第30話 とにかく娘さんを下さい(奴隷として)
攻略を果たし、追加で魔法を取得した俺達は現代に帰還した。
それからはもう、大騒ぎだった。
なにしろデスゲームの存在がカメラに晒されたのが大きい。
人間をワープされる超常現象が世界中に知られてしまった。
一晩で、波木野市は世界で一番ホットな場所になってしまった。
世界中からマスコミやらYouTuber、科学者、怪しい筋の人々までが次々と押し寄せる、とんでもない街に変貌してしまったのだ。
そんな中、渦中の俺達三人が帰還したんだから、もう大変。
そもそも、デスゲームの帰還者が非常に少ない。
詳細を知る者が本当に居ない。
パパさんと警部以外にの帰還者は数人。
それに、誰も彼も大した成果もあげられなかった。
まぁ、俺が換金アイテムを根こそぎ強奪したから仕方ないね。
前回は、おっちゃんが大量の貴金属を持って帰ったので、儲かるイベントだと勘違いされてしまった。学生やヤクザがこぞって参加する事態を引き起こした。
本当の死亡率が解って居なかったんだ。
やっと、実入りが少なく。死ぬ危険性ばかり高いと認知された格好。
そんな中で、高校生三人の帰還。
中でも、ミントちゃんの帰還が大ニュースとなった。
生存を絶望視されて居たこともそうだが、俺達三人の中で彼女だけが顔を晒されていたのが大きい。
パパさんが繰り返しワイドショーに登場し、ミントちゃんの写真を掲げ情報提供を求めていたからだ
そして、そのパパさんは大怪我を負っての帰還。緊急入院。護衛の傭兵達が全滅。
そんな中、高校生三人が帰還。大ニュースになって当然だ。
ゴシップのネタに最高である。
ミントちゃんのずば抜けた美貌もあって、そりゃ大騒ぎよ。
勿論、そんな彼女がキラーだったなんて言えやしないだろ?
警察にどうやって説明するんだよって。
そこで、俺だ。
木之瀬さんが殺したと思っていた俺が、実は生きていて、そのまま迷宮で潜伏。
囚われたミントちゃんを助け出し、木之瀬さんと二人でキラーを退治した。
そんなシナリオです。
みっちり絞られたけど、山崎警部は何も見てないし、パパさんも意識不明だから誰も否定は出来ないだろう。
俺と木之瀬さんは顔を隠して報道されたが、ミントちゃんはすっかり有名人だ。
中々、時間が取れなかった。
ようやく開放されたのが今日。
俺はミントちゃんのパパさんが入院する病院に向かった。
そう、僧侶の俺が回復魔法を習得したのだ。
今日の俺はミントちゃんと二人っきりである。
病院のロビーでミントちゃんがポツポツと語る。
「パパはママと死別してから、変になった」
「あー」
よくあるやつ。
それで、ミントちゃんを犯すようになったって?
「気持ち悪くて死にたくなったけど、公にすれば私もただでは済まないと思ったから」
そうして我慢を重ねる内に、ミントちゃんは少しずつ狂ってしまったのだ。
「可哀想になぁ」
「おまえがいうな」
ごもっとも。
すっかり有名になったミントちゃんはロビーでも注目の的だ。
で、隣に座る俺までアイツは何だ? って顔でみられている。
まぁ全く釣り合わないモブ顔だしね。
「あの、藤宮様は今も非常に危険な状態で……面会はご家族だけとさせて頂いております」
実際、看護婦さんに止められてしまった。
だが、俺が会わなきゃ意味が無いんすよ。
「僕は彼女と、特別な関係です。挨拶しないといけません!」
堂々と言ってやったね。
するとまぁ、ああこの男の子が? ミントちゃんを助けた噂のヒーロー?
そんな感じよ。
まぁ、嘘は言ってないしね。
特別な関係、奴隷です。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「死ねば良かったのに」
ミントちゃんの第一声がコレ。
パパさんが入院してるのは、大きな個室だった。
内臓が危険な状態で、いつ死んでもおかしくないらしい、持ち直したとしてもずっとチューブに繋がれての生活は確定とか。
「じゃあ、治しますか」
俺はスマホに表示された長い呪文を詠唱する。
「回復!」
それで、かなり状態は良くなった。
回復薬一つでも、治りきらない程の大怪我だったってワケ。
もう二、三回は必要だろうなぁ。気持ち悪くなるから連続使用は辛い。
「よし、その分気持ち良くして貰おう! 家族の連帯責任だよね! ミントちゃんしゃぶって!」
「死ね! カス野郎」
怒られた。理不尽だ。
そんな事をしているとパパさんが目を醒ました。
もちろん、しゃべったりは出来そうに無いが、こちらを見て泣いている。
娘の無事が嬉しいのだろう。
だが、隣には俺が居る。
パパさんの内臓をグチャグチャにした、俺が居るのだ。
「う゛ーう゛ー!」
「あー、アレは正当防衛だろ? それに殺人はお互い様だ。パパさんが殺した不良学生、名前だって解るぜ? 聞きたい?」
「うぐっ」
「おいおい、無理して喋るなよ、殺すぜ?」
困るんだよ、治しきってないし。
「なんなら、世間に言ってやってもいいぜ? 俺は殺され掛けましたってさ。娘の為にデスゲームに参加した父親から一転、悪役だ。それに、お前の娘がキラーだったってな」
俺はグイッっと、ミントちゃんの首輪を引っ張る。
「ぐっ、痛い!」
「しかも、娘をレイプしてたんだってな、評判は最悪だろうね」
「ガッ、アッ!」
パパさんがヒートアップし、血圧が跳ね上がる。
「喋るなよ、今日はお父さんにお願いがあって来たんだ」
俺は襟を正すと、パパさんの眠るベッドに向かって深々と頭を下げる。
ビシッっと、45度の角度!
