3-4

三津夫「二つのくぼみの間に、数字の『10』

みたいな文字が微かに書かれています。

これが、何か? 」


時方「それは、『10』では、ありません。

おそらく…」


数九子「『10』でないなら、『I(アイ)』と

『O(オー)』では、ありませんか?」


時方「その通り。三津夫君、『ライオン』という言葉と、『I』、『O』の二文字から、何か閃きませんか?」


三津夫は、しばらく考えてから言った。


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