第2話 新しいおもちゃ
「ねえ、遊ばせて」
そいつは、こそこそとやって来た。
「うん? 一人か? あいつは?」
「しっ、ゆーちゃんに知られると怒られるから」
そう言って、眉がへにょっとなる。
中学校二年にしては、幼い感じ。
「よくわからんが、良いよ」
そう言って家に上げた。
こいつもあの団地の住人。
はしゃぎながらゲームをやっているのに、他の女と違い警戒心がない。
俺が触っても嫌らないし、気持ち悪がらない。
そうなんだよ、俺の顔は皆の趣味からちょっとだけ外れているらしくて、女どもは嫌がるんだよ。
俺はポータブルでゲームをしていたが、彼女の短いスカートを見ていて色んなことを思い出す。
そう連んでる連中、その先輩が言っていたこと……
女とやると気持ちがいい。
股に出っ張りがあって……
口で……
『ああ、こいつと…… 最高だぜ』
そう言って、横の彼女といちゃついていた。
女の子のほうも、「バカそんなこと言わないでよ」などと言いながら、まんざらでもなさそうだった。
ただまあ、やることをすれば、子どもが出来るというのは知っている。
「なあ、スカートめくれているぞ」
「あっごめん」
そう言って彼女は、確認もせずに適当に直してまたゲーム。
「ねえ、これってお店を広げるのはどうやってやるの?」
「うん? ああ、もっとお金を増やすんだよ。売れる商品を仕入れてバンバン売って…… もっと品物を考えて……」
「わかんない……」
そう言って、彼女は泣きそうになる。
「ちょっとだけ増やしてやる」
そう言って、コントローラーを取り上げる。
横で、クッキーをかじりながら、じっと見ている。
そのもぐもぐとする口元を見ると、なぜだかゾクッとする。
「ほら、花とかじゃなく絶対必要な食料品とかを仕入れれば、見てみろ皆買うんだよ」
「へーすごい」
こいつバカじゃね?
ふとそう思った。
「なあ、またパンツ見えてるぞ」
「うん? 別に良いよ。見たいの?」
「うーん。ああ見せろよ」
勇気を出して言ってみる。
「はい」
そう言って彼女は自ら、スカートを捲る、それも躊躇なく。
「恥ずかしくないのか?」
「知らない人だと嫌だけど、べつに。もうお友達でしょ」
そんな感じで驚く。
クラスの女など、俺が近くにいるだけで逃げていく。
妊娠するから、近寄るなとまで、言われたことがある。
「店をおっきくしてやるから、もう少し見せて」
「えー、うんまあ、それなら」
そう言って、ぴらっと。
すると、俺の体が反応をする。
「中は駄目?」
「うーん? そんな物見たいの?」
「うん、見たい」
そう言うと流石に、彼女は悩み出す……
駄目なのか? そう思っていたら、斜め上の回答。
「ゆーちゃんには黙っていてね。叱られるから」
叱られる?
「ゆーちゃんて、寛太だろ。許嫁とかそんなのなのか?」
「許嫁? そんなのじゃ無くって、お兄ちゃん的な感じ。家のお母さんから私のことを見ておけって言われてるって」
ちょっと嫌そうな顔。
「好きとか、そんなのじゃ無いのか?」
「うん? 好きだよ。叱られると嫌だけど」
そう言って、今度は照れたような嬉しそうな顔。
その顔を見て、なんか、ぶちってきた。
寛太のくせに、こんなかわいい子……
「黙っているから、見せて」
「あっうん」
そう言って躊躇なく脱ぐ。
これは母親が悪い。
「こんなもの、見せてなんぼだ。恥ずかしがるのは一回か二度目まで、それ以上は鬱陶しがられるだけだからね」
そう第二次成長期の始まった初期、胸とかが変化をしてきて、急に色々なことが恥ずかしくなった。
だけど母親は、なんで恥ずかしいのさ。減るもんじゃナシ。そんな教育をした。
ゆーちゃんには、最近でも裸を見られているし。
皆ほど抵抗はない。
「おおっ、聞いたとおりだ」
「うん? 何か変?」
「いや…… よくわかんない」
そこで勢いがつき、馬鹿なことを言ってみる。
「俺のも見せるから、なんなら咥えて」
先輩が言っていた、気持ちがいいという行為。
「えー、咥えるの? そこっておしっこするところでしょう?」
「皆するみたいだぞ。普通だ普通。ゆーちゃんには内緒だけど、練習をしておくと喜ぶかもな」
もう破れかぶれ、適当なことを言って見る。
「喜ぶ?」
「そういえば、お母さんが言っていたあれかな。男をくわえ込んでどうとか? お金を貰ってとかなんとか?」
「よく分からないけど、ほら」
「こう?」
意外とかっぷりと……
「あっ噛まないで」
「ふぐっ」
あっこれほんと、暖かくて、気持ちいい。
自分でするのと違う。
つい彼女の頭を抑えて前後する。
ふぐふぐ言っているけれど、止まらない。
慣れていないし、すぐに彼女の中で果てる……
「んんんっ」
そこで、さらにいたずら。
口を押さえてオロオロしている彼女。
見えている股間へ、手を伸ばし、出っ張りを刺激する。
「んんんーっ。んんっ」
徐々に下からなんか出てきた。
それで濡らしてさらに、刺激。
感念をして、飲んだようだ。
「それだめ」
「駄目なのか? 気持ち良いだろ」
「良いけど、暑くなってきた」
当然やめない。
すると、また大きくなる。
彼女とお互いに舐めだす……
「内緒だからね」
「うん。お店をおっきくしておいてね」
そう言って、そそくさと彼女は帰った。
「気持ちいいから、お互いにならまたしても良いよ」
彼女は、そう言った。
だけど後日、寛太にバレて俺は殴られた。
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