第2話 一章

 バスを降りた二人は、綺麗なままの看板に書かれてある文字に従い学園の駐車場を抜け、校内に入っていく。駐車場の半分も車が止まっていないおかげで、移動はスムーズだ。


「大きいねえ。さすが、お金持ち学校だね」


 隣でつむぎが、おでこに手をあてながら校舎を見上げる。ちょうど、月は二人から校舎の後ろにあった。


「とりあえず、部屋まで行って休もう。俺は疲れた」


 亜蓮は、そんなつむぎに構うことなく歩みを進める。正直、ここまでの移動で十分にくたくたで早く眠りたかった。隣にいるつむぎの小さな体、そのどこに元気が余っているのだろうか。やはり、彼女は底が知れない。


「あ。ちょっと待ってよ。売店でアイスが売ってる!」


 亜蓮は、返事する気力もないほど疲れていた。けっきょく、つむぎはアイスをあきらめることになる。まあ、これから三年間はここに住むんだから、いつでも食べられる話だ。


「えっと、地図はこれか」


「えっ! ここの校舎がこんなに小さいよ。じゃあ、見えてる部分は全部が校内なのかな」


 校舎に張り付けられた地図を見ると、学園には大きく五つの建物が有る。おそらく普段の授業で使用するような校舎が学年ごとに分けられて三つ。それに理系の実習棟と書かれている建物に、部室や職員室などがある建物。二人がいるのは、部室棟の前だ。


「寮には、ここの中庭を抜けてまっすぐ歩くと行けるみたいだな」


 この五つの建物に加えて、男子寮と女子寮が一つずつ。さらにはグラウンドが芝と土が合わせて三つ。体育館に、プールも併設されている。大学ならばともかく、高校でこの規模はかなり珍しいだろう。


「ねえねえ、荷物を置いたら学校を探検しようよ!」


「今日は疲れたから、明日にしてくれ」


 つむぎに手のひらを向けて拒絶する。彼女は不満そうに頬を膨らますけれど、何も言う事は無い。そこに、一人。いや、一体が現れた。


「ヨウコソ。ナニカオテツダイデキマスデショウカ?」


「わぁ! すごくかわいい」


 二人の前に現れたのは、一体のロボットだった。白のボディーに目や口に当たる部分だけが黒い。シンプルで、まさにロボットというデザインだ。足はローラーで回転している。


「新入生なんですが、部屋に行きたいです」


 亜蓮がそう言うと、ロボットは律儀に頭を下げる。


「カシコマリマシタ。リョウマデゴアンナイシマス」


 そう言って体をくるりとまわし、校舎を抜けて中庭を進んでいく。二人は、それに続いて歩いていく。


「イマカラリョウノマエマデゴアンナイシマス。リョウニツイタライッカイニアルリョウチョウシツニイッテ、ガクセイショウヲテイジシテクダサイ。ソウスレバヘヤノカギトナフダヲモラエルハズデス」


「ひとつ、聞きたいことがあるんだけど、いいか?」


 亜蓮は、わざわざ聞く必要のない質問を挟んだ。別に、ロボットはこちらが質問す

ればなんでも返事してくれるだろう。


「ドウゾ」


「どうして、ここに来てから一人の人間も見ていない?」


 不思議と、校舎内には人影が見当たらない。確かに明日から授業が始まるため、必然的に今日は休みなことはわかる。だが、それにしても人がいない。中庭からは全部の校舎が見渡せるが、廊下を歩く人どころか明かりのついている教室すらも見当たらない。


 建物が清潔に保たれているのでより俗世から離れたような、一言でまとめるなら恐怖を感じる。なんだか、上手く言えないけれどここだけ温度が低い。


 しかし、ロボットは何も迷うことなく、すぐに答えを返してきた。


「キョウハオヤスミデスカラネ。リョウニハドウキュウセイノカタモイラッシャイマスカラ、サビシクナイデスヨ」


 その言葉も、ひどく冷たく感じた。


「サテ、ミギニミエルノガダンシリョウ、ヒダリガジョシリョウデス。ココカラハアンナイガデキマセン。ホンジツハゴリヨウアリガトウゴザイマシタ」


 ロボットがそう言って頭を下げた。つむぎはその頭に手をあてる。


「お利口さんだね。よしよし」


 ロボットが、笑顔になる。どうやら、つむぎは亜蓮よりもよっぽど状況に適応する能力が高い。まあ、わかっていたことだ。ロボットがターンして姿が見えなくなったところで、亜蓮もその場を後にしようと男子寮のほうへと体を向ける。


「じゃ、またね」


 つむぎがこちらに向かって手を振る。亜蓮は、素直に別れの挨拶をするか迷った。しかし、そのことを言うのははばかられた。


「うん、また明日」


 後ろは振り返っていないけど、スーツケースを転がす音が聞こえてこなかった。

 

 寮の入り口にある自動ドアを抜けると、ちょうど右手側に寮長室と書かれてある部屋があるのが目に入った。亜蓮は、ロボットの指示に従ってドアをノックする。


「どうぞ~」


 炭酸の抜けたコーラみたいに気の抜けた声で中から返事があった。


「失礼します」


 その部屋にいたのは、おそらく年齢は二十代後半。髪は長く伸ばしているけれども、特に手入れされている様子はない。たぶん、おしゃれとかより髪を切るのが面倒だからという理由なんだろう。


「まあ、座って。それと、学生証を見せてもらえる?」


 彼が椅子から立ち上がる。背が高い。町でもここまで高い人は見たことがないくらいに。おそらく百九十は超えている。さらに猫背で声も低くて小さいから、変に威圧感を感じる。


 亜蓮が入学案内と共に郵送されてきた学生証を机の上に置くと、彼はそれをさっと見てから部屋の奥にある引き出しに手をかけた。


「えっと、新入生のカードキーはここにいれてたんだけど。ああ、あった」


 彼はどうやら、亜蓮がいることをまったく気にしていないらしい。まあ、そっちの方が亜蓮も気が楽ではあるけれども。


「はい、これが部屋に入るためのカードキー。それに、これが名札。名札を入れる欄がドアのところにあるから、気が向いたらつけておいてね」


 机に置かれたのは、電子チップの埋め込まれたカードと一枚の紙でできた札。そこには、フルネームで亜蓮の名前が書かれている。


「ありがとうございます」


「それと、これも。寮生活の指針っていう学校が発行している冊子。まあ、最後のページには緊急連絡先が書いてあるからそこだけ破って保管しておいてくれたらいいよ」


 亜蓮は受け取った冊子をパラパラとめくる。まあ、名前から想像する通りに修学旅行のしおりとかそのレベルの注意書きが羅列されてあるだけだ。夜は騒がないとか、室内での基本的なマナーをわざわざ注釈を添えてわかりにくくしている。


「これで、全員が入寮したかな。よし、今日はもう閉めよう。悪いんだけど、部屋を出るときにこの鍵で外から施錠しておいてくれない? 寮生の部屋はオートロックに対応しているのに、この部屋だけは手動なんだ」


「でも、この鍵はどうすればいいんですか?」


 急にぽんと鍵を渡されても、困るだけだ。


「部屋の外に銀色のポストがあるから、そこに放り込んでおいてよ。システムとしては新聞受けと一緒だから、内側から取り出せる」


「わかりました。じゃあ、失礼します」


 本当は納得していないけれど、まあ、彼がいいというのならそうなのだろう。何かが起こってもこちらが責任を感じるようなことじゃない。ドアを閉める前、最後に部屋の内側を向いて挨拶しようとするころには、彼はすでにアイマスクを装着してソファーで眠っていた。


 ちょうどやってきたエレベーターに乗って五階へと向かう。エレベーターの壁は透明になっているから、外の景色が良く見えた。山の中で何も明かりがないけれど、これが朝の投稿する時間帯ならば朝日に照らされた山の緑がよく映えるのだろう。


 遠く、視界の端で大きな光がともった気がしたけれど、職員の誰かだろう。


「えっと、五の八は……ここか」


 もらったカードキーを使って、部屋のドアを開く。静かにドアが自動でスライドし、部屋の中が見えた。白を基調としたつくりの部屋で、奥からはテレビの音声が聞こえる。


「ん? 誰か来たのか」


 ちょうどそのテレビがある部屋にいる一人が気づいたのか、体を後ろへ傾けてこちらを見た。目が合って、思わず会釈する。顔を上げた時には、彼は笑っていた。


「ほら、こっちこいよ」


 そう言って手招きされて、亜蓮はなんとか最後の力を振り絞って座敷の方へと向かう。どうやら、亜蓮以外の三人はすでに到着して、荷物の片付けまでを終えているみたいだ。隣にある寝室はしっかりと整理整頓が終わっている。


 とりあえずスーツケースを寝室に置いて、座敷に腰を落ち着けた。壁に備え付けられたテレビではプロ野球が放送されている。亜蓮は詳しくないが、時間で言えばこれから中盤くらいだろうか。後攻のチームが二点をリードしていた。


「お疲れ。とりあえず、ご飯が食堂で配られているからもらってくるよ。アレルギーとかは無いかな?」


 座敷の奥。窓の方に座っていた優しそうな彼が声をかけてくれた。


「うん、特には。お腹がすいているから多めにもらってきてくれると嬉しい」


 そう言うと、彼は笑って頷く。そのままスムーズに部屋を出ていった。


「ま、ゆっくり水でも飲んで待っていればいい。今日のメニューはカレーだ」


 その言葉通り、カレーをもらいに行った彼は五分もしないうちに戻ってきた。ここまでの行動から察すると、既に三人の間ではそれなりに関係性が出来上がっており、なおかつ彼がいわゆるリーダーのような立ち位置にあるようだ。


 亜蓮がそんな彼の顔を見ながら、いや顔色を窺いながらカレーを食べていると、彼は何かを察したような表情になった。そして、ゆっくりと話し始める。


「そういえば、自己紹介がまだだったね。カレーを食べながらゆっくり聞いてくれたらいいよ。僕の名前は青山昇。好きなものはサッカーかな。特に自己紹介で話すことも思いつかないけど、ここに来たのは僕が最初だから、なんでも聞いてくれ」


 彼の声は、すごく通って聞きやすかった。背も高くなければ、特にガタイが大きいわけでもない。失礼な話かもしれないが、サッカーをやっていそうな見た目だった。そのおかげで、かなり亜蓮の心は開きやすかった。


「じゃ、次は」


 彼がそう言うと、残りの二人もそれぞれ話し始める。


「俺は赤城雄星。好きなものは野球とゲームか。よろしく」


 一方の彼は、熱血漢というような見たい目をしている。肌も少し浅黒いのが健康的に見えるし、なによりも坊主頭であることが野球好きであることをスムーズに受け入れられた。


「俺は藤川剛。好きなものは筋トレだ。よろしくな」


 そう言って握手を求めて来る彼の手は、亜蓮よりも一回りほど大きい。ガタイも高校一年生とは思えないほどで、彼よりも大きい体をしている人で亜蓮が知っているのは、中学時代にラグビーの顧問をしていた体育教師くらいだろう。

この自己紹介だけでも、ある程度お互いの人となりが分かった気がする。


 青山は真面目な委員長タイプで、赤木はぶっきらぼうな奴で、藤川は大雑把な奴だ。これだけの情報で分かるような単純さではないだろうが、第一印象はそこまで間違っていないだろう。


 三人の視線に促されるように、亜蓮も自己紹介を始める。


「俺は山下亜蓮。好きなものは……難しいな」


「別に気負わなくてもいいよ」


 青山が気を使って声をかけてくれた。


「じゃあ、トランプゲームかな」


 これは嘘ではない。子供の頃、それこそ『おもちゃばこ』にいた時には、よく雪奈が二階にある自室からトランプを持ってきて、奥の座敷でつむぎも含めた三人で遊んだものだ。景品は十円のガムだったけれど、それでも熱中できた。


 小学校低学年の頃はババ抜きや神経衰弱。高学年にもなるとポーカーやブラックジャックなどのカジノゲームも教えてもらった。そのおかげでほとんどのトランプゲームはローカルルールも含めて知っている。数少ない自慢の一つだ。


「まあ、これから三年間よろしくな」


 この寮の部屋の組み合わせは、クラスごとに分かれている事は亜蓮も知っている。

また、在学中に成績以外の理由ではクラス替えといったことが無いことも。   


 亜蓮を含めた四人はこれから三年間同じクラスの仲間として過ごす可能性が、ものすごく高いということだ。そんなやつらの中に、気が合わなそうな奴や、嫌みな奴がいたらどうしようかと思っていたが、杞憂に終わったようで良かった。全員が根はいいやつなんだろうなということが、どことなく雰囲気で分かる。


 カレーはレトルトで特に美味しいわけではなかったが、四人で話しながら食べていると、いつの間にか食べ終えていた。皿はどうやら、食堂に戻しに行けばいいらしい。そのタイミング話すことも尽きたのか、自然とそれぞれが風呂に入ったり明日の準備を始めたりと各々の行動を始めた。


 部屋を出て廊下を歩く。さっきは重い荷物を持っていたせいであまり視界の情報が入ってこなかったけれど、廊下も非常にきれいだ。いったい、誰が掃除しているのだろう。埃や塵が一つも見当たらなくて、なんだかかえっていごこちが悪い。


 そんな感想は贅沢だとわかってはいるけれども、軽いホームシックのせいだろうか。


 窓の外には暗闇に沈む森と、所々に明かりの灯った校舎が見える。校舎も同じよう

に白く、壁が日焼けしている後もない。こういう場所にはたいていが定礎、何年に建てられたかというものが記された岩が校門近くに置かれているのだが、見た限りではそれが無かった。


「まあ、再開発もつい最近だからなあ」


 再開発というワードが騒がれるようになったのは、亜蓮が生まれるよりも後だった。詳しい工期などは判明していないが、間違いなく築十五年以内である。

この学園のある場所、つまり亜蓮たちが今いるこの場所は元々、ただの田舎町だった。近くには日本で最も大きいとされるダムがあり、登山客たちもある程度はいたらしいのだが、時代の流れに沿って衰退し、過疎化が起こっていた。


 そこに目をつけた『宍戸不動産』が、一帯の土地を買い占め山の中に学園都市を作ることプロジェクトを始めた。もちろん、そこには何枚もの企業が噛んでいる。

そのプロジェクトによって生まれたのが、この私立帝国学園である。


 この学校の特殊な点は、創設までの経緯ではなく入試形態にある。入試は一般的な高校のように受験料を支払い、試験を受けて、合格通知を待つようなものではない。中学三年生の十二月までに合格通知書が届き、その通知に従って入学するかどうかは生徒側の判断による。つまりは選ばれた生徒のみが入学でき、そのうえで選ばれた生徒には選択肢が与えられる。普通に受験して高校に進学するか、帝国学園に入学するかだ。


 しかし、相当な理由がない限りこの合格通知書を破棄するバカはいない。もちろん、受験勉強の必要がない事や、結果を先に知ることができるというのも大きなメリットなのだが、帝国学園に入学する最も大きなメリットは、企業の内定がとりやすい事だ。

 この帝国学園は日本の十大企業がお金を出し合い、創設された。企業のサポートあっての学校だ。そのため、学園内の設備が充実しているのは勿論の事、過去の卒業生の就職先の約九割以上がその企業及びに関連グループ内の子会社となっている。

 その企業の面々もそうそうたるもので、日本最大の不動産会社、広告代理店、自動車メーカー、家電メーカーなどだ。その子会社も含めれば、就職先の選択肢は優に百を超える。この美味しい条件を逃すバカなんていない。実質的には生徒側に選択肢なんてものは与えられていない。


 噂によると、政府や日本銀行などの国家組織が関与している部分もあるらしい。


 つまりは同じ部屋の三人も、これから出会うであろうクラスメイトや先輩たちも、この帝国学園に選ばれた人達だ。選考基準は知らされてはいないが、ネットの噂では抽選らしい。 


 なぜ抽選だなんてそんな噂が立ったかというと、帝国学園に進学した人達の学業成績や、運動の業績、その他の活動など、普通の高校や大学が評価のポイントにいれるはずの項目に全く偏りがなかったからだ。成績も偏差値七十を超える人もいれば、まともに中学時代の授業に出席せずに、成績をつけることすら難しいような問題児もいる。運動やその他の活動に関しては、経験がない人の方が若干多いくらいだ。


 この情報量の少なさも、帝国学園の異様さを表している。


 ホームページなどは作られておらず、何の部活があるのか、どういった外観なのかさえもわからない。衛星写真もその部分だけが、まるで世界から切り取られたかのように真っ白である。卒業生たちも帝国学園に関する事を一切話さず、テレビでの報道もほとんどされていない。


 唯一の手がかりだと思われた、合格通知書の宛名には、『冬雅崎則藤町三丁目十五番帝国学園』とだけ書かれていた。当然、このような地名は日本どころか世界中になく、歴史をさかのぼってもそのような地名が存在したことは無いらしい。


 いかにも厨二病心をくすぐるような設定だ。


 しかし、入学してしまったからには基本的にはこの学園で三年間頑張らないといけない。既に配られている授業スケジュールには、普通の高校と特に違いは無い。少し体育や技術家庭科などの副教科の授業が多いように見えるが、それらは生徒達にとってはありがたい事なので、特に文句も出ない。


 そんなことを考えながら歩いている亜蓮の隣を、掃除ロボットが通り抜けていった。


 そこから部屋に戻った亜蓮は、三人から部屋のルールなどを教えてもらった。シャワーの使い方や、インターネットのつなぎ方。ちなみに、校内は全面が無線完備の状態だ。これも、企業に日本最大の携帯会社『久慈迫モバイル』が名を連ねている影響だろう。


「あと、買い物は基本的に通販で部屋の前に置かれているらしい。これが専用のページだから、ログインしておいてくれ。学籍番号は、名札の裏に書いてある」


 亜蓮はつい今まで忘れていた名札を裏返すと、そこには八個の数字が羅列されていた。


「ありがとう。助かるよ」


 それから亜蓮たちは、順番に風呂に入り、少し早いがベッドに入ることにした。

亜蓮は体がかなり疲れていたようで、ベッドに入った後はすぐに眠ってしまった。

明日の集合は朝の九時で、部屋全体のルールで八時にアラームが鳴るらしい。一時間もあれば、とりあえず必要な荷物の準備はできるだろう。少しの不安を覚えなかったわけではないが、結局のところは眠気に勝てなかった。

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