3-5
三津夫「もしかして、『LION』という文字を入れろっていう事ですか?」
時方「惜しい…というところかな?」
数九子「それもおかしいわ、三津夫さん。
だって、この額には、どれも平仮名一文字
しか書かれていませんもの」
三津夫「そ、そうでしたね…」
時方「そこで、ここに入る文字を考えるに
あたって、一ひねりする必要が出てくるんです」
三津夫「どうすればいいんですか?」
時方「まあ、そう焦らないで。
じっくりと、考えてみよう」
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