩ずつ踏みしめながら前へと進んでいくのであった。


 第4話 「君との出会い」〜完〜

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魔法の溢れる世界で君と唄う 海中 昇 @N_Uminaka

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