緊張するって聞いていたけど、ホントだな。
「お父さんのオナホを僕に下さい!」
「死ねよカス!」
後ろでミントちゃんが短剣を取り出したのが、病室の鏡に映った。
怖いね。
だってさー、そうじゃん。
恥ずかしがるなよー。
「安心してください! 殺人犯として百人ぐらいの人間を惨殺した娘さんを僕は必ず不幸にします! 生まれて来た事後悔するぐらいにグチャグチャにします!」
「……最悪」
うーん生意気だなぁ。
≪締まれ≫
「あっぐッ!」
「はい、この首輪は迷宮産で、念じるだけで首が絞まりまーす」
「あうげ……」
「おっ? パパさん興奮してる? ソッチもいける系?」
「が、やめ、むす、めをはな……」
「苦痛だけも与えられます。ホラ!」
≪苦痛を≫
「ギャッ!」
途端に、ミントちゃんは苦しんだ。
「はい、ミントちゃん、止めて欲しかったら犬の真似して」
「ギッ! がっ、ワン! ワンワン!」
可愛い声だなー。
もう、パパさんは呆然よ。
まぁ、こんな事をしないでも、隙あらばミントちゃんをぶん殴っては回復魔法で治しているから、結構言う事聞いてくれるようになったんだけどね。
じゃあ、パパさんに躾の成果を見て貰おうかな!
俺は、ミントちゃんの頬をペチペチ叩いて、命じる。
「お座り!」
「ワン!」
「お手!」
「ワン!」
「お漏らし!」
「は?」
床にベタっと座り、惨めにお手をするミントちゃんが、最後の命令にピタリと止まった。
「聞こえなかった? お漏らし!」
「何言ってるの?」
「あっ、殴った方が良い?」
俺がギュッと拳を握ると、サァっとミントちゃんの顔から血が引いた。
「やっ! 何?」
「漏らせよ、おしっこ」
「はぁ? ホントにクズ」
半べそをかきながらも、ミントちゃんはパンツをズラして、漏らした。
「ううっ」
リノリウムの床にほかほかの液体が広がる。
「さて、調教の成果を確認して貰った所で、治すか。あ、ミントちゃんは床を掃除してね」
「クズが!」
ミントちゃんはそう言いながらもティッシュを用意しようとして……
俺は、ソレを止めた。
「いや、舐めて掃除してよ」
「は?」
「いや、ティッシュ勿体無いし、床をペロペロ舐めて掃除して」
「頭オカシイんじゃないの?」
あー、お仕置きですね。
俺はミントちゃんの髪を掴むと、おしっこが滴る床にグリグリと押し付けた。
「ヤだ、汚い!」
「えー、俺のチンコは舐めたじゃん、汚さは同じぐらいだって、ジュルジュル吸ってよ」
「やだぁ、やだよぉ」
泣きが入ってしまった。
こうなると長いんだよなぁ、苦痛を与えたり、木之瀬さんとのエッチを仄めかして、何とか嫌な事をやらせる感じになる。
「じゃあ、治しますーす。回復」
とりあえず、パパさんを回復。
「ジュル! ジュル! 殺す! 絶対に殺す! グビッ」
途中で床を舐めるミントちゃんが元気になって来たので、頭を踏んづけたりした。
そうして、回復魔法を唱えると。パパさんの体はすっかり治った。
現代の奇蹟って事になるんじゃないかね?
「キサマァ!」
当然、キレた。
だけどさ。
「チンコおっ立てながら怒っても、説得力ないですよ?」
パパさん、興奮してるのだ。
良くないよ。ソレは良くない。
「それに、ミントちゃんの意志も聞かないと」
「なんだと!」
俺はミントちゃんの髪の毛をつまみあげ、おしっこと涙でグチャグチャになった顔をパパさんに晒した。
「ほら、ミントちゃんはパパさんのオナホとして犯され続けるのと、俺の奴隷として調教されまくるの、どっちがいい?」
究極の選択ってヤツだ。
「ぐ、カスの奴隷の方が、マシ……」
「そ、そんな!」
いや、そんな! じゃないのよパパさん。
「いや違うでしょ! 篠崎様の奴隷としてみっちり躾けて頂きたいですっておねだりしてよ」
「ぐっ……篠崎様の奴隷としてみっちり躾けて頂きたいです」
涙目で宣言。
「な、なんで……そんな!」
「死ぬ程の大怪我を治せるって事実をもっと良く考えてくれよ」
今の俺は、結構ヤバい。
嘘を見破れる看破だって、あそこまで効果があるなら全然ゴミじゃ無かった。
回復魔法ともども、現代社会でヤバい武器になる可能性、かなりあるんじゃないかな?
「協力してくれたらさ、ほら、こう言うのもあるから」
「どういう……つもりだ!」
困惑するパパさんに、俺は秘蔵のビデオを見せた。
木之瀬さんと、ミントちゃんの濃厚なエッチシーンである。
「あっ、なっなんだ、コレは」
「ソレはですね……」
もうね、パパさん大興奮だよ。
本物のクズの風格を感じたね。
で、定期的にビデオを送ることで、ミントちゃんは奴隷になった。
親公認の奴隷って凄くない?
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