私の最初に見た西郷の記録
前回で述べた遠島が今の歴史観では最初の遠島となっていますが、私が最初に西郷隆盛の人物伝を読んだときには、その前の恐らく、江戸に行く前に遠島にあったというのを記憶しています。それも禁漁区での密猟というとてもしょぼい理由でした。
この話がなぜ作者が書いたのかが知りませんが、他の作者の信長の本能寺の変の時に、「おのう」という女性の戦死者があったことと、濃の方をむすびつけたのだろうというものだったので、これにも元ネタがあるのでしょう。(元ネタは山岡祖八氏の『織田信長』だとおもわれる。)
問題は1862年まで西郷は島で暮らし、その後、島津藩内の過激派と穏健派の対立である「寺田屋事件(坂本龍馬と違う方の)直前に一度、戻ってくるのですが、その直後にほとんど何もしないまま再度の遠島になります。
問題は何を働いたかわからないのですが「
そこで1864年まで過ごし、その後は本土に戻っています。よくよく考えると、西郷のいないときはほとんどが、島暮らしであり、本当に本土の人間だったのかわからないくらいに島暮らしの期間が長いです。
明治以降も10年の間の半分以上は鹿児島で暮らしています。この人物は本当に何なのでしょう?まるで必要以外の時間には存在しない人間にしかやはり見えない人物になっています。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます