第7話

「ん……」

「架純!?目を覚ましたのね!!」

そこにはお母さんがいた。上を見るとそこは病院の天井だった。

「架純!!お前……!よかった……」

お父さんは泣きながら私の元へ来た。私たちは泣きながら抱き合った。




















私は植物状態だったらしい。原因不明でただみんなは私が目を覚ますのを待っていたらしい。そして私の病気の線維筋痛症もいつの間にか治っていると言われた。だけどなぜだろう?なにかが足りない……なぜか切なくなる、そんな気持ちだった。私は家に帰り部屋を見る。私の机には1冊のノートがあった。それを開こうとしたときお母さんが私の部屋の扉を開き

「あ!ごめんね、そのノートお母さんのものなの!」

「あ、そうなんだ!はいはい」

私はそのノートをお母さんに渡す。でもなぜ?

なぜか大切なものを奪われた気分。

「えー、ここはこの式に合わせて……」

大学で授業を受けているときもそう。私っていつも1人だったけ……?私は無意識に斜め前を見る。そこの席は空席だった。だけどなぜだろう?そこには誰かが座っていた気がするのに。

私はいつもどうり部活に行く。バスケは楽しいのになぜかやりがいが感じられない。

家に帰りお母さんは実家に戻ったため1人暮らしがまた始まった。

「あれ……?」

机には1冊のノートが置かれていた。それはお母さんのノートだった。相変わらずお転婆なんだから……と思いながらとノートをスマホで撮り連絡を入れようとしたらはずみでノートを落としてしまった。少しだけ内容を見るのも悪くないかな……?私はおそるおそるノートを開く。














「うそでしょ……!?」













なんと私の脳にはある人の脳が移植されていることがわかった















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